L→R 武瑠(Vo)、masato(Gu)、shinpei(Dr)、Chiyu(Ba)、yuji(Gu)

L→R 武瑠(Vo)、masato(Gu)、shinpei(Dr)、Chiyu(Ba)、yuji(Gu)

“SHUT UP”(黙れ)のスラングである“SHUDDUP”をタイトルに掲げた2ndミニアルバム。必要悪やストレスなどといったネガティブなものがテーマとしてあるのだが、それをSuGらしくポジティブに昇華し、さらに“極悪”に振り切った作品となっている。
取材:山本弘子

2ndミニアルバム『SHUDDUP』はSuGらしいポップさもありつつ尖っていて、ストリート感もあって初期のSuGに通じているところもありますね。よりオルタナティブにタフなった今の5人がやるとこうなるみたいな。そんな今作は1stミニアルバム『VIRGIN』と対になっている作品だとか。

武瑠
先に極悪SuGと極彩SuGをコンセプトにしたツアーが決まっていて、そこから考えたんですよ。どっちのSuGが盛り上がるか対決する“VersuS”ライヴなので、『VIRGIN』の頭文字が“V”だから“S”を頭文字にして、“SHUDDUP”をタイトルにした極悪なアルバムを作ってみようと(笑)。

“アンチテーゼ”や“アナーキズム”がコンセプトということですが、今の時代にこの言葉を持ってきた意図は?

武瑠
ストレスとかムカつくことっていう、必要悪みたいなマイナスなものをキャッチーなものに落とし込みたいなと思っていたんです。俺が作った「KILL KILL」という曲だけは前から存在していたんですけど、曲を書いている時に反町隆史さんの「POISON」の有名なフレーズを思い出したんです。あの頃は《言いたい事も言えないこんな世の中じゃ POISON》だったけど、今はより進化して《言いたい事なんか絶対言えない こんな世の中じゃ超ポイズン》じゃないかって(笑)。引用させてもらいました。そういうやり方がSuGにとってのアナーキズムなのかなって。

ツイキャスで“KILLしたいやつ”を募集したら約1時間の配信で8000件近くのコメントが殺到したそうですね。

yuji
もうずーっとコメントが流れてました。
武瑠
みんな溜まってるんだなと思いましたね。単純にライヴハウスでみんなが“KILLしたい”って歌ってたら面白いと思って作ったんですけどね。

全体的に過激なんだけど、ちゃんとユーモアのある表現になっているのがSuGだなと思いました。

武瑠
そうですね。アルバムのジャケットもよく見たら骨が折れてるんだけど、それでも中指立て続けろみたいな(笑)。俺の中のSuGの初期衝動は『I SCREAM PARTY』(インディーズ時代の初のミニアルバム)だと思っていて、あの頃のポップアート的手法を今の感覚でやっているところはあります。
shinpei
バラードも入ってないし、ここまで攻めてる曲が並んでるのも珍しいかもしれないですね。ロックが好きな人には刺さるんじゃないかな。
yuji
今まで以上にコンセプトが固まっているというか、激しい方向に寄ってますね。
Chiyu
極悪寄り(笑)。とはいえ、ちゃんとメロディーを聴かせたいと思って作りました。
武瑠
それと今回、挑戦だったのは“黙れ”というテーマをモチーフに全員がいろんな視点で曲を書いているんです。
shinpei
今までわりとyujiや武瑠くんの曲がメインだったので、コアなファンは嬉しいんじゃないかな。

そうなんですね。あと、「FLY WYVERNS」は男子プロバスケットボールリーグ『B.LEAGUE』のパスラボ山形ワイヴァンズのオフィシャルソングという。

masato
お話をいただいて書いた曲です。『SHUDDUP』の中ではわりとポップな曲調でバスケのスピード感だったり、さわやかさを意識しました。

「39 Galaxyz」(初期の代表曲)もバスケがテーマだったので感慨深いですね(笑)。

武瑠
あぁ、確かにBメロの展開は通じるところがあるかもしれない。歌詞はバスケのボールが行ったり来たりするスピード感や情景を思い描きながら書きました。自分の弱さに黙れっていうのがテーマですね。

他の楽曲についてもエピソードを教えてください。

shinpei
自分が書いたのは「WORLD FAMOUS」ですね。ゆったりめのリズムが続く感じの曲にしたいっていう武瑠くんからの要望があって書いた曲で、初挑戦の曲調かもしれない。
yuji
「BLOODY MARY」という7年ぐらい前に書いた曲が収録されていて…ゴミ箱の手前にあった曲で(笑)、もはや自分の曲という感じがしないです。
masato
武瑠がこの曲が好きすぎてね。
shinpei
ゴミ箱から守り続けてた(笑)。

一番セクシャルな曲ですね。

武瑠
もはや俺の曲ですね(笑)。最近、自分の中で空前のTHE YELLOW MONKEYブームが来ているので、メロディーは通じるところがあるかもしれない。コーラスが入ってめちゃめちゃオシャレになった曲でもありますね。
Chiyu
自分が書いたのは最後の曲「SCREAM IT LOUDER」です。中間のラップ風のセクションは自分の曲では初めて、がっつりとテンポチェンジしていますね。

エモいナンバーですね。《雑音などかき消してけばいいのさ》と歌っていて、ヘヴィな感情を最終的にはポジティブに反転させているというか。

武瑠
一番激しい歌詞かもしれないですね。世の中的に最近不祥事が続きすぎたので、そういうことも軽く入ってたりしますね。
shinpei
《汚職なら ますます増すぞ えー? YO 1 2 3 エンドレス》っていうところだったりね(笑)。

気が付かなかった(笑)。最後についにツアーというかたちの企画に拡大し、11月12日よりスタートする『SuG VersuS 2016 EXTRA』についてメッセージをお願いします!

武瑠
3年目にしてツアー形式でやってみようということになりました。各地のみんなの声を集計して面白いことも考えているので楽しみにしていてください!
『SHUDDUP』PONY CANYON
    • 【LIMITED EDITION(DVD付)】
    • PCCA-04440 3000円
    • 【STANDARD EDITION】
    • PCCA-04441 2000円
SuG プロフィール

サグ:2010年にシングル「gr8 story」でメジャーデビューし、スマッシュヒットシングルを何枚も送り込む。ライヴにおいても、BABYMETALや東京女子流らアイドル勢から、神聖かまってちゃんやミオヤマザキらバンド勢、さらには怪談家の稲川淳二に至るまで異色過ぎるメンツと競演。また、海外でも精力的に活動を展開しており、15年末にヨーロッパツアー、16年1月にはタイ・バンコクでの『JAPAN EXPO THAILAND』への出演、夏にはメキシコや中国など5カ国を巡る海外ツアーを行なうなど、その勢いは止まることを知らない。SuG オフィシャルHP
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浮気者 プロフィール

ウワキモノ:2012年12月29日の代々木第二体育館公演を最後に活動休止に入った、SuGのヴォーカリストである武瑠のソロプロジェクト。ファッションデザイナー、映像ディレクター、小説家などマルチな活動を続けるアーティストでもあり、多方面から注目を集めている武瑠が“SuG=本命ありき”で活動をスタート。さまざまな個性派アーティストとコラボし、ミニアルバム『I 狂 U』を完成させた。浮気者 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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