L→R 対馬祥太郎(Dr)、坂倉心悟(Ba)、光村龍哉(Vo&Gu)、古村大介(Gu)

L→R 対馬祥太郎(Dr)、坂倉心悟(Ba)、光村龍哉(Vo&Gu)、古村大介(Gu)

【NICO Touches the Walls】“今現在
進行形”のベストアルバム完成!

NICO Touches the Wallsの2014年は、自身初のベスト盤で幕開けだ。2度目の武道館公演決定など今年も意欲的な活動にまい進する彼らは、未来へ向かって駆け抜け続ける姿勢をあくまでも貫く。その思いが凝縮した今作の誕生秘話をお届けしよう。
取材:道明利友

武道館に絶対リベンジしてやろう それ
がベスト盤のきっかけでした

初のベスト盤はCDだけでも十二分に堪能できますけど、初回盤のDVDはインディーズ時代のミニアルバム『Walls Is Beginning』を全曲スタジオライヴで再現するっていう形式がすごく面白いですね。

光村
はい。まず、ベスト盤の話は2014年に武道館をやろうっていうのがきっかけになったんです。俺らの中では、4年前、2010年に武道館を初めてやった時にめちゃくちゃ緊張しちゃってて、心の底から本当に武道館を楽しめたかなって言ったらそうではなかったなっていう。だから、絶対リベンジしてやろうってずっと思ってたんです。
坂倉
うん。とにかく悔しいんですよね。
光村
僕もそうだし、古村くんに関しては“記憶がない”っていう、そういうことも言ってますから(笑)。
古村
(笑)。はい…あがりすぎて記憶がないんです。
光村
だからね、古村くんに武道館を記憶してもらうためにも(笑)、武道館に向けて面白いことを2014年はいろいろやろうと思ってて。あと、2013年に5thアルバム『Shout to the Walls!』を出せたこともすごく大きかったんですけど、バンドとして自信もついてきたから、今ならリベンジかけてみてもいいんじゃないかなと思って8月に武道館を決めたっていうのがそもそもあって。じゃあ、武道館にもう一度立つために、“これがNICOなんです”っていう自分たちの名刺をもう1回作るべきなんじゃないかっていうのが、ベスト盤を出そうって話になったきっかけだったんですよね。だから、いっぱい曲をリリースしました、アルバム5枚出しましたっていう、曲が溜まったから出すベストみたいなものを作る気はさらさらなかったんです。僕たちが活動の基盤としているライヴでお客さんと一緒に作り上げてきた文化みたいなものがギュッと凝縮したものを出すべきなんじゃないかっていうのが、そもそものきっかけで。
対馬
ライヴで盛り上がる曲をチョイスするっていうのを踏まえてるので、俺らのライヴはこういう曲で盛り上がってきたっていう意味での歴史はもちろん詰まってるんですけどね。でも、1曲目から新曲(「ローハイド」)で入ってることからして、今の俺たちはこういう感じで走ってます、こういうカッコ良いベストを作りました、この先が気になるだろ?っていうベストなんです(笑)。ざっくり言うと、ですけど。

そうですね。アッパーな曲が多いなっていうのがまず第一印象にはありました。あと、「Mr.ECHO」みたいな合唱が沸き起こるライヴの絵が想像できる曲もあったり。

光村
そうですね。選曲基準は、とにかくライヴでポイントになってるもの。シングルになっていない曲も入ってますけど、ライヴではみんなで歌ったり…「バイシクル」なんかはまさにそうだし、「N極とN極」はライヴではアンコールと最後にやったりする大事な曲だし。ライヴでポイントになってるそういう曲は、お客さんのリアクションがあったからこそ今そうなってるんですよね。ベスト盤はそういう選曲にして、しかも2枚組じゃなく絶対CD1枚にしたい。そう考えた時に、インディーズの曲も入れていくと収集がつかなくなってきちゃって(笑)。だから、ベスト盤のCDはメジャーデビューしてからのものを入れて、インディーズの曲はDVDにしようっていうのがそもそもの始まりでしたね。

新曲で始まり新曲で終わるっていう構成もそうですし、DVDはDVDで、それこそこのバンドの始まり、『Walls Is Beginning』の曲をスタジオライヴで再現するっていうことも、単に懐かしむ内容じゃないっていう姿勢を感じます。

坂倉
CDのほうの選曲してた時も、どの曲もライヴでやってて核になってた曲たちなんで、“こんな曲あったなー”っていう懐かしさは全然なかったですね。だから、僕らのライヴにずっと来てなかった人とか、もっといろんな人たちに今の自分たちを知ってほしいんですよ。これを聴いてもらえれば、僕らのライヴは間違いなく伝わるというか。もう本当に、今現在進行形っていう感じがしてるんですよ、このベストは。
光村
そうだね。逆に、DVDでやったスタジオセッションの曲は、ものすごく新しく生まれ変わっちゃったなっていう(笑)。“懐かしいなー!”って感じは本当になかったし、むしろインディーズの時よりも今のほうが、この時の曲をやるなら説得力あるんじゃないかって思っちゃったくらい。

それは分かる気がします。「病気」みたいな曲調は、キャリアを重ねれば重ねるほど味が出るんじゃないかなって。

坂倉
そうですね。4人で合わせた時に、“当時の曲、シブッ!”って思った。
光村
(笑)。8年前、俺らが二十歳の時ですからね。
坂倉
比較的、“まんま”やってるんだけどね。
光村
うん。比較的忠実にやろうとはしてるんだけど、ただでさえインディーズの時は結構いっぱいダビングしたり、 “レコーディング芸”のようなものをかなり使ってましたから。でも、今回のスタジオセッションは4人きりで、ギターも2本で、みたいなところではリアレンジしたりとか。「そのTAXY,160km/h」とかも尺が伸びてたり、細かいところは今のバージョンでやってるんですけど、本当に8年前とは思えないほど楽しくやれちゃって、ね!
古村・坂倉・対馬
うん!
光村
まぁ、当時としては…というか、気持ちは今と変わってないですけど、とにかく世の中にカウンターとしての王道を打ってやろうっていう気持ちでやってたんですよね。それが、いかに特殊なことをやっていたかっていうのは今になって、久しぶりに演奏してやっと分かりました(笑)。

OKMusic編集部

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