取材:高橋美穂

今を全力で生きれば、絶対に先につなが

まず、この楽曲は“LONG SHOT PARTY流の人生の応援歌”ということですが、なぜ応援歌を作ろうと思ったのですか?

sasaji
最近思うんですけど、好きな音楽やってて、応援してくれるファンもいて、お金出してくれる人間もいて、チームの仲間がアドバイスくれて、いろんな人と進んでる感があるんです。そこで、俺たち応援されてるんだなって思えて。前作の「distance」もそういう感じなんですけど、それをより押し広げた感じで、応援してくれることに対して、“分かったよ、俺らも応援するぜ”と。俺も頑張るからお前も頑張れよって言いたいなと思ったのが、まず第一です。あと、特にこれは、自分も昔そうだったんですけど、明確な目標を持てない人間に対して歌ってるんですね。俺、高校時代なんて何になりたいとか思ってなかったんですよ。だから、日々遊ぶしかない。そんな中でも不安になる時期があると思うんですよね、このまま行ったらどうなるんだろうって。だけど、どんな未来が待ってるにせよ、今この瞬間って絶対に未来につながってるわけじゃないですか。“この先これをやりたいわけじゃないから、別に今さぼっててもいいんだ”って思っちゃいがちなんですけど、そうじゃなくて、今を全力で生きていく人間は、どういう形であれ絶対に先につながっていくんじゃねぇかなって思いがあって。それがほんとの意味で“マイウェイ”という自分の行く道なんじゃないかなって思うんですよね。

前作「distance」でも思ったのですが、歌を聴かせるアレンジになってますよね。以前は、個性的なメンバーの音が雪崩れのように押し寄せてくる感じでしたけど。

kj
そうですね。

それはそれで良かったけど、今は出るとこが出て、引っ込むところが引っ込むっていうことが明確になってますよね。

sasaji
大人になったんじゃないですかね(笑)。最近特にそうなんですけど、どいつもこいつも俺を立てようとするんです。アレンジも、歌が頭ひとつ抜け出るような方法を考えたりとか。
kj
メンバーみんなバラバラなんですけど、共通のところをつなぎ合わせると、こういう曲調になるんじゃないかな。
sasaji
いろんなことやってる割には3分半でおさまってるしね。

また、前作に引き続きプロデューサーは玉井健二さんですが、どんなやり取りをしていったのですか?

sasaji
僕らの良さを引き出しつつ、どうやったら世間様に届くかというコツとかを教えてもらってますね。バンドってみんなクリエイティヴな人間で、我が強いじゃないですか。自分らが生み出したものが全てで、それをカッコいいと思ってる。だけど、前々から思ってたんですよ、一歩引いて、客観的にそれを見てくれる人が欲しいと。実際にそのカッコいい曲を世の中の人がどう思うかっていうところで。今までは、自分らが好きな音を鳴らして、自分らが楽しければそれで良くて、それを一部の人間が喜んでくれて、そういう人のために歌ってたんですけど、それをやるんだったらスタジオでいいじゃないですか。だけど、いろんな人を巻き込んで、ミュージシャンとしてやっていくってなった時に、成果が出てなんぼだって部分もあると思うんですよ。僕はメジャーってそういうもんだと思うんです。

なるほど。今年はすでにシングル2枚立て続けにリリースしてますけど、今後もぶっ飛ばしていきますか?

sasaji
はい。みんなに喜んでもらいたいですからね。

じゃあ、今一番考えてるのはそこですか?

sasaji
はい。そのことしか考えてないですね(笑)。
LONG SHOT PARTY プロフィール

98年に仙台でバンド活動を開始。sasaji(vo)、ken iikawa(tru)、kj (sax)、秀一(g)、SAITARO(b)、P×O×N(dr)による6人編成のロック・バンド、LONG SHOT PARTY。

前向きな歌詞とサウンドが特徴の“パーティー・ロック”を掲げ、メロディックなヴォーカル・ラインに、様々なアレンジ・卓越したテクニックで数々の楽曲を世に送り出している。08年1月には<DefSTAR RECORDS>より、東京系アニメ『NARUTO疾風伝』オープニング・テーマに抜擢されたシングル「distance」でメジャー・デビュー。

また、毎年全国各地を廻るライヴ・バンドとしても定評があり、その圧倒的なライヴ・パフォーマンスは他の追随を許さない。インディーズを中心に活動を続け、その経験が裏づけする卓越したパフォーマンス力を持つ彼らは、老若男女問わず、観るもの全てを元気づけてくれる。LONG SHOT PARTY Official Website
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公式サイト(レーベル)
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OKMusic編集部

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