取材:ジャガー

たくさんの世代の人が共感できるような

すごくキザな歌い方ですが、そのわりに好きな人を思う主人公は悶々としてますよね。

何も始まってないですからね。“君”は出てきますけど、“君と何してる”っていうのはないですから。君に対する気持ちや肉付けが膨らみ過ぎてるだけで…せめてキザでいさせてという。

タイトルに“MATHEMATICS”(=数学)が入っているので、一見固い印象もあったり。

最初からタイトルは“LOVE?”にしたくて、“?”は科目がいいなっていうのがあったんですよ。科学(science)は普通だし、心理学(psychology)はあまり一般的ではないって考えていく中で、数学を辞書で調べてみたら、学校で習うと“math”なんですけど、本当は“MATHEMATICS”の略ってことを知って。僕も知らなかったんですけど、面白くて付けました。勉強っぽい感じもあるし。あと、ダーン!!って感じも(笑)

要はインパクトが強いってことですよね(笑)。

中身は恋の方程式をちゃんと示して終わろうと思ったんですけど…最後の一文が“数学似だが 恋ってやつは 公式にない 恋がしたいのさ この例えどうだ”しか思い付かなくて。それまでいろいろやってるのに、“数学似だが”って最後に説明しちゃって(笑)

でも、遊び心くすぐる感じで結果として良かったのでは?

俳句の五七五を“FIVE SEVEN FIVE”と言ってみたり、カッコ良くしておしゃれになりました。まず、“この例えどうだ”っていう人いないですからね。まして曲って例えみたいなもんじゃないですか、それなのに“それに対してどう?”だし。

「若者のゆくえ」に入っているストリングスも新鮮ですね。

通常、ストリングスとか絶対入れないし、基本的に自分たちには必要ないですから。でも、こうやってストリングスが入ることで、まったく別の人の曲になったというか、表情が変わって面白かったです。元から入ってるピアノはベースの関根が弾いていて、代わりにベースをギターの湯浅が弾くという変則的な編成をとったんですよ。そういうのもあって、今回チャレンジしてみようと思ったんです。シーズンも卒業式前なので、これから卒業していく人に、Base Ball Bearからの卒業のお祝いというか。そういう気持ちを込めて仕上げました。

同日にインディーズ時代をコンプリートしたアルバムもリリースされますが、全32公演、自身最長となるツアー『LOVE MATHEMATICS TOUR 09』を意識して?

そうですね。インディーズ時代の曲もライヴでやってますし、これからもやっていくので、どこかでまとめて、聴いてもらえるようなタイミングっていうのを作りたいなって思ってたんです。そこに32本っていう長いツアーが決定したのと、メジャー3年目っていう、それぞれのタイミングで。

Base Ball Bearの全部を知ってくださいと。

自分たちのやりたいことをずっとやってるだけなんですけどね。ただ、芯になるところはずっと変わんないし、それが育っていくだけ。だから、いつ聴いたってBase Ball BearはBase Ball Bearであって、最新も最古も関係ない。結成当初から自分も作家として成長してるし、バンドも成長してますから得たものもありますし、失ったものもある。そこはバンドをやっていく上で、しょうがないことだと思うし、受け止めていくつもりなので。最新が常に自分たちのベストであるようにいたいですね。
Base Ball Bear プロフィール

ベースボールベアー:2001年、同じ高校に通っていたメンバーが学園祭に出演するためにバンドを結成したことがきっかけとなり、高校在学中から都内のライヴハウスに出演。その高い音楽性と演奏力が大きな話題を呼び、06年4月にミニアルバム『GIRL FRIEND』でメジャーデビュー。これまで2度に渡り、日本武道館でのワンマン公演を成功させる。16年3月、結成当初からのメンバーであった湯浅将平(Gu)が脱退。17年4月、新体制後初となる7thフルアルバム『光源』をリリース。Base Ball Bear オフィシャルHP
Wikipedia

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