【チャットモンチー、GLAY】『チャッ
トモンチーの求愛ツアー♡2015』201
5年7月1日 at Zepp Tokyo

撮影:古渓一道/取材:清水素子

 チャットモンチーが敬愛するアーティストに求愛し、ともにライヴを行なう『求愛ツアー』のファイナルに彼女らが迎えたのは、なんとGLAY! 自身もMCで何度も“信じられない”と語ったように、まさしく“夢のひと時”がチャットモンチーのメジャーデビュー10周年を華やかに祝した。先攻のGLAYは「口唇」「誘惑」等のヒット曲を次々に投下。さすが5月末に結成20周年ライヴを東京ドームで大成功させた彼ら、最大規模のライヴハウスであるZepp Tokyoが恐ろしく小さく見えるような貫禄たっぷりのステージングと、そこから生まれる強大なパワーで、一瞬にして会場をGLAY色に染めてしまう。もちろん、この日ならではのパフォーマンスも随所に見られ、「星に願いを」を1フレーズ弾いたTAKURO(Gu)がTERU(Vo)と向き合い、互いに語り掛けるような歌とギターで始まった名曲「HOWEVER」は、バンドサウンド重視のストレートなアレンジがライヴハウス空間と絶妙にマッチ。さらに、チャットモンチーの「真夜中遊園地」を躍動感たっぷりにカバーして、スペシャルな時間をプレゼントしてくれた。最後は“これからのみんなの未来のために。頑張ってほしいという想いを込めて”と、「HEROES」をプレイ。曲中で訴えられる《自分を信じて行けよ!》の言葉に胸が熱くなり、これが彼らの愛される理由と知る。

 主催のチャットモンチーは1曲目「変身」の曲中で“求愛してるよ!”と、橋本絵莉子(Vo&Gu)と福岡晃子(Ba)がフロアーとコール&レスポンスを交わしながら入場して、ファンタジックな空気を創出。そこから手拍子沸く「きみがその気なら」を皮切りに、5月に発表した最新アルバム『共鳴』の楽曲が続々披露されていくと、ロックのパッションが多彩にあふれ出す。特に橋本がワンピースで80年代のアイドル風に歌った「最後の果実」から、恋の狂気を滲ませた「ときめき」へのエモーショナルな展開は驚異的。可愛らしいパブリックイメージを裏切る一種どギツいリリックと、キュートな歌声とのギャップには、一度聴いたら忘れられない魔力があるのだ。その狭間にはメンバーふたりがヴォーカルに専念し、コミカルに楽しませる初のラップ曲「ぜんぶカン」も。ツインドラムが力強いリズムを刻む中、アコースティックギターをかき鳴らす橋本と福岡の歌声が重なり合う「例えば、」での締め括りも、静かな感動を呼ぶ。

 さらにアンコールではTERUを呼び込んで、なんと「グロリアス」をセッション! チャットモンチーの求愛ツアーTシャツを着たTERUを挟んで3人で合唱する情景は、レアという言葉では収まり切らない、あまりにも貴重な1シーンだった。ここで10周年企画の一環として、来年2月27&28日に地元のアスティとくしまでフェスを行なうことが発表されると、満員の場内からはドッと歓声が。最後は“この曲がこれから何年も生き続けてくれたらなと思います”と披露した「ドライブ」に、チャットモンチーの夜明けが見えた。

セットリスト

  1. 【GLAY】
  2. 1.口唇
  3. 2.ROCK’N’ROLL SWINDLE
  4. 3.誘惑
  5. 4.SOUL LOVE
  6. 5.HOWEVER 
  7. 6.真夜中遊園地(チャットモンチー カバー)
  8. 7.百花繚乱
  9. 8. 微熱(A)girlサマー
  10. 9.彼女の“Modern…”
  11. 10.SHUTTER SPEEDSのテーマ
  12. 11.HEROES
  13. 【チャットモンチー】
  14. 1.変身
  15. 2.きみがその気なら
  16. 3.シャングリラ
  17. 4.こころとあたま
  18. 5.いたちごっこ
  19. 6.東京ハチミツオーケストラ
  20. 7.私が証
  21. 8.ぜんぶカン
  22. 9.最後の果実
  23. 10.ときめき
  24. 11.隣の女
  25. 12. Last Love Letter
  26. 13.例えば、
  27. <ENCORE>
  28. 1.グロリアス(GLAY カバー)
  29. 2.ドライブ
GLAY プロフィール

