【清貴】『清貴 4th Album“あなたが
いてくれたから”発売記念LIVE』201
6年11月13日 at 代官山LOOP

撮影:白石喜久/取材:荒金良介

 アメリカから5年振りに帰国した清貴の4thアルバム『あなたがいてくれたから』発売記念ライヴが開催された。「ONE IN 7 BILLION」で始まると、男女4人のダンサーを従え、サングラスに銀色の衣装に身を包んだ清貴が登場。次の「#1」では女性バイオリニストを迎え、曲調を優雅に彩るなど、楽曲によってさまざまなダンサー、そして地元仙台からは鍵盤奏者を招き、趣向の凝った演出効果でステージは進む。

 本場アメリカのゴスペルやR&Bなど黒人音楽に触れることで、日本人らしさに目覚めた清貴。新作の楽曲が日本語にシフトしたのは彼の中では必然なのだ。とはいえ、キラキラしたアメリカンサウンドを導入した英語曲「Reborn」を織り込みつつ、甲子園に刺激を受けた「Dreamer」の情景描写豊かなリリック、高低の激しいメロディーを自在に操る「そばにいるよ」と日本語の美点を活かした伸びやかな歌唱力も存分に発揮。

 ショーの後半には10数人のコーラス隊をバックに「Heart to Heart」を披露し、会場は祝祭ムードに沸いた。本編ラストは自身のカミングアウトにも触れ、まさに世界はひとつと言わんばかりに「WE ARE ONE」を歌い上げ、“人間の声って素晴らしい!”と清貴が思わずこぼした言葉が印象に残った。また、曲によっては鍵盤が必要な場合があり、それを運ぶスタッフに“ゆっくりでいいよ”と声をかけて自ら手伝う場面も。彼のやさしい人柄も随所に滲み出ていた。

 そして、もっとも感動したのはアンコールで披露した「無限大∞」。パラスポーツ応援ソングに抜擢された同曲だが、この曲で聴くことができる清貴は別格だった。イキイキとした表情で、生命力あふれる歌声を解き放つ。声そのものが日本語と相まって熱いメッセージ性を帯び、多くの観客の心を突き動かしていた。

セットリスト

  1. ONE IN 7 BILLION
  2. #1
  3. The Flower Of Life
  4. ボクダケミツメテ
  5. No No No
  6. Reborn
  7. Dreamer
  8. そばにいるよ
  9. Heart to Heart
  10. WE ARE ONE
  11. FEELING SO RIGHT
  12. Pa-Li-La
  13. <ENCORE1>
  14. 無限大∞
  15. あなたがいてくれたから
  16. <ENCORE2>
  17. The Only One
清貴 プロフィール

キヨタカ:1982年11月22日宮城県仙台市生まれ。高校在学中の17歳の時に1stシングル「No No No」でメジャーデビュー。3rdシングル「The Only One」が日本テレビ系のドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』の主題歌に起用され、40万枚の大ヒット。同曲収録の1stアルバム『I’ll be there』はオリコン初登場7位を記録した。その後、自分の本当に求める音楽を探すべく、日本での全てのキャリアを捨て単身で活動拠点をアメリカへと移す。渡米中も数々の輝かしい実績を残し、2015年に帰国。同年、『TOKYO RAINBOW PRIDE 2015』にて自身もLGBTのひとりであることを告白。16年11月13日、世界のトッププロデューサーらと共同制作をした4thアルバム『あなたがいてくれたから』をリリース。再会と新たな出会いを求め母国日本で再始動! 清貴 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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