【SO-TA】人とのつながりには必ずど
こかに愛がある

“2FACE”と名付けられたSO-TAの3rdアルバム。J-POPでは繊細な表現を究め、自身がルーツとするBLACK MUSICではおおらかに歌い上げる。そんな彼が持つ魅力の二面性に迫った作品である。
取材:桂泉晴名

今回も幅広い方とコラボレーションしていますね。

はい。ヴォーカリストとのコラボが多く、挑戦的な一枚になりました。「手をつなごうfeat. LGYankees HIRO,Noa」以外のフィーチャリング作品は、相手の方が歌う部分も、僕がその人の歌い方や持っているものをイメージして歌詞を書いているんですよ。だから、ご本人が感じた通りに歌ってもらっています。ただ、実際にレコーディングをすると、僕のイメージを飛び越えることもあって。例えば、「Life is beautiful feat. ユンジ」は、ユンジさんが歌い上げてくることを想像していたんですけれど、彼女は曲の世界観に入り込んで楽しく歌ってくれたので、新たな発見がありました。

「ヒカリ/SO-TA×小西透太」はサクラメリーメンの小西さんとの作品で、バンドの方とのコラボは珍しいですね。

透太さんとはラジオのパーソナリティーとして一緒にお仕事をしているんですけれど、普段聴いている音楽も楽曲制作の方法も何もかも違う。だから、最初は戸惑いましたね。僕らの制作はトラックをトラックメーカーの方からいただいて、それにメロディーやリリックを乗せていくんですけれども、バンドの方々はみんなで弾きながらあらかじめメロディーも作り、それに音をどんどん足していく。でも、せっかくのコラボだから、お互いどっちかに歩み寄り過ぎず、中間を目指そうと。今回は透太さんからギターの弾き語りでメロディーを送っていただいたのですが、それをトラックメーカーに渡し、打ち込みのサウンドで返して。そうやって、真ん中のところを意識して制作しました。ただ、もともとギターの弾き語りからできた曲なので、ライヴではどちらでも表現できる曲に仕上がっています。

「ユメノアト」では、初めて女性目線で詞を書き、歌うことに挑戦されたそうですね。

今まで女性アーティストに楽曲を提供したり、フィーチャリングしてもらう時に女性部分を書いたことはありますが、今回は自分で歌うことになって。実は前作からこの1年4か月の間、ある方に“不倫の歌を書いて”と言われたんです。最初は驚いたけれど、改めて考えてみるとリスクを負いながらも相手のことを想うのは、ある意味純愛じゃないかと感じて。その世界観を書いてみるのも面白い、というところから始まった試みなんです。ただ、過去にお付き合いした方々に“あなたは女心が分かっていない”と言われてきたので、きちんと女性目線が描けているのか、不安ではあります(笑)。

前作から自分でもっとも変わったと思うところは?

一番の変化は透太さん含め、ラジオで関わっている方がバンドの人たちで、彼らの影響を受けたこと。今までBLACK MUSICばかり聴いていたのですが、改めてロックを聴くと、等身大だけど訴えかけるものがすごくあると分かって。また、前回はラブソングが多かったけれど、今回は“LOVE”を前面に出さなくても、人とのつながりの中には必ずどこかに愛があるということを学んで作品を作れたと思います。

“2FACE”というタイトル通り、SO-TAさんの振り幅の広さを感じさせる一枚になりましたね。

1st、2ndと成長していくにつれ、世界観が変わってきているので、“どんどん変わっている”と思うかもしれませんね。でも、僕は両方の気持ちを持っているので、今回のアルバムは1stと2ndの両方を合わせ、さらに今僕が思っていることも含めての作品と捉えていただければと思います。
『2FACE』
    • 『2FACE』
    • KIZC-211〜2
    • 2013.08.28
    • 2300円
SO-TA プロフィール

ソータ:高校生の頃からBLACK MUSICの奥深さにのめり込み、特にStevie Wonderに影響を受ける。LGYankeesのHIROに見出され、2009年11月にアルバム『Why』でメジャーデビュー。彼の凛とし卓越した歌声は“クリスタルヴォイス”と称されている。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

LGYankees Produce SO-TA プロフィール

OKMusic編集部

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