取材:石田博嗣

私にできることをやり続ける

デビューして3ケ月、歌手としての自覚も強くなりました?

歌が生活の中心になっているというか…今週はライヴがあるから、これは食べない、飲まないっていうような体調管理を意識するようにもなって、歌のために生活をしている感じですね。あと、手にはいろんな菌が付いてるから、手で掴んでものを食べないようにもなりました。絶対に風邪はひいてはいけないんで。だから、サンドイッチとかおせんべいもお箸で食べてます(笑)

プロ意識ですね(笑)。では、まず「誰カノタメニ」ですが、この曲を最初に聴いた時の印象は?

歌詞は南米の『ハチドリのひとしずく』という民話をテーマにしていて、自分にできることは小さなことなのかもしれないけど、諦めずにやり続けることが大事っていうメッセージが込められているんですね。“小さな声だけど叫んでみる”っていう言葉が何回か出てくるんですけど、私は私にできることをやり続ける…歌い続けるっていうところですごく共感しました。

そんなメッセージがある歌詞のせいか、ひと言ひと言を届けようと歌っていますよね。

そこは一番に考えてます。サビだけじゃなくて、全部を伝えたいので、ひと言ひと言を大切にして歌ってます。ジャケット写真も前をちゃんと見て、意志の強い感じを表しているんですけど、前作の『アイツムギ』のやわらかい感じとは違って、力強い感じで歌いましたね。でも、表情としては、微笑んでる…レコーディングでは声しか録音されないんだけど、歌う時に表情を作ったりしてるんですよ。そうすると声の表情も変わるんで、自分ができる最大限の伝え方を考えて、いろいろ試したりしてます。あと、音域が広いから普通に歌うと、Aメロは低くてサビは高いってなると思うんですよ。だから、AメロもBメロもちゃんと響かせて、サビでは感情を入れすぎないようにって…歌い方でも、気持ちの面でも、そうやってバランスをとりながら歌いましたね。

両A面のもう1曲、「ワスレナグサ」については?

16ビートで速いんですけど、歌詞もメロディーも温かさを含んでいて…自分の育ったところのルーツを忘れないで、これから先、力強く歩んでいくっていうメッセージが込められているんですけど、そこが私とすごく共通しているなって思いました。“海の蒼さ”とかの言葉が自分が育った奄美の風景を思い出させてくれる…奄美から出てきて、奄美の良さを伝えながら、歌手としての道を力強く歩んでいくっていうところで共通しているから、素直に歌えましたね。だから、私は歌手としての道を歩んでいくっていうことで…サビのところで“ワスレナイ ワスレナイ”“生きていく 生きていく”って2回繰り返すところがあるんですけど、相手に問いかけていて、なおかつ自分にも言っているような気持ちで歌いました。

“生きることは わたしを探すこと 切ないほど こころの旅は続く”というところも響いてきましたよ。

歌手になるなんて予想してなかったことなんで、ほんとに何が起こるか分からない…いろいろな人との出会いと別れを繰り返しながら、そうやって生きていくって感じですね。

2曲とも自分とリンクしているわけですね。

そうですね。『アイツムギ』は自分のルーツである故郷の奄美大島が曲に織り込まれていて、島のゆったりした感じが思い浮かぶんですけど、今回は島を出て、東京に来て、“ここで私は歌手として生きていくんだ!”っていう強い意志みたいなものが、曲を聴いても、ジャケットからも感じられると思います。
城南海 プロフィール

キズキミナミ:平成元年、鹿児島県奄美大島生まれ。奄美民謡“シマ唄”をルーツに持ち、2009年1月にシングル「アイツムギ」でデビュー。2014年7月にテレビ東京『THE カラオケ★バトル』へ初出演以来毎回高得点を叩き出し、番組初の10冠を達成。城南海 オフィシャルサイト

OKMusic編集部

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