取材:ジャガー

目の前にある高い壁を乗り越えられたア
ルバム

今年に入ってからシングルを2枚リリース、他にもフィーチャリングでさまざまなアーティストとの交流を深めたりと、すごくいい流れができていますよね。

そうですね。とても充実しています。

そんな中で、約1年振りのアルバムをリリースするわけですが、どういうものを作ろうと制作に取りかかったのですか?

今まで以上に、多くのみなさんに自分の名前同様に、“いい詩”、“いい音”を届けられるように制作に入っていきました。

聴き始めてすぐ、確実に前作以上の素晴らしい作品に仕上がってるだろうと期待感が煽れた一枚でした。アルバム全体を通してのテーマはあるのでしょうか?

テーマは“LUV=恋愛”についてです・ 今作は全曲ラブソングに挑みました。ひと言にラブソングと言っても、幸せいっぱいのものから切ない気持ちがこみ上げてくるものまで…いろんな場面があるじゃないですか。それを“アルバム一枚の中でいかに表現できるか?”っていうのが重要でしたね。

「U & Me」の“一瞬でも愛してよ”というフレーズは胸を打つものでした。愛に夢中になってしまうと、こういう考えになってしまいがちですよね。“一瞬でも愛してよ”と思ってしまうぐらいに相手の存在が大きくなってしまう気持ちは、多かれ少なかれ、誰しもが感じるのではないでしょうか。

これは、好きになってしまった男性には大切な相手がいるんだけど、自分の気持ちを抑えられないというガールズトークからインスピレーションを受けて、“もしも、この状況が自分だったらどうするだろう?”って考えた時に自然と言葉が出てきたんです。この曲と同じような恋愛で、辛い思いをして悩んでいる女の子たちに“あなたはひとりじゃないんだよ”って、少しでも感じてほしくて作りました。

詩音さんの楽曲に励まされ、奮い立たされる女性も多い気がします。それだけご自身をさらけ出しているといいますか。

どの楽曲にも変わらずにあるのが、“同世代の女の子の気持ちを代弁できるように”なので、そう言ってもらえるとうれしいですね。作品に想いを込め歌ってますけど、私もみんなと同じ。特に変わった考えも感情もない。だから、ありのままを表現し続けていきたいですね。

今作もさまざまなアーティストとのフィーチャリングソングを収録していますが、実際に曲を作ってみての感想はいかがですか?

みなさん、それぞれに違った魅力を持ったアーティストさんたちなので…濃いですよね(笑)。やっぱり自分ひとりだと気付かない点もあるし、人によって曲との向き合い方も違うので、いろんな面ですごく勉強になりました!!!!

そうやって経験を積んでいるからなのか、歌声にさらに深みが増して色っぽさを感じました。歌詞の着眼点とかにも、どんどん大人の女性らしさを感じます。初めてお会いした時も素敵な女性でしたが、ここ最近グッと女度が上がってません?

ありがとうございます!!(笑) 自分のことなので、どのように成長できたかというのは正直あまり分からないのですが、曲を聴いてくださった方たちにそのようにを言っていただけるのは本当にうれしいです!

そんな女性らしさの上がった詩音さんが、今作で思い入れ深い曲はどれになりますか?

『Re:ナミダボシ』ですね。この曲は、プライベートでも仲良くしてもらっているCLIFF EDGEとのシングル『ナミダボシ』のアンサーソングなんですけど、意外にアンサーソングって今までやったことがなかったんですよ。今回初めて挑戦した曲であり、原曲の『ナミダボシ』が完成した時からこの曲のアンサーソングを書きたいとずっと思っていたので、実現できてよかったです。

原曲と聴き比べてみると新たな発見もあり、面白いですよね。いろんな角度で恋愛を歌った全曲ラブソングの今作ですが、“Truth”というタイトルには、どういう思いが込められているのでしょうか?

恋愛といってもさまざまな形があるけど、どれも“Truth(=真実)”だということです。これが正解で、それは間違いっていうのは恋愛においてないじゃないですか。いろんな形を持ち合わせるのが恋愛だと思うので、それを一枚のアルバムにギュっとまとめたという意味でこのタイトルにしました。なので、リスナーのみなさんもさまざまな恋愛をしていると思うので、それぞれの恋愛の状況に合わせて聴いてもらえたらベストですね。個人的には、目の前にある高い壁を乗り越えられたアルバムなので、一枚通してじっくり聴いてもらいたいっていうのが本音ですが(笑)
詩音 プロフィール

R&Bシンガーソングライター。親の影響で幼い頃からブラック・ミュージックに慣れ親しむ。1994年、アメリカンスクール在学時にスカウトされ、デトロイトでキース・ジョンによるヴォーカルレッスンを受ける。2004年からインディーズでの音楽活動を開始し、横浜、横須賀などのクラブを中心に活動。2008年5月、アルバム『Candy Girl』でCDデビュー。その圧倒的な歌声と同世代の共感を呼ぶ歌詞が評価を受け、インディーズながらオリコン・アルバムチャート9位を獲得。約10万枚を売り上げる。2009年4月、2ndシングル「RAIN OF TEARZ/GIRLICIOUS feat.DJ☆GO」がオリコン・デイリーチャート6位を記録。同年10月発売のアルバム『Trurh』もオリコントップ10入りを記録するも、2009年10月、喉にポリープができたことを告白。治療に専念するため、活動休止を発表。約3年間の活動停止期間を経て、メジャー移籍第1弾配信シングル「distance」より、『LOVE ME』3部作として、2012年7月より3ヶ月連続配信シングルをリリース。2013年6月には、初のベスト盤『ALL TIME BEST -BAYSIDE DIVA STORY-』を発表した。オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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