クレナズム・萌映が轟音の果てにつかんだポップネス『eyes on you』を語る――「痛みを知っている人に寄り添えるように」
2018年に福岡を拠点に活動を開始以来、轟音の渦中に漂うはかない歌声と美しいメロディの総攻撃でシーンを侵食するクレナズムの音楽は、最新作となる3rdミニアルバム『eyes on you』で一気に進化を遂げた。乱反射するようにきらめくギターで幕を開け、バンドの持ち味であるシューゲイザーの範疇を軽やかに超えてみせる強靭なポップネスを備えた全6曲23分は、底知れぬ才能と可能性をフルドライブさせるかのように高らかに鳴り響いている。萌映(Vo.Gt)がその音楽的な目覚めから、メンバーとの出会いやルーツ、クレナズムの内部構造や『eyes on you』の制作秘話etcまで……福岡発シューゲイザー経由のポップミュージックの未来を語ってくれた。