【光岡昌美】この気持ちをずっと持っ
ていればふたりの未来は明るい

デビュー日を記念して緊急リリースされる配信シングル「はじまりの日」は、光岡昌美の念願叶ったウェディングソングである。
取材:ジャガー

復活第一弾アルバム『PAST TRUNK』は、それまでに表現し切れていなかった思いを吐き出した作品でしたよね。いわば、あれは本格復帰に向けての準備段階だったのかなと。

そうですね。『PAST TRUNK』を制作できたことで気持ちの整理もできました。この一年は本当に好き勝手やらせてもらって、すっごい休んだりもしたので、来年からはもうちょっと動こうと思います(笑)

今回発表されるのが「はじまりの日」という。この曲は、結婚式当日の花嫁の心情を綴ったウェディングソングですね。

実は、私、ウェディングプランナーになりたかったんですよ。自分が花嫁になることへの憧れよりも、幸せな結婚式に携わる仕事への憧れが強くて。で、ちょうど歌詞を書くためにパリでひとり旅をしていた時に、友達から“結婚するよ”って連絡が入ってきて、ウェディングソングを歌うのもいいなって思って。そうしたらタイミング良く、パリ現地の結婚式に遭遇して…向こうに行って書くべくして書いた曲みたいな感じがします。

ある意味、夢を叶えた曲でもありますね。

そうですね、ちょこっとだけ(笑)。ただ、今回すごく書くのに苦労しました。今までは自分の経験で書けたけど、私は結婚したことがないし、どんな感じになるのかも想像が付かなくて…本当に今回は未知の世界で苦労しましたね。

“経験で歌詞を書く”というスタイルにこだわるのであれば、光岡さん自身の視点として友人へ贈る歌にもできたと思うのですが、あえて花嫁視点の歌にしたのはなぜですか?

結婚する友人に渡したかったので、その子の歌になってほしかったんですね。結婚式当日の心境が綴られていたほうが、後々“あの時こうだったな”って思い出と一緒に私の歌も思い返してもらえると思ったので。

新婦が新郎に向けた《いつまでも記念日は二人笑顔のすてきな花束を咲かせよう》という一節は、ふたりの門出を噛み締めている感じがして微笑ましかったです。

現実は夢見がちじゃいられないから、嫌なことも苦しいこともたくさん経験すると思うんです。でも、今日この場所で感じたこの気持ちをずっと持っていれば、ふたりの未来は明るいんじゃないかなって思い、その言葉を入れました。

両親への感謝も込められていて、父親の包容力と母親の優しさが伝わってくる描写が素敵でした。

ふたりの始まりの日であり、新しい家族が増える日でもあるから、歌詞は想像しながら書いたけど、私が結婚する時にはやっぱり両親への感謝も伝えたいなって。母と娘の距離感ってすごい特別だと思うんですね。絶対的な安心感があるというか…それを遠くから見守ってくれる父親の存在も大きいですし。花嫁の成長が垣間見れる歌詞になっていると思います。

ふたりを祝福するような華やかさを持ったサウンドですが、こういったシンプルな曲調を歌うのは珍しいですよね?

最近はアコースティックスタイルでのライヴをやったりしていて、今の趣向はアコースティックに寄ってますね。『はじまりの日』に関しては、やっぱり結婚式で歌ってほしいなっていう思いがあるので、これぐらいシンプルなほうがみんなに歌ってもらいやすいだろうし、私も結婚式で歌いたいです。キーもいつもは高い設定のものが多いんですけど、柔らかさを出したかったので今回はそんなに高くしていません。あと、チェロを入れてもらったので、弦楽器特有の温もりを感じてほしいですね。
「はじまりの日」
    • 「はじまりの日」
    • 2012.11.28
光岡昌美 プロフィール

ミツオカマサミ:2007年にシングル「Hana」でデビュー。透き通った優しい歌声と同世代が抱える心の葛藤をリアルに描いた歌詞が反響を呼んだ。アーティストとしての可能性を見出すべく、光岡名義での活動を一時休止したものの、11年にアルバム『PAST TRUNK』で活動を再開させた。 オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」

新着