L→R シバタケンスケ(Dr)、カタオカセブン(Vo&Gu)、カガヤマタダシ(Ba)

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【LONELY↑D】一生のうちで今頑張ら
ないでいつ頑張るねん!

シングル「ハルアシンメントリー」でメジャーデビューを果たす、LONELY↑D。神戸から上京してきた3人のデビューに対する意識は高く、より音楽に対してストイックになっているという。
取材:石田博嗣

いきなりですが、LONELY↑Dってどんなバンドですか?

セブン
ざっくり言ってしまうと、CD屋さんとかのロックバンドの枠内に入るバンドですね。言葉をすごく大事にしていて…その中でも応援メッセージ系のバンドもいれば、文学的なバンドもいると思うんですけど、LONELY↑Dはですね…人って日常の生活や生きていく上で、他人とすれ違うと擦り傷だったり、大きな傷だったり、何らかの傷ができると思うんです。そんな傷にメロディーや言葉を通して触れる…触れるほうが滲みると思うんですけど、そういうバンドです。

最初からそういうバンドをやろうと?

セブン
“LONELY↑D”と高校生の頃から名乗っていたので、当時の僕と今の僕は全然考えていることが違う…当時はちゃらんぽらんで不確かなことばかりやってましたからね(笑)。僕は兵庫県の高砂市出身なんですけど、田舎だったからパンクバンドに混じって歌モノをやっていたので、そういうところで反骨の精神とかが生まれて、具体的に言えば2007年に今のような気持ちになりました。で、2008年の暮れに今のメンバーになりました。

では、他のメンバーが加入した動機は?

シバタ
LONELY↑Dとは対バンというかたちで出会ったんですけど、僕は加古川市出身なんでセブンとは地元が近いっていうことで話するようになったんですね。で、ドラムが抜けるからサポートで手伝ってほしいって言われて、一緒にツアーを回っているうちに惹かれていった…やっぱり、セブンの歌声が魅力的でしたね。性格的にも音楽と真摯に向き合っているし。
カガヤマ
僕はお世話になってたライヴハウスに友達のバンドを観に行ったら、対バンがLONELY↑Dだったんです。どんなバンドか知らなければ、メンバーも知らないような状態だったんですけど、骨太でカッコ良かった…歌にも惹き付けられたし、その日の出演バンドの中でひと際違う雰囲気を放ってましたね。で、ライヴハウスの人に紹介してもらって、一本のライヴのサポートを経てメンバーになったんです。だから、きっかけは完全に音楽ですね。とにかく、すげぇと思ったんで。

それで今のLONELY↑Dがあると。さっき“言葉を大事にしている”と言われてましたが、確かに表題曲の「ハルアシンメントリー」だけでなく、3曲ともすごく考えさせられる歌詞だと思いました。

セブン
この3曲に関しては“言いきる”ってことをしてないんですね。いろんなアーティストがいると思うんですけど、僕らは曲がリスナーのみなさんの元に届いた時点で、LONELY↑Dのものではなくなると思ってるんです。曲には必ずストーリーがあるから、そのストーリーは聴いてくれたリスナーのみなさんに作ってもらって大丈夫ですっていう感じですね。リスナーの解釈が正解になる…もちろん僕の中に答えはあるんですけど、映画監督が込めた想いを100パーセント理解して僕たちは映画を観ているかって言ったら、それは分からないわけじゃないですか。だから、歌詞を書く時は自分が言いたいことを踏まえつつ、なるべくリスナーの人たちが僕と近い感覚で感じられるようにっていうことを意識してます。でも、最大公約数を求めているわけじゃないんですよ。みんなの気持ちいいと思うところを集めるんじゃなくて、自分が深く潜れたところがみんなとリンクすればいいと思ってます。

