【T.M.Revolution】今の僕がリアルに
面白いと感じる音楽!

T.M.Revolutionが、アニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』のOPテーマとしてオンエア中の楽曲「突キ破レル-Time to SMASH!」をリリース。MVでは同曲のライヴアレンジも同時発表され、T.M.Revolutionが追求するロックの魅力があふれた一連の作品になった。
取材:榑林史章 

「突キ破レル-Time to SMASH!」は、ヒット映画『アベンジャーズ』や『スパイダーマン』を生み出したマーベルが、日本のスタッフで制作したアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』のOPテーマですね。

海外と日本のスタッフから指名していただいたのですが、海外のスタッフからも知っていただけていたのは、とても嬉しかったですね。日本制作ということで、主人公は日本人の男の子で、いろんな葛藤とか経験を重ねながら成長していく姿が描かれていて、リリックはそんな主人公の目線や見てくれる子たちに合わせていったかたちです。とは言え、T.M.Revolutionとして世の中に送り出していくものですから、子どもの目線に降りるということではなく、今後も歌い続けていけるものになっていますね。

今回はCDに収録されているバージョンとは別に、MVのバージョン(初回生産限定盤に付属のDVDに収録)もあって。どうしてこういう2種類を制作することに?

ご存知の通りライヴでは、CDに収録されている音源をそっくりそのまま再現するわけではなくて。ライヴでは楽器構成も違いますし、生の演奏によってよりライヴ感のあるものを披露していて…それで、ライヴではこういう形かたちでプレイします、というものも聴いてもらおうと。なおかつ、スタジオで一発撮りしたライヴ感のある映像も作ったことがなかったので、それならば映像とともに聴いてもらうのが面白いなと。

オリジナルのバージョンはT.M.Revolutionの伝統と言うか、これまでCDで培ってきた魅力や安心感があって、MVのバージョンは大人のアレンジですごくカッコ良かったです。

T.M.Revolutionらしいサウンドアプローチを模索してきた中で、若干ラウドな方向には食傷気味なところがあって。CDはCDとして、それとは別のところで何かもうひとつ、コレというものを生み出したいと考えながら、ここ何年かはずっと活動していますね。そこで思ったのは、今やデスクトップ上で楽器が弾けなくても、誰でも音楽が作れたり楽しめたりする。それはいいことだけど、やっぱり音楽を分かっていないとできないこと、ミュージシャンだからできることがあるんじゃないかって。そういうものを届けていくことが、僕らに課せられた使命じゃないかって思うんです。音楽の面白さってこういうことだよねっていうことを感じてもらいたいと思って、その表現方法のひとつとして、模索し続けてきてやっと辿り着いたのが、この演奏なんですよ。

ジャンル的に言うと、ジャズ/フュージョンとロックのクロスオーバーみたいなことになるのでしょうか?

そうですね。でも、だからと言ってバック・トゥ・80'sということだけではないんですけど、プログレやフュージョンの面白さというのもあって、実際に自分もそういう音楽を通過してきているんです。そういう自分の血や肉や骨になっているものをもとに、J-POPやロックとひとつになったら、面白いものができるんじゃないかと思って。今回、ギターは菰口雄矢くんで、彼は26歳なんですけど、こういう音を僕と同世代や僕より先輩のミュージシャンと一緒にやるのではなく、若い連中と一緒にやることで、より現代的なものに変えられたと思いますね。一石投じられるものになったんじゃないかな。

完全に一石を投じます! 演奏のテクニックもそうだし、そこに引けをとらないヴォーカルも人間業じゃないです。曲中のブレイクやキメとか、聴いてて本当にドキドキするし。そういう音楽の楽しさが伝わってくる演奏でした。

この一拍に命を賭けるみたいなものに、すごく魅力を感じるんですよね。だから、フュージョンが好きだったし。それを実現するには、やっぱり経験しかなくて。緊張したり、ストレスを感じたり、怒られたり…そういうことの中で、経験がそれを最終的に凌駕していくわけだし。音楽もそうだと思うし、そこに到達して初めて感じられる音楽があるんです。アレンジをみんなに聴かせた時は、まぁ嫌そうな顔をされましたよ。こんなのできるのか?って(笑)。でも、キメが上手くいった時にニヤってする感じ…みんなで変拍子が上手くいった瞬間、ハマッたな〜ってなって。各パートどれもギリギリのところを攻めているので、ヴォイシングの逃げ場もないし、ハモが取れないところとかもあって、確かに大変でした。でも、そうやって作って、むちゃくちゃ楽しかった。こういうものが、今の僕がリアルに面白いと感じる音楽なんです。
「突キ破レル-Time to SMASH!」2014年08月06日発売EPIC Records Japan
    • 【完全生産限定盤A】
    • ESCL-4258~9
    • ※BOX仕様、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』オリジナル描き下ろしジャケット、バチ魂バットスペシャルセットT.M.R.ver.
    • 【完全生産限定盤B】
    • ESCL-4260~1
    • ※『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』オリジナル描き下ろしジャケット、バチ魂ディスク シルバー・サムライ T.M.R.ver.
    • 【初回生産限定盤(DVD付)】
    • ESCL-4262~3
    • 【通常盤】
    • ESCL-4264
    • ※初回仕様限定盤:T.M.Revolutionアナザージャケット封入
T.M.Revolution プロフィール

ティーエムレボリューション:1970年滋賀県生まれ。西川貴教によるソロプロジェクト。1996年5月にシングル「独裁 -monopolize-」でメジャーデビュー。キャッチーな楽曲や完成度の高いステージ、圧倒的なライヴパフォーマンスで人気を集め、数々のヒット曲を連発する。近年では、故郷・滋賀県から初代滋賀ふるさと観光大使に任命され、滋賀県初となる大型野外ロックフェス『イナズマロック フェス』を主催するなど活動の幅を広げている。T.M.Revolution オフィシャルHP
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