GLAYとはTAKURO(g)、TERU(vo)、JIRO(b)、HISASHI(g)から成る、現在日本でもっとも著名なロック・バンド。ライヴでの動員数、セールスともに、前人未踏な記録を打ち立てているのは、周知のとおりだ。

「キャンプ・ファイヤーで歌えるような楽曲を作っていきたい」——これはソングライターであるTAKUROの弁だが、彼らの音楽に対する姿勢をこれほど如実に物語った表現はないだろう。シング・アロングを考慮した底なしにメロディアスなヴォーカル・ライン、ポジティヴかつ普遍的な詞世界、心地よいミキシング……つまり、老若男女だれもが共有できる音楽を目指すということだ。確かに彼らの音楽には、レア・グルーヴもなければ、ドラムン・ベースもヒップホップもない。要するに先鋭的なテイストをもつ音楽とはまったくもって程遠いGLAY流のロックだと言っていいだろう。しかし、その源泉たる表現欲求はあまりに純粋であり、聴くものすべての心を打つのだ。

94年の1stシングル「RAIN」でメジャー・デビュー以降、オリコン週間ランキング初登場1位を獲得した2ndアルバム『BEAT out!』の先行シングルとして発売された8thシングル「グロリアス」がCMソングに抜擢され、瞬く間にGLAYというロック・バンドが世の中の音楽リスナーに認知された。
以降、「BELOVED」「口唇」「HOWEVER」など立て続けにヒットを記録、97年に発表された初のベスト・アルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』では、500万枚を超える爆発的なセールスを打ちたて、当時の歴代アルバム・セールスを更新して歴代1位となった。その後も、「誘惑」「Winter,again」「Way of Difference」「逢いたい気持ち」「G4」などのヒット曲をコンスタントにリリースしている。

06年8月に、氷室京介とのコラボレート・シングル「ANSWER」を発売後、味の素スタジアムにて『KYOSUKE HIMURO+GLAY 2006 at AJINOMOTO-STADIUM“SWING ADDICTION”』を氷室京介と共に開催した。08年8月には、『GLAY VERB TOUR 2008 in U.S』と銘打ち、初となるアメリカ公演を敢行。大晦日には幕張メッセにて約4年ぶりとなるカウントダウン・ライヴを開催し大成功を収めた。

デビュー15周年を迎える09年3月には、13分間にわたる壮大でドラマティックなロック・ナンバー「SAY YOUR DREAM」を通算40枚目のシングルとして発表。本作は、永遠などありえないと知った大人のロック・バンドの切ないほど狂おしい願いを込めた誇り高き明日へのモニュメントでもあるのだ。そしてデビュー日と同日である5月25日(月)には、映画『ラスト・ブラッド』主題歌に起用された「I am xxx」をリリース予定。4月〜11月にかけて、メンバープロデュース・ライヴを皮切りに、全国ホール・ツアー、日産スタジアムでの15万人動員ライヴ、全国アリーナ・ツアーの開催が決定している。デビュー15周年を迎えた彼らを誰も止めることは出来ない——。GLAY オフィシャルHP(アーティスト)
GLAY オフィシャルHP(レーベル)
GLAY オフィシャルHP(モバイル)
GLAY オフィシャルTwitter
GLAY オフィシャルFacebook
GLAY オフィシャルYouTube
GLAY オフィシャルブログ
Wikipedia

チャットモンチー プロフィール

2000年徳島で結成。2005年メジャーデビュー。2006年リリースのSG.「シャングリラ」がヒット。2007年リリースの2nd AL.『生命力』に続き、09年リリースの 3rd AL.『告白』は、オリコン初登場 2位を記録。2008年には、初の日本武道館公演を開催。メジャーデビューから2年4か月での日本武道館2days公演は、女性ロックバンドとしては史上最短(※当時)で、現在のロックシーンを 代表するバンドへと成長を遂げる。2011年にDr.高橋久美子の脱退により、橋本、福岡の2ピース体制となる。2014年には、サポートメンバーを迎えた体制での活動を発表し、6th AL.『共鳴』を15年にリリース。そしてデビュー10周年の日本武道館公演を行い、2016年には郷里徳島で主催フェスを2daysで初開催。大成功を収めた。最新作は、シングル『Magical Fiction』(2017年4月リリース)。デュオ“橋本絵莉子波多野裕文”(橋本)やユニット“くもゆき”(福岡)での活動、CM歌唱(橋本)や徳島での多目的スペースOLUYOの運営(福岡)など、それぞれ多彩な活動を行っている。2017年11月23日、2018年7月をもって活動を「完結」させる事を発表した。チャットモンチー オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着