L→R Junpei(Dr&Cho)、Hiromu(Ba&Cho)、Misaki(Vo&Gu)、Heisuke(Gu&Cho)

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【SpecialThanks】バラードはいらな
い! ロックしよう!

Misaki(Vo&Gu)の名前を連想させるタイトルだけあって、堂々たる出来の2ndフルアルバム『missa』。メロディックパンクの枠にとどまらず、アッパーに、しなやかに、心身を解き放てる楽曲ばかりが詰まっている。そんな同作についてMisakiに語ってもらった。
取材:高橋美穂

フルアルバムは4年振りになりますね。

でも、『MOVE ON』(CD+DVD/2013年12月リリース)に入れている曲と同じくらいに録り始めたんですよね。一気に録ったりする時間がないので、スタイルを変えて、曲ができたら録る感じにしました。一曲一曲に集中して録ることができましたね。

じゃあ、この中で最近できた曲は?

「Love begets love」です。その間に、アニメの『オオカミ少女と黒王子』のオープニングテーマで日本語詞に挑戦してから、日本語詞の曲を作りたくなって。

日本語詞には抵抗があると思っていました。

自分の思っていることをストレートに伝えるのが恥ずかしかったから英詞だったんですけど、日本語詞だとすぐに気持ちが日本人には伝わるじゃないですか。だから、日本語詞を歌うなら、恥ずかしいくらいストレートな言葉を使いたいなって思ったんです。歌う時も恥ずかしいんですけど、そうじゃないと今は意味がないかなって。

だから《愛しているよ》なんて歌えるんですね。

母親になった友達がいるっていうことがきっかけだったんです。自分が親になったらこういう気持ちになるのかなとか、親は自分のことをこう思ってくれているのかなとか…親がいる前で歌詞を書いたり、楽器を弾いたりしているし。

どう思っているのか実際に訊いたりしましたか?

そういうことはしなかったんですけど、想像で。でも、歌いながら涙が出てきちゃって(笑)。

母性くらいのスケール感がある歌声でしたよ。

ほんとですか!?

ストレートな日本語詞っていうところで言うと、PERSONZのカバー「7COLORS(Over The Rainbow)」は、どストレートな日本語詞の名曲ですよね。

はい。今まで、自分のアルバムにカバーを入れるのは抵抗があったんですけど、今回は面白いことをしたいなって思っていたので。どれを入れるってなったら、幼稚園の頃から歌っているこの曲かなって。PERSONZ、お母さんが好きで、3歳の頃からライヴに行っているんです。

3歳!!

JILL(Vo)が…ってファンとしては呼び捨てにしちゃうんですけど(笑)、タオルを手渡ししてくれたことも覚えていて。自分の曲より長く歌っているから、初めてこの曲だったら入れたいなって思えて。1stミニアルバム『SEVEN COLORS』のタイトルも、この曲から取っていたんですよ。歌うのはドキドキしましたね。

こういうカバーができるのも、自分の歌に自信が出てきたからじゃないですか? 幅広い歌が収録されていますけど、“私が歌えばスペサンになる”っていうどっしりした気構えが伝わってきます。

はい、そう思ってやってます。今までもですけど、歌はほんっとこだわって、魂を込めて歌いました。

生々しいアコースティックナンバーでも、歌の力が表れていますよね。曲作りの雰囲気がそのまま出ているような。

そういうのは出したいと思いました。アレンジしていくと、どんどん劣化しちゃうんですよ。だから、できた時の感動をそのままアルバムに入れることが目標だったんです。枚数を重ねるごとに、ちょっとずつ近付けているかな。

さらに、届けたい!っていう気持ちも伝わってきます。

今まで自分が良ければいいと思っていたんですけど、そこは大きく変わったと思いますね。年齢のせいもあるかもしれないけれど、ちょっとは周りが見られるようになりました。前はライヴも恥ずかしくて、“もう見ないでください!”っていう感じだったんですけど(笑)。自分を抑えないようにしようって思うようにしていったら、ステージで笑えるようになったんです。誰かにちゃんと伝わって、前向きになってくれるんだったら、最高じゃん!って思えてきて。今までは自分が心地良くなれればいいと思っていたんですけど、誰かのためになることがしたいと思えるようになりました。

そういう変化は歌詞や曲に出ていますよね。

…そうだといいな。常に今出せる全てを出しているんで。特別すごいことをしようとは思っていなくって、その時々を残したいから。『MOVE ON』の時に「Getting on」の歌詞で老後のことばっか考えているって書いていたけれど、もう止めようと思って。ちゃんと今を生きようと(笑)。

(笑)。そういう気持ちは前半のライヴ映えしそうな曲に表れていると思いますよ。

今を楽しみたい!っていう気持ちは出ていると思います。今回は楽しめる曲ばっかりにしたんです。フルアルバムにはバラードを1曲は入れようっていう考えが今まではあったんですけど、今回はアコースティックはあるけれど、バラードはいらないかなって。ロックしよう!って。

これからが楽しみになるような、成長を遂げた一枚だと思います。

これから、30歳とかになったら、どんな歌を歌うようになるのかが自分でも楽しみです。

JILLさんの粋に達するまでは、まだまだですしね。

そうですよね。まだまだですね。

MisakiさんにとってのJILLさんのように、ちっちゃい頃にMisakiさんを観ていた子が歌い出すかもしれないし。

そうですよね。その子がバンドやってくれて、カバーしたいと思えるような曲を作っていかなきゃな。

頼もしくなりましたね、Misakiさん。

超末っ子タイプなんで(笑)、自分は歌って弾いていればいいやって思っていたんですけど、やっと自分が引っ張っていくっていう気持ちになれた気がします。今さらですけど、イチから頑張ります!
『missa』
    • 『missa』
    • KOCA-86
    • 2015.07.08
    • 2300円
SpecialThanks プロフィール

スペシャルサンクス:ガールズヴォーカルメロディックパンク&ギターロックバンド。絶対的な歌唱力と表現力の高さ、聴く人全てを釘付けにするMisakiの才能あふれる歌、そしてルックスも兼ね備えたピュアな魅力を軸に、メロディックパンクから王道ポップロックまで日々を進化を追求する本格的バンドサウンドは日本において唯一無二の存在。2019年7月にサポートメンバーのToshiki(Gu&Cho)、KOUSUKE(Ba&Cho)、YOSHIDA(Dr&Cho)が正式加入することが発表された。SpecialThanks オフィシャルHP

OKMusic編集部

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