【吉井和哉】『YOSHII KAZUYA SUPER
LIVE 2014~此コガ原点!!~』2014年
12月28日 at 日本武道館

撮影:Mikio Ariga/取材:田山雄士

 カバーアルバム『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』が軸のためか、どこかゆったりと始まったライヴ。全方位開放となった武道館で鳴り響くパワフルなバンドサウンド、その中心に立つ吉井和哉が輝かしいオーラを纏って、昭和のポップスを歌い上げていくさまは紅白のような趣も。もちろん自身の楽曲も小気味よく織り交ぜ、「WEEKENDER」ではステージ端へ駆け抜けて“今年も一年、お疲れ様でした!”と叫んだりと、年末のアットホームさがありながら高揚感たっぷりの不思議な空間を、誰もが大いに楽しんでいた。

 曲ごとに吉井の歌は迫力と色気を増し、沢田研二の「おまえがパラダイス」「サムライ」には思わず客席から黄色い声が! ここまでジュリーを自分のものにできるヴォーカリストもそういない。オリジナルに負けないのは原曲をしっかりと消化している証。弦楽隊の荘厳さが加わったあがた森魚の「百合コレクション」に弘田三枝子の「人形の家」、1年前に急逝した大滝詠一の「さらばシベリア鉄道」、どれも時代を超える名曲ばかりだ。

 アンコールでは、少年少女合唱団ら約40名と森進一の「襟裳岬」。観客もスクリーンの歌詞字幕に導かれて口ずさみ、最高のムードでイエモンナンバーへ続く。全キャリアが集束する中、“1996年12月28日の武道館は、最後に「楽園」を初めて披露してコロムビアを巣立っていったんだけど、こうして戻ってきてなんだか感慨深いです”と語る吉井。ラストに演奏された新曲「クリア」「ボンボヤージ」は未来への覚悟が滲む、滋味深く感動的なものだった。新たな船出がまたここから。

セットリスト

  1. SPINNING TOE HOLD
  2. 真赤な太陽
  3. WEEKENDER
  4. ウォンテッド(指名手配)
  5. おまえがパラダイス
  6. サムライ
  7. VS
  8. 夢の途中
  9. あの日にかえりたい
  10. 百合コレクション
  11. 人形の家
  12. シュレッダー
  13. さらばシベリア鉄道
  14. MUSIC
  15. 点描のしくみ
  16. ビルマニア
  17. SPINNING TOE HOLD
  18. <ENCORE1>
  19. 襟裳岬
  20. アバンギャルドで行こうよ
  21. SUCK OF LIFE
  22. FINAL COUNTDOWN
  23. クリア
  24. <ENCORE 2>
  25. ボンボヤージ
吉井和哉 プロフィール

ヨシイカズヤ:88年にTHE YELLOW MONKEYを結成し、92年にメジャーデビュー。01年にバンドが活動休止した後、03年にYOSHII LOVINSONとしてソロデビュー。04年にTHE YELLOW MONKEYが解散。05年6月より初のソロツアー『AT the WHITE ROOM』を実施。06年1月、吉井和哉に名義を変更し、シングル「BEAUTIFUL」で活動を再スタート。14年11月、自身のルーツ・ミュージックをカバーした、初のカバーアルバム『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』を発表。15年3月、4年振りとなる7thアルバム『STARLIGHT』を発表した。吉井和哉 オフィシャルHP(アーティスト)
吉井和哉 オフィシャルFacebook
吉井和哉 オフィシャルYouTube
Wikipedia

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