【ケツメイシ】『ケツメイシ 15th A
nniversary 『一五の夜』 ~今夜だけ
練乳ぶっかけますか?~』2016年8月
6日 at 日産スタジアム

撮影:石井裕之/取材:池田スカオ和宏

 ケツメイシのデビュー15周年を祝う一大イベントが7万人を集め行なわれた。全国から集まった老若男女が、彼らの歌とともに歩んできたこの15年を、曲毎に現われる想い出や描く景色とともに楽しんだ、そんな一夜でもあった。

 映像とともにステージに現われたメンバー各位。アッパーチューン「はじまりの合図」がライヴをキックオフさせる。祭装束のダンサーもステージに大挙。♪心技一体 三位一体♪のフレーズに会場中が一体化していく。季節毎の曲が多いのも彼らの特徴だが、とりわけこの日は夏チューンが中心。「夏の思い出」「太陽」等に加え、最新夏曲「ヤシの木のように」も披露し、盛り上がりに花を添えていく。

 “かつてはお客さんが3人の時もあった。だけど、今日は7万人。これまで出会ってくれてありがとう”というRYO(MC)の言葉のあと、これまでのさまざまな出会いが確実に現在の自分の糧となり、自身形成にも紐付いていることを伝えた「出会いは成長の種」、本来ウェディングソングの「君とつくる未来」も、ことさらこの日は会場と彼らとのこれからも一緒に歩んでいくアライアンスにも映った。

 事前にファンからのリクエストを募り、その上位16曲を流れや展開に合わせ歌われた、この日。とはいえ、きちんと新曲も披露され、「さらば涙」「君との夏」等では、しっかりと現行の彼らが堪能できた。

 演出的なハイライトは中盤「ライフ イズ ビューティフル」の際。会場中から空へ上がる無数の白い風船が描いた光景には、自身の気持ちも一緒に大空へと舞い上っていく、そんな感覚が味わえた。これまでの代表曲や人気曲が次々に現われたこの日。10年前の自分への手紙の回答のようにも響いた「手紙~未来」、距離に関係なく心は常につながり続けている友へと想いを馳せさせた「仲間」等は、当時とはまた違った印象を持った。

 後半の「花鳥風月」「バラード」の聴き浸らせるナンバーを経た、本編ラスト3曲は盛り上がり楽曲の連射となった。「友よ~この先もずっと...」では親子連れも楽しませ、レーザーやムービング全開の中歌われた「LOVE LOVE Summer」、灼熱のソカナンバー「RHYTHM OF THE SUN」では、会場中の老若男女を楽しそうに踊らせた。

 アンコールは3曲。幸せな気分に浸らせてくれた「幸せをありがとう」「ビールボーイ」では、ダンサーもスタッフも大樽に用意されたビールをジョッキでひと飲み干し、ひと足先の祝杯があげられた。ラストはタオル大旋回のサンバチューン「カーニバル」で締め。向かうべく16年以降も、彼らとファンとが一緒に歩んでいく改めての団結式の様相を見せ、そこにこの大祭の大団円を見た。

セットリスト

  1. はじまりの合図
  2. 三十路ボンバイエ
  3. 夏の思い出
  4. そばにいて
  5. 太陽
  6. ヤシの木のように
  7. 出会いは成長の種
  8. 君とつくる未来
  9. トモダチ
  10. ライフ イズ ビューティフル
  11. さらば涙
  12. 手紙~未来
  13. 仲間
  14. よる☆かぜ
  15. 君との夏
  16. 花鳥風月
  17. バラード
  18. 友よ~この先もずっと…
  19. LOVE LOVE Summer
  20. RHYTHM OF THE SUN
  21. <ENCORE>
  22. 幸せをありがとう
  23. ビールボーイ
  24. カーニバル
ケツメイシ プロフィール

2MC/シンガー/DJからなるラップ・グループ、ケツメイシ。なんとも心地よいシンフォニーを描き出すキャラ立ったラップのかけ合いと、メジャーな旋律をなぞる歌声は聴き手の心の琴線を確実に刺激する。それもなにげない日常の出来事/想いを綴ったストレートなリリックあってこその賜物か。そしてそれらは、親しみやすいヒップポップ/レゲエ・サウンドと相まって、温かさと解放感に満ちたナンバーとして届けられるのだ。99年のデビュー・シングル「こっちおいで」はTV CFソングにも起用。聴きなじみやすいポップ・サウンドでスマッシュ・ヒットを記録した。01年、「ファミリア」にてメジャーデビュー。以降、コンスタントにヒット曲を生産し、05年、メジャーデビュー以来11作目になるシングル「さくら」でオリコン1位に輝く。現在も“桜ソング”の定番曲として人気を誇る名曲となっている。ケツメイシ オフィシャルHP

OKMusic編集部

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