L→R アッコ(Ba&Vo)、ターキー(Dr&Vo)、ユウ(Gu&Vo)

L→R アッコ(Ba&Vo)、ターキー(Dr&Vo)、ユウ(Gu&Vo)

【GO!GO!7188】自然体であることに自
信が持てるようになった

前作から約1年4カ月を待って届けられた新作『Go!!GO!GO!Go!!』。そこには自然体になることでこそ表現できた活き活きとした躍動感と、彼女たちならではのバラエティーに富んだ楽しさが目いっぱい広がっていた。
取材:村野弘正

今回のアルバムはいつにも増して活き活きしているというか、これまで以上に外に向かって出るような伸び伸びとした躍動感みたいなものが感じられました。

アッコ
私たちはいつもライヴが最高の表現の場だと思ってるので、アルバムも毎回ライヴのような一体感だったり瞬発力とかにできるだけ近付こうと思って作ってるんだけど、今回はさらに大きくそこに一歩近付けたなっていう気がしてます。

何がそうさせたんでしょう?

アッコ
なんて言うか…“3人で音楽を作って演奏し続けていけばいいんだ”っていうことに、すごく自信が持てるようになったんですよ。以前は人がどう思うかってことにすごく惑わされてたから、音楽をやることに対して常に余計な力が入っちゃってた。でも、ここ1年くらいでそれが全然なくなって…3人とも、すごく無理のない自然な状態になれてるんです。で、それはたぶん…昨年のツアーの途中で私が病気して、一旦バンドが止まっちゃったでしょ。あの時に普通にライヴができるってすごく幸せなことなんだな~とか、GO!GO!7188の今までのこととか、これからのこととか…そういうことに対して、3人が改めてきちんと向き合うことができたのも、ひとつの大きな要因かなって思うんです。
ユウ
言い換えると、在りのままで自分が良いと思えること、できることを自信持ってやるっていう、そういう当たり前のことが、私自身、今まではホントできてなかったんだなって思うんです。人の目を気にしていろいろ考え過ぎたり、力を入れ過ぎちゃったりして。それで自信をなくしちゃうようなこともあったから。でも、今回はそういう部分がふっ切れて、力入れずにやったら、なんか逆に“あれっ!? 私、自分が思ってるよりできるじゃん!”っていうことがいっぱいあって(笑)。そんな手応えを今までで一番感じることができたんです。
ターキー
あと、状況的にもレコード会社やマネージメントが変わって、バンドを取り巻く環境が変わったし…要は、いろんな意味で3人の中に心機一転みたいな気持ちがあったんですよ。だからたぶん、すごく活き活きしてるし、伸び伸びした感じになってるんだと思う。レコーディングしててもライヴやってるみたいな感覚を普通に持ち込めたしね。なおかつ1曲1曲に対して3人で向き合う気持ちというか、同じところを共有してるなっていう感じがすごく強くなってたから。結果、3人の個性が今まで以上に素直に表現できてるんじゃないかなって思います。
アッコ
だから、今回は曲のできかたもすごくキレがいいというか、テンポが良くて。それこそ波に乗ってく感じで、ポンポンポンポンできていったんです。
ユウ
変に頭脳ませたな~っていう感じもなかったしね。そういう意味では、今までで最も安産(笑)。っていうか、曲を書く時もこういうのが自分に合ってるんだなとか、好きなんだなって思う気持ちに、ただただ忠実に…。何かを狙うなんてこともなく、人がどう思うかとかも全然意識しないで、とにかく素直に“自分”を全開していったんです。しかも、3人の役割分担とか、“私たち3人が求めてるのはこういう感じでしょ!”っていうのが完璧に分かってたから、まったくストレスがなかった。

これも自然体になれたからこそなのかもしれませんけど、どのプレイもこれまで以上に思いのままに、それでいて柔軟にフレーズを広げてるなっていう気がしたのですが。

ユウ
今回はとにかくギタリストとしての自信と誇りを持ってやるっていうことに努めてたんだけど。そうしたら、わりと一発でいいフレーズが浮かんできて、他にももっといけるっていう感じになっていって…。いいプレイがいっぱい出た中から、確信持って“これ!”っていうものを選ぶことができたんです。逆に言うと、それだけ想像力がいつも以上に広がってた気がするし、心から何でもありっていう感じだったんだけど。それはやっぱり、自然体になって自由にやれたからなんだろうなって思います。
ターキー
僕は今までの得意技はそのままに曲によっては新しい叩きかたというか、ビートの出しかたっていうのをいくつかやってるんだけど。それ以上に今回は、1曲1曲を点で見られるようになったことがすごく大きかった。“この部分”の“ここのおいしさ”みたいなのをね。そういうところをいろんな角度や方向から見ることができるようになりました。
アッコ
私は…“集中する”っていうことに集中してたかな。例えば、バラードとかゆったりした曲でもいかに気を込めてブッチ切るかっていう(笑)。そういうことは、今まで以上に意識してたかもしれないですね。

いつもながらの和メロあり、GSっぽいサウンドあり、ファンタジックな世界あり…と相変わらずかなりバラエティーに富んでますね。しかもすごく気持ち良く弾けてて、なんかGO!GO!7188っていうバンドの楽しさが一段と気取りなくストレートに伝わってくる気がします。

ターキー
今回はジャパニーズメタルみたいな雰囲気の曲とか、急にテンポが変わるハードプログレみたいな曲もあるし…THE NEATBEATSの真鍋くんのスタジオで録ってもらったロックンロールの曲もあるしね。アルバムを作る度に世界観が広がってるんだけど、なんかここまでくると、もはやGO!GO!7188っていうひとつの宇宙みたいな気がしますね(笑)。
アッコ
いずれにしろ、私たちは毎回その時のベストを尽くしてアルバムを作ってるけど、振り返った時には、そのひとつひとつが全部途中経過になるわけじゃないですか。そういう意味では、このアルバムも次に続いていくための途中経過。今のGO!GO!7188を表現した、最高の途中経過だと思ってます。
GO!GO!7188 プロフィール

中島優美(g&vo)、浜田亜紀子(b&vo)、ターキー(dr)から成るGO!GO!7188(ごーごーなないちはちはち)。もっとも原始的な3ピースという編成で、サーフ・ロック風のギター・リフとGS〜歌謡曲を通過したようなメロディを装填した、パンク・マシンガンをブッ放す。ストレートでありながらシュール、シュールでありながら懐かしい歌詞も、オール世代のハートを焦がしてやまない。00年6月、シングル「太陽」でデビュー。以降ハイペースに作品を輩出し続けている。威風堂々とした重量感、パンキッシュな威勢のよさ、艶っぽいメロディ、実に今時なあっけらかんとした歌いっぷり——古今東西のロックのシビレ要素が縦横無尽にミックスされているGO!GO!節は、益々もって快調だ。GO!GO!7188 Official Website
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OKMusic編集部

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