ペンギンラッシュのパンクな精神性とは? “ジャジーでおしゃれ”に問う一粒の違和感
名古屋出身の男女混成4人組バンド、ペンギンラッシュ。ジャズやファンクの要素を持ちつつ、ポップスとしての親しみやすい聴感も持つ。さらに最も特徴的なのは、ボーカル・望世(みよ)の、現代を生きる中で感じる個人としての違和感を表現した歌詞だ。既に2作のアルバムをインディーズリリースし、単なる心地よいグルーヴとして聴き流せないファンを獲得している彼らが、9月2日リリースの3rdアルバム『皆空色』₍かいくうしき₎ でメジャーデビュー。新作ではヒップホップやエレクトロニックの要素も昇華し、よりジャンルやトレンドで語ることがナンセンスに感じられる今、バンドの心臓部を担う望世と真結(Key)に結成の経緯からこのバンドの向かう先を聞いてみた。