【RAMI】誰かの背中を押したい“光あ
るもの”をリスナーの心に届けたい

ガールズメタル界でトップクラスの人気を誇るRAMIがソロ活動開始! GALNERYUSのSyuやYUHKI、GargoyleのKENTAROら敏腕ミュージシャンを作曲・演奏陣に迎えて制作された今作は、美メロチューンや爽快なパワーメタル、バイオリンをフィーチャーした壮大なプログレから、あの名曲のカバーまで、聴き応えたっぷりの全8曲となっている。
取材:舟見佳子

Raglaiaはラウドかつへヴィなサウンドでしたが、今作はシンフォニックでプログレ色が強い印象を受けました。

そうですね、メロディックな楽曲も多くなっています。シンガーとしての幅をこれまで以上に聴かせられるものができたらいいなと思ったこともソロ活動を始めるきっかけだったので。

ソロではそういう音楽性をやりたいと思っていたのですか?

私のルーツには歌謡曲もあるので、いろんな層のリスナーの方に聴いてもらえたらいいなと思っていました。Raglaiaは結構ゴリゴリのドメタルなので、ソロ活動ではそれだけに留まらず、自分のシンガーとしての可能性広げていければいいなぁと思っています。

今作に関して何かテーマはありましたか?

今回の歌詞はアルバム全体を通しての共通点として、“愛の形”を書いていて、聴いてくれた方々の生活の一部に当てはめて聴いてもらえたらなと。いつも私は歌う時とか作詞する時に、心に決めてる意思みたいなものがあって、耳だけじゃなく心にまで届くような作品を歌いたい・作りたいって思ってるんですね。いつも誰かの背中を押したいって思いながら歌ってるというか。なので、今回もそれに沿えるような歌を描きたいと思って、愛の形をテーマに歌詞を書いてみました。

歌詞はカバー曲以外は全曲、RAMIさんが書いてらっしゃいますね。

はい。今回の制作にあたっては、最初に「In My Eyes」のデモを聴いた時に、まず切ない感じを受けたんですけど、その中に温かい何かを感じるものが私の中で生まれたので、そこからコンセプトというか、全体的なストーリーを描いていって、作品に仕上げていきました。

「In My Eyes」はGALNERYUSのSyuさんが作曲をはじめ、ギター、ベース、プログラミングと全面的に参加したメタルチューンですが、こういうテクニカルなメタルの楽曲にも女性ヴォーカルじゃないと表現できない世界観ってありますよね。

女性ならではの繊細さとか、そういうものも考えつつ、歌った部分はありますね。女性シンガーならではの見せ方というか、そういうのも考えながら歌いました。

美しさ追求のプログレ曲あり、弾ける感じのロックありなのですが、それぞれにRAMIさんの声の魅力を感じました。

ありがとうございます。曲によってバラエティーに富んだ声の表情を出すことができて良かったなぁと思っています。プロデューサーの久武頼正さんが引き出してくださったというか、それに応えようと頑張りました。

何か新たなチャレンジや手応えはありましたか?

「Pray To The Sky」という曲は、ほとんどサビをファルセットで歌ってるんですけど、これまで明るい声のファルセットで声高らかに歌うっていうのはあまりなかったので、そこで新しい自分を見出せることができたかなと思いますね。

確かに、声で勇気付けられるような曲です。

そうですね。元気付けるというか。ほんとに背中を声で押してるような、そんなふうに私も歌ってる感じがします。歌っていて、私自身も元気になるし。そういうポジティブな気持ちをリスナーの方と共有できたらいいなと思ってます。

篠原涼子 with t.komuroの「恋しさと せつなさと 心強さと」のカバーも収録されていますが、このセレクトは?

久武さんがこの曲をどうですか?と仰ってくださって。私はもう大賛成だったんですよ。というのも、私が初めてCDを買った曲なんです。今回のソロとしてのデビューにあたって、また新たな気持ちを持って歌えればいいなと思いました。ソロでの初アルバムで、原点回帰の気持ちや初心をアルバムに刻むことができて良かったなと思ってます。

歌詞にはいろんな愛の形を描いたと仰ってましたが、どの曲にも“未来へ”とか“前へ”って気持ちが感じられました。

「In My Eyes」がそうなんですが、この曲は大切な人を失ってしまう曲なんですね。でも、さよならしたことよりも出会えたことに感謝しようって。そして、そういう気持ちを持って未来に進んでいってほしいっていうメッセージを込めていて。すごい切ないラブソングではあるんですけど、そのアンサーソングが「Pray To The Sky」で、“その後”を書いてるんです。「In My Eyes」では瞳を閉じて、頭の中・心の中で亡くなった大切な人を思い描いてるんですけど、「Pray To The Sky」は“空に祈る”っていうタイトル通り、ちゃんと目を開けて空を見て進んでいきましょうねっていう。あなたを永遠に忘れないっていう曲なんです。

今作のジャケのように、ちゃんと目を開いて現実を見て?

そうです。現実と向き合って生きていきましょうっていう曲です。

では、完成したアルバムですが、どんな手応えを感じてらっしゃいますか?

マスタリングが終わって聴いた時に、本当にいろんな方のお力添えのおかげでいい作品が出来上がって、もう感動のひと言しかなかったんですけど、これが9月にリリースされて、いろんなリスナーの方に届くようになってからが本当のスタートになるのではないかなと思っています。その時にいろんな感想をいただくことになると思うんですけど、それを真摯に受け止めて次の作品にまたつなげていければいいなと。今までもずっと光あるものを歌ってきて、今作でも光を歌ってるんですけど、それをリスナーの方の心にちゃんと届けられるようになれればいいなと思いますね。

今作リリース後には11月に東名阪ツアーがありますね。

今まで私はバンドで活動していたので、他のメンバーのいいところを観せたりとかのバランスも考えながらのステージだったんですけど、今回はソロになってのライヴなので、自分のいいところをちゃんとみんなに届けられるようなステージにしないといけないなとは思ってます。

具体的にやりたいこととかあります?

バンドでやってたらできないようなこともやってみたいですね。みんなに楽しんでもらえるものにしたいなと考えています。
『Aspiration』2016年09月07日発売Across Music
RAMI プロフィール

ラミ:Aldiousの初代ヴォーカリストとして、2010年にデビュー。アルバム『Deep Exceed』『Determination』ではほぼ全曲の作詞、「Across」「Eversince」「夜想曲」など人気曲の作曲も担当。15年にはSADSのK-A-ZらとともにプロジェクトバンドRaglaiaを結成し、同年11月にリリースした1stアルバム『Creation』はへヴィなメタルサウンドでシーンに衝撃を与え、翌16年9月には1stソロアルバム『Aspiration』を発表した。RAMI オフィシャルHP

OKMusic編集部

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