Crack6のライブレポートが到着。ここは輝く自分にしてゆく最高の音楽のクリニックだ。
通販限定で販売した最新シングル「Break The Darkness」を手に、Crack6が今年最初のワンマン公演「【Streaming+】Break The Darkness ~Mr.CANDY RETURNS~を、3月12日(金)にTSUTAYA O-WESTで有観客/ライブ配信スタイルで行なった。ここへ、当日の模様をお伝えしたい。
場内に鳴り響く「Break The Darkness(SE ver.)」に乗せ、メンバーたちがゆっくりと舞台に姿を現した。JIRO6のドラムカウントを合図に、MSTRが重い歪みを上げたギターの音を鳴り響かせるや、「何時だってロックの衝動が最高の興奮を作り上げるんだ」と心で叫ぶように、楽曲は激しくドライブするロックンロールナンバー「Set Me Free」へ姿を変えた。挑発どころじゃない、「この一撃にお前らも乗っかってこいよ!!」と煽るようにMSTRとメンバーたちは歌と演奏を突きつけていた。ヤバいね、最初から彼らアクセル全開じゃないか。
早くも理性なんて言葉は、一瞬にして消えてしまったようだ。挑発どころじゃない、超絶攻撃的なロックナンバー「破壊不可能」をぶつけ、Crack6は満員の観客たちの心を螺子の壊れた人形に変えていった。身体の制御が効かないどころか、理性を押さえつけようなんて意識がとっくに消え去った。誰もが、思いきり拳を突き上げ、熱い手拍子をぶつけ、Crack6と一緒に自由を謳歌していた。自分たちを縛りつける制限って何だ?破壊的なロックの衝動を前にしたら、世の中が突きつけたルールという鎖なんてすぐに切れてしまう。それをCrack6が、早くも示していた。
僕らは、このまま心の自由という新世界へ突き進むだけだ。雄々しい姿でCrack6は「シンセカイ」を歌い奏で、抑圧された現実を激烈なロックサウンドで思いきり蹴飛ばしていった。今宵のCrack6、最初からかなり攻めた姿で観客たちを狂わせてゆく。