取材:土内 昇

僕はメリーが最後のバンドだと思ってい

ガラくんが音楽をやろうと思ったきっけは?

僕、高校を途中で辞めてるんですけど…高校が全然面白くなかったんですよ。学区外の学校に行ったから友達もいなかったし。“俺、何してるんだろう? 何のために学校に入ったんだろう?”って考えるようになって、そんな時に“音楽をやってみよう!”って思ったんです。で、当時一緒にバンドをやってたギターの子と一緒に上京して、ライヴハウスや楽器屋とかでメンバーを集めたりしてバンドを組んだんです。でも、うまくいかず、ギターの子とも別れてしまって…。“俺、どうしょうかな?”って思ったんですけど、やっぱり音楽がやりたかったんですよね。そんな時、音楽雑誌をパラッと見たらあるバンドがスタッフを募集をしていて、直感で“これだ!”って。この業界のことを何も分かってなかったから、現場に入った方が早いなって。だから、そこで教えてもらったことがデカいですね。“曲はこうやって作るんだ!”“ツアーはこうやって組むんだ”“イベントはこうやって出れるんだ”…今やってることの8割ぐらい見せてもらったし、そこで経験したことがメリーにも生かされていると思います。

では、その後は本気でバンドを?

そうですね。スタッフををやりながら現場を見ていて、“これは中途半端な気持ちでやってては無理だな”って思いましたからね。だから、その後のバンドは“この人とやりたい!”と思う人と組みました。“俺がバンドを組めば、絶対にいける!”って根拠のない自信もあったし…なぜ、そんなに自信があったのかまったく分からないんですけど(笑)

メリーを組むまでに、いくつかバンドを解散させてますが、そこで自信が萎えることはなかったのですか?

今思うと当時のバンドというのは、メリーをやるための伏線だったような気がしますね。自分がやってきたバンドのダメなところを全部なくしたのが、メリーというか。僕はメリーが最後のバンドだと思ってるんですよ。それぐらいの覚悟を持って始めたから、中途半端なものじゃなく、ほんとにやりたいメンバーを集めて、納得のいく曲を作って、そこから活動をスタートさせたんで、バンドとして100%やりたいことができてますね。もちろん、まだまだメリーでやってないこと、メリーだからできることっていっぱいあると思うし、もっといい景色も観たいし、野望はいっぱいありますけど。

そんなメリーを組んだことで、意識するようなったことは?

例えば、音源にしても、ジャケットとかもあるけど、何をメインに届けたいのかってことですね。ライヴでも、何をやりたいのかって。それをすごく勉強してる気がしますね。だから、3年後、5年後、この音楽業界の中でどんな立ち位置でいたいかを考えるようになったというか。今までは“今日が楽しければいい”っていう、その日暮らしだったんですけど、何年後かに、例えば武道館に立っている自分を想像して、そのために今は何をしないといけないのかってことを考えて行動するようになりましたね。昔はメリー在りきっていうよりもメンバーの奇抜さ在りきで、面白いことをやったり、変な会場でライヴをしてたけど、今はメリー在りきで考えるようになりました。

そういうふうに考えるようになった転機は?

『Many Merry Days』っていうツアーをやってからですかね。ファイナルの横濱文化体育館を終えて、“人に届けるってこういうことなんだな”とか“自分も感動できるってこうことなんだな”って分かったので。

メリーをどんなバンドにしたいと思ってますか?

知ってる人にも、知らない人にも、メリーというバンドを知らしめたいですね。唯一無二っていうか、“こんなバンドがいたんだ!”って。とにかくすごいバンドになりたい。やってる側からすると…例えばメリーは他とは全然色が違うと思ってるんですけど、端から見れば一緒だと思うんですね。だから、“歌がすごい”でも、“歌詞がすごい”でも、何でもいいから、今のビジュアル系と言われる枠から飛び出したい。どのバンドが飛び出すかで、またシーンも変わると思うし。
メリー プロフィール

メリー:2001年10月に結成。昭和歌謡的な叙情旋律や欧米発のロックなどを様々に融合させた個性的な世界観により、インディーズシーンのみならず、著名ミュージシャンからも注目される存在に。2005年にメジャー進出した後も精力的なライヴを行なっており、型にハマらない活動がそのままバンドのコンセプトにもなっている。メリー Official Website
Merryオフィシャルサイト
メリーオフィシャルサイト

OKMusic編集部

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