取材:土内 昇

「D.I.T.」には驚かされましたよ。ロックなイメージがあっただけに、ここまでファンキーに弾けるとは…。

思いきり弾けました(笑)。1stはデビューする自分の現状を歌っていて、2ndは“自分の道を進んで行こう”ということをテーマにしていたんですけど、今回のテーマは“元気”だったんです。それも、聴いてくれるみなさんと一緒に楽しもうって。

そういうことを意識して曲を作ったのですか?

もともとストックの中にあったものなんですけど、もっと短くて、歌詞も全然違ってたんですよ。でも、メロディーとかファンクな感じがテーマに合ってるんじゃないかって、間奏とかDメロとかを付け加えて、歌詞も書き替えたんです。

こういうファンクテイストの曲もストックしていたと?

いろんな曲にチャレンジしていて…ラップってやったことがなかったので、アルバムの中にこういう曲があったら面白いだろうなと思ってトライする気持ちで作ってみたら、意外にしっくりきたという感じですね。

ファンキーなんですけど、ギターはロックしてますよね。

ギターのリフやソロはガツンとしたものになってますね。ギターを始めて2年ちょっと経ったんですけど、今ではもう自分の身の一部のような気持ちがあるので、そこは譲れない部分ですね。だから、ずっとギターと一緒に生活してるんだっていう部分も見せれてると思います。

そんなサウンドに乗る歌詞ですが、視点が面白かったです。

曲が出来上がった時に、イメージとして明るめの未来があって、みんなと一緒に騒ぎたいと思ったんです。で、自分の学生時代のことを思い出しながら、その時に叶えられなかったこと、自分が持っていた大きな理想…今思うと“もっと弾けとけば良かったな”って思うことがたくさんあるから、みんなに“殻を破ってもっと自分を出していこうよ”ってメッセージしたいと思ったんです。今回、ラップに初挑戦だったんで、最初はどうしようとかと悩んでて…“ルールってあるのかな?”って思ってたんですよ。何も気にせずに好きなようにやっていったらハマったんですけど、母音を揃えた方が気持ち良かったんで、そういうことを勉強しながら書いたという感じですね。

主人公の女の子は日頃は優等生だけど、週末になると弾けるわけですが、これはマリアさんの理想でもあるのですか?

はい(笑)。そういうふうになれたらカッコ良いなっていう憧れがあって。すごく弾けてるんだけど、勉強とかやるべきことはちゃんとやってるんで、誰も反論できないっていう。で、そんな自分に自信を持っている女の子がみんなに語りかけているというか、みんなに元気を与えようとしているんです。

歌は感情のコントロールが難しそうですね。

物語っぽいところがあるし、主人公の女の子を演じながら歌う部分もあるので、ラップの部分とか感情を込めたりして…主人公の女の子は自分に自信を持っているっていうのを歌声で感じられるように意識してました。でも、“ここはこういうシーンだから、こういう感情で歌わないといけない”って考えたりするんじゃなくて、曲を作って、“これはこういう曲だ”っていうのを自分に染み込ませていくうちに、自然とそういう歌い方になったんだと思います。自分の性格も楽天的な部分が大きくて、この主人公に近かったりもするし、こんな感じにはっちゃけたいっていう気持ちも大きいんで、素の自分が出せているようで、歌ってて気持ち良かったですね。
マリア プロフィール

1987年1月29日生まれ、東京都出身。スウェーデンと日本のクォーターであるマリアは、父がピアノの弾き語りバーを経営し、そのバーで小さい頃からビリー・ジョエルやビートルズをよく歌っていた幼少時代。いつも音楽が身近にある環境に育ち、自然な形で人生において音楽は彼女に絶対欠かせない存在となる。

高校卒業後、路上ライヴなどでカヴァー曲を地道に歌い続けるが、自分の言葉と音で表現したいという強い思いから、07年に音楽塾ヴォイスに入塾。ギターとソング・ライティングの厳しいレッスンに明け暮れ、09年5月、1stシングル「Getaway」で遂に<ユニバーサル・ミュージック>よりデビュー。発売前から<YouTube>で10万アクセス突破、FM15局のパワー・プレイを獲得するなど、その表現力とソングライティング力が各方面から注目されている期待の女性シンガーソングライターだ。マリア オフィシャルサイト

OKMusic編集部

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