取材:フジジュン

他にないであろう、今しかできない俺ら
らしい曲

まずはメジャーデビュー作でもあるシングル「Signal 004」以前から、今作に至るまでの経緯を聞かせてください。

ANZAI
06年12月にリリースしたアルバム『Me and Your Borderline』あたりから、ライヴと音源がリンクできるようになったというか、ライヴからの流れで音源を作れるようになって。あのアルバムが僕らの核になったし、ライヴバンドでやっていくという覚悟の表れの一枚になったと思うんです。その後、ツアーで手応えを感じて、バンドもひとつになった感もあったところで縁あってメジャーに来て、一発目で「Signal 004」を出して、今作に至るんですけど。今は流れとしてアッパーな曲をガシガシ出していくというか、ライヴ映えするようなエキサイティングな曲を間髪入れずに出していこうぜっていう気持ちですね。

「Always in My Heart」も延長上にあると。今、かなり高いモチベーションで作品に挑めている感じですよね。

ANZAI
そうですね。ライヴが一番面白いってところで、今やることはひとつというか。ライヴで会場を一体にするために、こういう曲を作ろうということで考えも一致してるし。
MATSUMURA
そこで音源に対しても、まだ新しい物を取り入れたいという気持ちや新しいことに挑戦したいって気持ちが消えていないし。ライヴのために曲を作るという当たり前のことをやれる環境が整ったことで、4人のベクトルが同じ方向に向かえている感じがしますね。

今回、楽曲やサウンド面からは細部に至るまでのこだわりを感じたり、より研ぎ澄まされた印象も受けながら、楽曲からは飛び込んでくるようなキャッチーさも感じました。

ANZAI
ギターの音色ひとつにしても、いろいろ試しながらやっているし、メロディーも絶対に譲れない部分があって。その辺がキャッチーさにつながるのかもしれないですね。

カップリングの「片膝の汚れ」ができた経緯は?

MATSUMURA
この曲は最近、BAD RELIGIONとかPENNYWISEとかを改めて聴いていて、そこから生まれたんです。90年代メロコアって俺らの中で揺ぎない太い軸としてあって。今まではあまりそういう曲をやらなかったんですけど、今回はサラッとやれちゃった感じですね。そこでやっぱり英詞でなく日本語詞がしっくりきたし、結成当初のメロコアのスキルしかなかった時にはできなかった歌やメロディーがあるし。単純に90年代メロコアのフォロアー的な曲じゃなくて、これまで俺らが何年間かやってきたことを俺らなりに解釈してできたのがこの曲だと思うんです。他にこういうことをやっている奴はいないであろう、今でしかできない俺ららしい曲ができたって自覚はあります。

歌詞もこれまでの人生経験を踏まえて、挫折や絶望も受け入れた上での応援ソングというか。今でしか書けない深みのある内容になっているからこそ共感できます。

MATSUMURA
そう感じてもらえるとうれしいです。サラッと聴いてもらっても全然いいんですが、悩んでいる人が感情移入して、深く掘り下げて聴いてくれてもうれしいですね。

アニメ「RD洗脳調査室」のエンディングテーマでもありますが、ヘヴィなロック感を損なわず、お茶の間にも届くポップ性も持った曲になりましたね。

ANZAI
いいですね、お茶の間(笑)。深夜、TVを見ていた若い子が引っ掛かってくれたりしたらうれしいですね。
LAST ALLIANCE プロフィール

02年結成。ANZAI(vo&g)、MATSUMURA(vo&b)、SHINGO CHANCE!(g)、HIROSHI(dr)の4人から成るスピリチュアル・ロック・バンド、LAST ALLIANCE。スピリチュアルなヴォ−カルが交錯するツイン・ヴォーカルという独特なバンド編成もさることながら、エモーショナルかつメロディアスな楽曲の中に、異質なまでのポピュラリティを見出したメロディ、叙情的でメッセージ性の強い歌詞で卓越したアーティスト性を放つ。

インディーズ・シーンでの活動を経て、07年11月に<VAP>より6thシングル「Signal 004」でメジャー・デビュー。その後もコンスタントにシングル&アルバムをリリース、近年では、日本最大の邦楽フェス『ROCK IN JAPAN FES.』や10-FEET主催の『京都大作戦』に出演するなど、圧巻のパフォーマンスで数々のライヴハウスを熱狂させており、ロック・シーンでは今最もブレイクに近いアーティストとして周囲の期待を集めている。そして10年10月にはフル・アルバム『Keep on smashing blue,』をリリース。LAST ALLIANCE Official Website
オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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