そうやって自分と対峙して書いている印象も受けましたよ。

セブン
歌詞を書くというのは自分との闘いですね。メジャーデビュー以降は作曲や作詞が仕事になるわけですから、この3曲に関してはさらにハードルが上がりました。3曲ともインディーズの頃からモチーフがあったんですけど、もっと自分と向き合った…ほんと、自分というものに対してここまで深く潜ることができるんだっていうことを、このメジャーデビューシングルを作る過程で勉強しました。
シバタ
特に「ハルアシンメントリー」はすごく開けたというか、まったく違う歌詞になったこともあったんですけど、最終的にすごくいい歌詞になったと思います。
カガヤマ
僕はモチーフの段階から「ハルアシンメントリー」の歌詞はすごく好きだったんですけど、それが伝えたいことはブレずに表現が変わっていった…それも何回も何回も変わっていったので、側で見ていても言葉の使いかたとかが深くなってすごいって思いましたね。セブンも自分の内面を掘り下げたって言ってましたけど、そうやって突き詰めたことで、外に向かってより広く届くものになったんじゃないかって思います。
セブン
カッコ良く言えばそういうことなんでしょうけど、今までで一番一生懸命にやったっていうだけのことです(笑)。でも、周りのスタッフに多大な迷惑をかけたぐらい、サウンド面でも妥協をしなかったんですよ。一生に一度しかないメジャーデビューシングルなので、今まで応援してくれた人たちの顔を思い浮かべ、さらにこれから出会うであろう人たちのことを考えながら、ほんとに妥協することなくやれましたね。今、新しい曲をどんどん書いているんですけど、ハードルが上がっていってるので、すごく良かったと思いますね。

それだけメジャーデビューというのは大きいと?

セブン
そうですね。神戸から上京して、音楽だけをすればいい生活になったわけですけど、そうなると自ずと自分との闘いが壮絶になってきて、よりストイックになる…東京に来てからは“一生のうちで今頑張らないでいつ頑張るねん!”っていう気持ちでやってます(笑)。
シバタ
東京に出てくるにあたっていろんな人との別れもあったし、こっちでいろんな出会いもあったんで、そうやって多くの人たちに背中を押されているというか、自分を追い込む作業をやってますね。“自分だけのことじゃない”っていう責任感が強くなりました。
カガヤマ
僕もそうですね。毎日何でもいいから、どんな小さなことでもいいから、何かを得たいって思うようになったというか、その積み重ねだって思ってます。

このデビューシングルにはそんな気持ちが詰まっているだろうし、何よりも最初の“LONELY↑Dってどんなバンドですか?”という質問に答えてくれたものが詰まってますよね。

セブン
そう言っていただけると、すごくうれしいですね。捨て曲なし…もちろん、捨てられるような曲は1曲も書いたことがないんですけど。だから、どれもA面にできるっていうか、インディーズの頃から一生懸命にやってきた曲なので、すごいボリュームだと思います。初回限定盤にはDVDも付きますし(笑)。
LONELY↑D プロフィール

カタオカセブン(vo&g)、カガヤマタダシ(b)、シバタケンスケ(dr)からなる兵庫県出身の3ピース・バンド、LONELY↑D。幾度かのメンバー・チェンジを経て、08年に現在のメンバーとなる。

カタオカにより創り出される多様な「言葉」の世界観は、日常に存在する心の傷に語りかけ、その「言葉」を躍らせるメロディー・ラインは、力強さの中にもどこか人間味溢れる優しさで包まれている。野外ロック・フェスへの参加、定期的な全国ライヴ・ツアーを開催するなど、決して止まることのないライヴ・ワークを展開している。

10年2月に開催されたサークルKサンクス合併5周年記念ライヴ『Cherie Dolce St. Valentine Super LIVE』では、デビュー前のアーティストながら、オープニング・アクトとして異例の大抜擢。会場限定で楽曲「ミライト」の着うたフル(R)を配信したところ、予想を大きく超える約30,000ダウンロードを突破し、一気に知名度を上げる。10年2月より、au『LISMO Music』内の『New Generation ROCK』で特集アーティストとして紹介され、7月には<ユニバーサルミュージック>より1stシングル「ハルアシンメトリー」でメジャー・デビュー。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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