【西野カナ】自分の周りの“LOVE”を
詰め込みました!

西野カナの3rdアルバム『Thank you, Love』が完成。今作では、西野カナの人間的な成長が、作品を包み込む大きな温かさとなって表れた。恋愛の“LOVE”だけでなく、家族や友人など、人間愛がたくさん詰まった作品だ。
取材:大橋美貴子

1枚目は『Love one』、2枚目は『To Love』、今作は『Thank you, Love』。アルバムのタイトルには、いつも“LOVE”という言葉が入っていますね。今作は“Thank you”と3枚目の“3”をかけているのですか?

これは偶然なんですよ。特にそこまで考えてなかったんですけど、タイトルが決まってから“ダジャレだね!”って、スタッフのみんなと一緒に盛り上がりました(笑)

アルバムの内容はタイトルが表しているなと思ったんですけど、西野さん自身はどんなことを考えながら作っていましたか?

今作は、友達や家族、ファンの方々…そういう自分の周りにいてくれる方からもらう愛や、反対に自分から周りの方に向ける愛、とにかく自分の周りにある“LOVE”をたくさん詰めたいと思いながら作っていました。それは1枚目や2枚目も変わらないので、前の作品と根本は同じです。でも、今作は今まで以上に温かいアルバムになったと思います。だから、前に比べてポジティブな曲が増えました。このアルバムを聴いた人が元気になったり、一日がハッピーになったらいいですね。

1曲目の「*Prologue*~Sunrise~」から、その温かさが伝わりますね。最後には「*Epilogue*~Thank you, Love~」も収録されているから、温かさでサンドイッチしているような感じがします。

『*Prologue*~Sunrise~』は、このアルバム全体のことも語っているという曲です。“みんなの一日が温かくさわやかに始まるように”という思いで書いたんです。

西野さんの中で、今、“Love”がより大きく膨らんでいるみたいですね。

そうですね。“Love”というものがどういうものなのか、まだ分からない部分もあるから、模索しながらここまできたけど、“Love”って何なのか考えた時に、全てを解決してくれるものなのかなと思ったんですね。思いやりだったり、やさしい気持ちだったり。そういうものが解決してくれる気がするから、それが“Love”なのかなって思いながら作ったんですよ。自分自身が相手に対してそう思えるようになったからこそ、この作品を作ることができたんだと思います。

切ないラブソングだけじゃなく、友達同士の関係にしろ、以前よりも“LOVE”が深まっている感じがありますよね。例えば「Together」とか。

これは、もちろん身近な友達を思い浮かべたりもしたんですけど、一番伝えたいと思ったのは、いつもライヴに来てくれる方や、私の曲を聴いてくれている方への気持ちなんです。この曲の歌詞のように、次のツアーでは“久しぶりだね!”って一緒に歌えたらと思いますね。この曲を聴いてくれた人が、“この曲は自分のためにあるんだ!”って思ってくれたらうれしいです。

そして、「Flower」は結婚式でも流したり、歌ったりできそうな大きな愛を歌っていますが。

この曲は私の中で、今までよりも大人っぽいイメージだなと思います。恋愛の曲ですけど、ちょっと大人の恋愛というか。この歌詞を書く前に、ファンの方から“カナちゃんの曲を結婚式で流したい”とか“流しました”とか、メッセージをいただいていたんですね。そんな人生の大事な時に私の曲を使ってくれたなんて、すごくうれしく思いました。そういう大切な人がいる方に聴いてもらえるような曲を作りたいと思って作った曲なんですよ。

以前の愛の歌よりさらに大きな愛の歌を目指したのですね。

はい。私のライヴにもカップルで来てくれる方が結構いるんですが、そういう方々を見ていると、そのふたりのテーマソングを作りたいなと思うんですよね。そうやってライヴがきっかけで曲ができたり、ライヴを意識して作った曲が、今作には他にもあるんですけど…

もしかして「Clap Clap!!」?

そうです! この曲は、まさに私っぽいというか(笑)

曲調はロックテイストですよね。

はい。ロック的なアプローチというのは、今までのアルバムの中でもやってきてはいるんですけど、ここまで抜けがあって、ライヴが想像できるようなものはあまりなかったかもしれないですね。

ライヴでやることを考えると楽しみですね。

そうですね。みんなでクラップしたり、一緒に楽しめるような曲なので、ツアーでこの曲を歌うのが今から楽しみなんです。

ツアーは全国で16本もありますが、ライヴが見える曲が多い分、楽しみですね。

今回のツアーでは初めて行く場所もあるんです。地元の三重県でもライヴができるなんて夢みたいですし、最後は日本武道館なので、本当に気合いが入ります。今からいろんな計画を練っているんですけど、自分でも楽しみなことがたくさんあります。何よりもアルバム自体、ライヴを意識して作ったので、それを皆さんに生で聴いてもらえることがうれしいですね。来ていただいた皆さんに、その一日を楽しく過ごしてもらえるように準備したいと思います。
西野カナ プロフィール

ニシノカナ:1989年3月18日生まれ、三重県出身。2度の渡米経験を経て洋楽に目覚め、クリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ロペス、シアラなどの女性シンガーをはじめ、ヒップ・ホップ、R&B、レゲエなどさまざまなジャンルの音楽にのめり込んでいく。また、日本文化に根付いたミュージック・カルチャーにも興味を持ち、日本民謡も習い始める。2005年、<Sony Music>主催のオーディションに参加。2006年に<SME Records>よりメジャー・デビューが決定。07年、デビューへの準備を進めると同時に、英文学を学ぶため大学に進学。渡米経験、日本民謡経験の2つの感性を合わせ持つ彼女は、オーストラリア人作家ユニットNERVOとメジャー・デビュー・シングル「 I(アイ)」を制作し、2008年2月に世界初のデビュー・シングル日米先行配信を敢行。本作は、ビルボード・ジャパン・トップ100にて新人アーティストとしては異例の総合チャート10位を獲得。2008年9月には、シンディ・ローパーから指名を受け、12年ぶりとなるジャパン・ツアーのオープニング・アクトを務めた。09年3月には、ラッパー・WISEを迎えた5thシングル「遠くても feat.WISE」をリリース。同年6月、デビューから通算6枚のシングルを含む1stアルバム『LOVE one.』をリリース。天性の歌声でリアルな恋愛を唄い、ケータイ世代と言われる若年層を中心に絶大な人気を集め、2010年6月にリリースした2ndアルバム『to LOVE』は、オリコン、ビルボードの両アルバムチャートで初登場1位、オリコン年間アルバムランキング3位を獲得し、95万枚の大ヒットを記録。2013年9月、デビュー5周年を記念したリリースされた、初のベスト・アルバム『Love Collection ~pink~/~mint~』の2枚は、85万枚を超えるロングセールスを記録。 同年末には『NHK紅白歌合戦』に4年連続の出場を果たし、2014年3月より、西野カナ史上2回目となる全国アリーナ・ツアー『Love Collection Tour ~pink & mint~』を開催した。西野カナ オフィシャルHP(アーティスト)
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