L→R 佐野 優(Ba)、藤原 岬(Vo)、西村広文(key)、北川慶祐(Dr)

L→R 佐野 優(Ba)、藤原 岬(Vo)、西村広文(key)、北川慶祐(Dr)

【アカシアオルケスタ】カッコ良い!
! それが全て!!

ホンキートンク・ピアノというかチャールストンみたいな感じの曲もあるし、Perfumeみたいな曲もある。オルタナな曲もあれば、それこそアゲアゲな曲もある。さまざまな音が存在しているんだけれど、それらの全てがきちんとアカシアオルケスタの音になっている。つまり、音のキャパシティー、間口が広く、懐も深いバンド、ということ。アカシアオルケスタは今年最高の音楽的収穫!!
取材:加藤 普

バンドの来歴を教えて。

バンドの結成は2007年6月です。インディーズで1stミニアルバム『テアタリシダイ』を出す4カ月前ですね。
北川
最後にバンドに加入したのがキーボードの西村だったんですが…。
西村
初セッションで初期衝動に駆られた良い作品ができて、その後で岬嬢から“来週レコーディングだから”と告げられ、初対面の1週間後にはレコーディングしてました。そんなタイトさのまま、このバンドはスタートしました。
北川
そのドタバタ感は今も消えずで。

岬さんと北川、佐野両メンバーとの出会いは?

ふたりとも私がシンガーソングライターとして活動していた時から、サポートメンバーをしてくれていたんです。音楽活動のことで真剣に悩んだ時期があったんですが、みんなと音を出しているとすごく楽しいなと思えて、一緒にバンドというかたちで演りたいと。ビジュアル含めて、やりたいことが頭にあって、スタジオも押さえて。説得です。
北川
最初呼び出された時は、告白されると思いました(笑)。そしたら寝耳に水の話で。
音というよりはイメージ、世界観を話しました。簡単に言えば、ビジュアルもステージングもサウンドも全てがカッコ良いバンドがやりたいと。“あのバンドカッコ良いよね”と言われるようなバンドがやりたい、というような説明をしました。

それにしても本当に全員カッコ良い!

北川
完全に自分たちもカッコ良いと思ってます(笑)。
西村
バンドとしても、個人としてもカッコ良いと思ってます。
佐野
ライヴ中に言ってしまうくらい…。
西村
そうなんですよ、佐野氏は、ライヴで曲を演ってる最中に近寄ってきて僕の耳元で“カッコ良い! カッコ良い!”と叫ぶんですよ。

バンド名の由来を教えて。よもや明石家さんまさんとは関係ないだろうけど。

すごく間違えられるんですけど、“アカシヤ”じゃなくて“アカシア”ですから。
北川
発起人の藤原 岬が明石出身というのもありまして…。
ないない。違うから。
西村
明石出身でもないし(全員爆笑)。
北川
アカシアは大きな木ですし、オルケスタ、オーケストラも大編成で、その大きさを4人で表現しているというような意味合いです。

今回のレコーディングはいつどこで?

実のところいつ始まっていつ終わったのか、不明です。
西村
スタートは2009年の6月です。
北川
最初は滋賀のスタジオから始まったんですが、その時の音源はアルバムには入っていません。もうあちこちのスタジオを転々と渡り歩いて録りました。最終的には、今年の夏の終わりまでやってたのかな。

音はオルタナだけれど、リズムやテイストはジャンルレスという印象です。

北川
ラテンのリズムもありで、オルタナ、グランジの音を出そうとしているというのは他にいないと思います。

自分たちの音を表現するのに、例えばラテン的なリズムが必要なのであって、ラテンを演りたいわけではないと。それと、ライヴのアレンジもその場その場での即興性を感じました。

西村
抽象的な言い方ですが、やってるうちに“どうせ、そこに行くんでしょ?”という感じです。“やっぱりね”“あっ、そっちに行きました? じゃ、そっちに行ってみましょうか”って。
普通のバンドとは真逆かもしれない。普通はバンドの音がカチッとあってヴォーカルが遊ぶけれど、ウチの場合は私がキチンとラインをキープして、バンドが遊ぶみたいな。

ギターレスという編成にはどんな意図があるの?

北川
さっき言いましたが“これで充分”。それに尽きます。西村と出会って、こいつがいるならギターは不必要だと。

ピアノもそうだけれど、ベースもギターのように鳴っている。

西村
“ギターレス”と言われる中で、キーボードとベースでカバーしていかなければならないというのはあるわけで、ベースとキーボードの阿吽の呼吸とかも、このバンドのひとつの見所、聴き所という気がします。

自分たちの持ち味はどの辺りにあると思う?

北川
ジャジーなサウンドでラテンな匂いがしているところもあり、歌唱力を活かしたバラードもありという二面性が、僕らの面白いところかなという気はします。
西村
その間を行く、第三勢力もあります! 例えば「狗尾草(ねこじゃらし)」とか。

ここは絶対に売りたいという部分はある?

北川
音楽としてのカッコ良さですね。それとライヴですね。その場でしか生まれない高揚感を、一瞬で創り上げられるという自信があります。
歌詞は私が書いているんですが、私にしか書けない詞があると思っています。みんな、自分で気付いていない自分の気持ちを気付かせてくれる歌詞を求めているんじゃないかと思うんです。1曲目から最後のトラックの最後の言葉まで、一語一語に魂を込めて書き、歌っているので、それは伝えたいですね。
北川
今は曲をバラバラに買えてしまうけれど、アルバムを通して緊張と開放というウェーブがあるんです。そのウェーブに実は歌詞が乗っていっている。

良い話を聞けたなと思います。以上です!

『タイクツシノギ』
    • 『タイクツシノギ』
    • OMCA-1138
    • 2010.12.15
    • 2500円
アカシアオルケスタ プロフィール

アカシアオルケスタ:2007年6月、藤原 岬を中心に大阪で結成。強烈な4つの個性がぶつかり合い、生み出されるサウンドは、ロックやポップス、ジャズ、ラテンなどあらゆるジャンルを全て飲み込み昇華させ、時に激しく、時に儚く、時に優しく聴くもの全てを包み込む。一度聴いたら虜になるそのサウンドは、正にこの4人にしか作り出せないアカシア的音世界。テクニックだけじゃつまらない、トゲのある鋭いサウンドと、メンバー個々の確かな個性で、一瞬にして自分たちの空気を作り出すステージングが話題を呼び、地元・大阪のみならず全国にアカシア依存症を増殖させている。10年12月15日1stアルバム『タイクツシノギ』、11年11月30日には2ndアルバム『メカシドキ』と会心作をリリース。オフィシャルHP
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公式サイト(アーティスト)

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