L→R DRI-V(Dancer)、IKUZONE(Ba)、Hirok(i Gu)、K(j Vo)、桜井 誠(Dr)、BOTS(DJ)、ATSUSH(I Dancer)

L→R DRI-V(Dancer)、IKUZONE(Ba)、Hirok(i Gu)、K(j Vo)、桜井 誠(Dr)、BOTS(DJ)、ATSUSH(I Dancer)

【Dragon Ash】自由と連帯が鳴らす、
歓喜の歌。

約2年ぶりとなるDragon Ashの新作『FREEDOM』は、彼らがこれまでに鍛錬してきた音融合術の極意を余すところなく発揮した充実作。ここにあるのはデタラメなれど繊細、自由なれど巧緻な音塊。箸休め曲一切ナシ、高密度・高圧力で迫るDragon Ash流ミクスチャーサウンドを体感せよ。
取材:猪又 孝

今回はとても高揚感のある一枚になりましたね。テーマは“FREEDOM”だそうですが、音も開放感があってとにかくアガれる。

BOTS
取材を重ねてると、みなさん一様に“明るい印象が~”とか“フリーダムな印象を持ちますね”って言ってくれて。本人たち的には“フリーダムなものを~”って思って作ってるわけじゃないんですけど、主に自分たちがモチベーションを高められるように試行錯誤して作った音楽がそういうふうに評価してもらえて、非常にいい作業ができたアルバムだったなと思ってます。

ベストアルバム発売後の07年末から“Dragon Ashのレコーディングは月に一回”というルールで行なってきたそうですね。その作業が晴れやかな気分で行なえていて、それが音につながったというところもありますか?

Kj
そういう部分もあるね。あと、個人的には月に1曲ドラゴンに書き下ろして、月に2曲くらい外注の仕事をしたりと、バランス良くいろんな音楽の仕事ができてるのが良かったなって思ってる。というのは、月1曲しかドラゴンの曲を作らないから、なるべく1曲でドラゴンを出そうとするっていうかね。ミクスチャーであることとか、起伏があることとか、ライヴ映えすることとか、1曲でドラゴンを提示できるような曲を作って、結果的にそれが集まったから。

1曲1曲、ドラゴン濃度が濃いと。

Kj
そう。だから、善くも悪くも箸休め的な曲がないと思うんだ。

あと、今回は打楽器や鳴り物が多いですね。

桜井
打楽器は今回、ドラムとティンバレスは全曲に入れてるんです。

「運命共同体」のスティールパンは特に印象的でした。

BOTS
アレはみんな食い付きますね(笑)。
Kj
最後の最後に5分くらいで入れたんだけどね。そう言われると複雑な気持ちなんですけど(笑)。
桜井
でも、いい味。アレでだいぶ音の世界観が南国系になってるもん(笑)。知り合いも、なんか『海物語』(パチンコ機種)みたいって言ってたし(笑)。
BOTS
ディスだよ、それ。例えが(笑)。

でも、言い得て妙ですよ。どっちも“フィーバー”感はあるもん(笑)。

桜井
そうそう(笑)。

それにしても、本作でいよいよDA流のミクスチャーが極まった感じがしました。ラテン音楽を主体に、ヒップホップ、ロック、パンク、グランジ、中南米音楽、カリビアン音楽、ドラムンベースなどなど、本当に多種多様な音楽が入っていますよね。

BOTS
集大成って言っちゃアレだけど、今までのテイストをうまーく取り込めてる1曲ずつにはなってるなと思いますね。これこそミクスチャーなんじゃねーかっていうのはデモを聴いてても思ってたから。

しかも、それらがぐちゃぐちゃに混合されて塊になってるのではなく、ちゃんと音が分離されながら一斉に鳴ってるのがすごい!

桜井
そういう音の位置関係は俺も気にしてたかな。音がどこにあるか。奥にいるとか手前にいるとか、そういうのは考えて音作りはしてますね。

そんなアルバムで難産だった曲は?

Kj
「繋がりSUNSET」のリリックがね。言いたいことがあるっていうのも大変だなって思ったし、あとは、仲間に歌ってる曲なので一番大事なのは伝えること、まっすぐ言うことで…でも、言葉を書く仕事をする人間として、この言葉は使いたくないとか、こういう言い回しは好きじゃないとか、ここで絶対韻を踏みたいとか、そういう美学の部分とのせめぎ合いがあって。でも、作って、俺はまだこんなに頑張れるんだと思ったね。1曲を作ることに対して、まだ死ぬ気でやれるんだなっていうのが確認できて良かったです。

では、本作の核になる曲となると?

Kj
アルバムの核は「FREEDOM」かな。「FREEDOM」一曲で表せてると思う。

Kjが今回言いたかった“自由”というのはどんなことなのですか? “自由になりたい”っていうようなことなのか、それとも“自由は素晴らしい”みたいなこと?

Kj
内面的なことだね。「Ordinary」で歌ってるようなことなんだけど、ただ歩いてる道でも人によっては退屈に見えるし、人によってはキラキラしたものに見える。自分の在り方ひとつでしょ。自分が自由だと思ってれば、それは自由なんじゃない?っていう。もちろん音楽的にもそう。似たようなものが多いから、自由に鳴らすべきだと思って言ってるところもある。足並みを揃えることによって大切なものが失われているとも思うしね。

“運命共同体”という言葉はみんなで同じ方向を向いてたり、同じ目標を持ってる時に使える言葉だと思うんですね。そこで、DAが次に見据えていることは?

Kj
俺はライヴかな。すげえ近いところだけど。こういうアルバムを作ってる以上、ロックバンドとしてライヴでこれを体現できないと絵空事になっちゃうから。

3月から始まるツアーはどんなものになりそうですか?

Kj
最初からガンガンでしょうね。いつものドラゴンのライヴです。暴れられることができてこその、我々ミクスチャーバンドですから。

「Dear mosh pit」なんて曲も入ってるわけだしね(笑)。

BOTS
うん。まあ、デタラメだけど適当じゃないっていうね。そこをびしっと見せたいですね。
『FREEDOM』2009年03月04日発売MOB SQUAD/ビクターエンタテインメント
    • 初回限定(DVD付)
    • VIZL-322 3500円
    • 通常盤
    • VICL-63250 3045円
Dragon Ash プロフィール

ドラゴン・アッシュ:1997年、Kj、IKUZONE、桜井誠の3人でデビュー。その後、BOTS、HIROKI、ATSUSHI、DRI-Vが加入し7人編成になるも、12年にオリジナルメンバーのIKUZONEが急逝。13年、現在のメンバー6人で再び前進することを決意する。今アルバムよりKenKenがレコーディングに全面参加。デビュー時よりあらゆるジャンルを驚異的なスピードで横断し、Dragon Ashとしか表現しようのない音を鳴らし続けている。Dragon Ash オフィシャルHP

OKAMOTO'S×Dragon Ash プロフィール

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