【果山サキ】自分に負けそうな人へメ
ッセージを歌いたい

GIORGIO CANCEMI(NERDHEAD)やSoulJaとのコラボ曲が話題の果山サキの1stミニアルバム。カラフルな音色に前向きなメッセージを託す歌姫に本誌初取材!
取材:道明利友

デビュー前はSEAMOさんの楽曲制作に参加するなどさまざまな活動をされてきた果山さんですが、ホームヘルパー2級をお持ちというのも意外な経歴ですね。

シンガーを目指しながら、17歳ぐらいから介護のお仕事をしてたんです。母親がその仕事をしているのを見て、素敵なお仕事だなと思って。最初は世代も違うのでどうコミュニケーションを取ればいいか悩んだんですけど、“私は歌が歌えるんだ!”と思って、『リンゴの唄』とか『星影のワルツ』とか昔の曲をいろいろ覚えたらコミュニケーションが取れて喜んでもらえたり、勉強になることもすごくあったんですよね。で、お婆ちゃんを夕方にお家にお送りしてからレコーディングしたり、クラブで歌ったりっていう二重の生活をしていたんですけど、そのおかげで体力がつきました(笑)。よほどのことでは諦めないし、自分のいろいろな基礎がその時期にできたかなって。

今回のミニアルバムは、そのクラブ系のサウンドはもちろん、すごく多彩なテイストの楽曲が並んでいますね。

今回は初めましてのCDだし、私はどういうものが好きで、どういう歌を歌ってきたのかが全部分かるような曲を並べたいと思って。果山サキのコース料理みたいな感じで(笑)。いろんな味わいがあるっていうイメージでタイトルも“Tasty”になったんです。例えば、『Fly』はヒップホップ、R&Bっぽい要素も入っていつつポップな曲で、『本当に君じゃないのかな… feat.SoulJa』はクラブサウンド、『come into my bedroom』は私がどんな恋愛をしてきたかとかが結構露骨な表現で出ていたり(笑)

ちょっとドキドキしちゃう感じの歌詞ですよね(笑)。「一緒、いたいのに。feat.GIRGIO13(NERDHEAD)」も恋愛系の曲ですが、歌詞はすごく切なくてサウンドはキャッチーっていう仕上がりが印象的です。

そうなんですよ。私って声質がわりとポジティブな感じなのか、聴いてくれる方が“元気が出た”って言ってくれることも多くて。だから、こういう切ない詞でも少し前向きな感じに聴こえたらうれしいなと思っていて。この曲の背景は、私自身が実際にこういう恋愛をして、本当に辛くて…GIRGIOさんと曲を作る時に1~2時間ぐらい、泣きながら恋愛の話をして完成したんです(笑)

果山さん自身が作詞作曲をした「Life is wonderful」なども前向きな意志を感じますが、果山さんが音楽を通して共通して伝えたいのはまさにそういうメッセージ?

はい! 例えば“Life is beautiful”っていう曲も世の中にはよくあると思うんですけど、私の人生は決して綺麗なものだけじゃなかったし。綺麗なものではないけど、でも素晴らしいものはいっぱいあるなと思って、その曲はあえて“Life is wonderful”っていうタイトルにしたんです。歌手を目指してきた10年間には上手くいかないことが多くて、辛いこともたくさんあったんですけど…。オーディションで落とされた悔しさも“負けたくない!”っていう反骨精神につながったし、デビューできた今は、これまでの全部の経験にありがとうって感謝できるんですよね。だから、シンガーになれた今の私は、なかなか上手くいかなかったり、自分に負けそうな人とかに向けてポジティブなメッセージが歌えたら良いなと思ってるんです。
果山サキ プロフィール

カヤマサキ:22歳の頃よりストリートやクラブでのライヴを始める。さまざまなアーティストのバックコーラスなどを務め、2011年にシングル「本当にキミじゃないのかな… feat.SoulJa」で配信デビュー。 オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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