取材:石田博嗣

今回の楽曲は合宿で制作されたそうですが、合宿に入る際にテーマとかはありました?

YASU
ざっくりなんですけど、“良い曲を”でした(笑)。これが僕らやスタッフ全員で決めたテーマなんですよ。“良い曲ばかり録っていこう”って。だから、インスピレーションで“これ、良いね”っていうものを…ほんと、音楽を作るのに一番大事な部分で判断してやってましたね。この合宿で11曲ぐらい作ったんですけど、生き残ったのは4曲だけでした(笑)。今回の3曲は、そんな合宿の中で作り上げたものなので自信がありますね。D-51の新しさも絶対に出ていると思うし。

「Lady Don't Cry」が表題曲になっているのは、新しいことをしているからですか?

YASU
そうですね。どの曲がメインになっても良かったんですけど、中でもサウンドに新しさがあるし、D-51らしいっていうか、アップテンポでノれるものだったんで。

原曲を聴いた時の印象はどんなものでした?

YASU
僕、一番大事にしているのが“キャッチーであること”なんですよ。聴いた瞬間にその人の心を掴むぐらいポップなものというか。「Lady Don't Cry」は最初に聴いた時に、すごくポップだと思ったし、メロディーもすぐに覚えられたんで、“良い曲だな”って思いましたね。楽しい曲だなって。
YU
作ってる時に“キャッチー”というものをイメージしてました。自分たちが歌ってて気持ちいいもの、カッコ良いと思えるものっていうことは考えてましたね。

打ち込みのビート感が80年代っぽくて弾けているのですが、作っている時からそういうイメージがあったのですか?

YU
僕が作ったデモはリズムが4つ打ちで、疾走感のある感じだったんですけど、アレンジャーと話して、Aメロのリズムは細かくして、サビで一気に広がるようにしました。あとは、頭にインパクトが欲しいからギターのカッティングを入れたり。

そんなサウンドにどんな歌詞を乗せようと?

YASU
YUのデモはめちゃくちゃな英語で歌ってるんですけど、この曲はサビ頭で“Bady Don't Cry”って歌ってたんです。そのノリがすごく良かったんですけど、“Bady Don't Cry”って広げにくいと思って、“Bady”を“Lady”に変えてみたんです。今の時代に“Lady”って言葉はあまり使わないだろうなって(笑)。この曲は女性への応援歌というか…女性の幸せを手に入れるためのしたたかさってすごいと思うんですよ。だから、“Lady Don't Cry”というのは“泣くな”っていう意味だけど、僕的には“泣くことはないだろう。十分にすごいよ”って感じなんです。僕の女友達がちょうど仕事を辞めて…説明すると長いんですけど(笑)、確実に幸せを掴むための一歩なんですよ。僕だったら慣れ親しんだ職場はなかなか辞められない。新しいところで一から始めるのは不安もあるし。でも、彼女は幸せを掴むためにはそんなこと言ってられないって。なんか、そのバッサリ感がカッコ良いと思ったんです。甘えてないっていうか。彼女のことがこの曲のアイディアとなってますね。

なるほど。では、合宿を行なって制作された今作なのですが、どんなものに仕上がった実感がありますか?

YU
今の自分たちに出せる最大のパワーっていうか、一番良いものが出せたと思いますね。すごい自信作です。
YASU
カップリングの2曲も“カップリング”って呼ぶのが嫌なくらいで、3曲ともすごく良い曲に仕上がってますしね。
D-51 プロフィール

沖縄のストリートから音楽シーンのメジャー・フィールドへ——。03年から数多くのストリート・ライヴをこなしてきた、沖縄を拠点にするヴォーカル・デュオ=D-51。彼らはそのライヴ経験に裏打ちされた実力(ふたりのヴォーカルのハーモニー/強く大きな歌唱力など)と爽やかで透明感のあるグルーヴィな歌声という華やかな個性を携えて、04年にメジャー・フィールドに飛び出した。インディ時代には既に彼らの才能の素晴らしさが口コミで広がっていき、全国区の人気を獲得するにまで至ったそう。メロディアスで涼やかなトラックと彼らのヴォーカルが描き出す世界には、リラキシンな聴き心地と仄かな熱情が入り混じっている。そんな世界を味わわせてくれるD-51の音楽に多くの聴き手が惚れ込むのもうなずけるというものだ。そんなD-51が発売したメジャー・デビュー・アルバム『ONENESS』にも彼らの魅力が目いっぱい詰め込まれている。オーディオ・プレイヤーの再生ボタンを押すと彼らが紡ぎ出すグルーヴの波が爽やかなそよ風に姿を変えて、柔らかく暖かく聴き手を包んでくる。なるほど、これが彼らの魅力なのだな。そう改めて実感する。彼らの歌声は“歌う喜び”に満ち溢れている。その想いを含めて、D-51の音楽はちょっと甘酸っぱくて、とっても気持ちがいい。D-51 Official Website
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OKMusic編集部

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