【LUNA SEA】『LUNA SEA 25th ANNIV
ERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC -A L
iberated Will- 』2014年12月23日 a
t 横浜アリーナ

撮影:Keiko Tanabe/取材:清水素子

 挑戦的な初期衝動とキャリアに伴う熟練は、往々にして反比例するのが常。しかし、そんな世の必然をLUNA SEAは見事に覆してみせた。25万人を動員するツアーの真っ最中であり、結成25周年を迎えた2014年のラスト公演。そこで見たのは13年振りに発表された最新アルバム『A WILL』という“現在”と、終幕前の名曲たちという“過去”を巧みに取り混ぜ、新たな進化を遂げたモンスターの姿だった。

 地元である神奈川でのライヴ、しかも横浜アリーナに立つのは14年振りということで、幕開けの「Anthem of Light」からRYUICHIのヴォーカルもフルスロットル。聖夜間近に相応しい清らかな歌声が続く初期曲「Dejavu」では一転、棘を露わにしながらも深く、熱く観る者を抱擁する。「JESUS」ではJからSUGIZOへの華麗なソロ繋ぎに、INORANもアグレッシブな動きと表情で煽り立て、アウトロではRYUICHIとJがツインヴォーカル状態に。中盤、浮遊するSUGIZOのバイオリンにINORANが繊細なアコギで合わせるセッションから魂震わすドラムソロと、神々しいまでの美技を畳み掛けて恍惚へと誘いつつ、最後はお馴染みの“真矢!”コールで弾けるのもニクい。25年で培われた様式美と進化が織りなすモザイクは実に美しく、客席を埋める人々の幅広い年齢層が彼らの衰えぬ求心力を知らしめる。

 もはや恒例となったオーディエンスの「きよしこの夜」合唱で迎えたアンコールでは、なんとメンバーがサンタ帽で登場するサプライズも。さらにジョン・レノンの「Happy X'mas (War Is Over)」を贈って、今ツアーのファイナルを3月14日の大阪城ホールで行なうことを発表した。その際、RYUICHIが語った“このメンバーと一緒にいると日々すごいことが起きる”という言葉は、きっとファイナルの後も証明され続けるだろう。

セットリスト

  1. Anthem of Light
  2. Déjàvu
  3. Rouge
  4. JESUS
  5. Lost World
  6. MARIA
  7. Glowing
  8. Violin & AG Jam 〜Dr. Solo〜
  9. TONIGHT
  10. Thoughts 〜Bass Solo〜
  11. The End of the Dream
  12. TIME IS DEAD
  13. ROSIER
  14. absorb
  15. <ENCORE>
  16. Happy X’mas(War Is Over)
  17. ~BREATHE
  18. Metamorphosis
  19. PRECIOUS…
  20. WISH
  21. Grace
LUNA SEA プロフィール

ルナシー:1989年、町田プレイハウスを拠点にライヴ活動を開始(当時の表記は“LUNACY”)。90年にバンドの表記を“LUNA SEA”に変更し、翌91年に1stアルバム『LUNA SEA』をリリース。そして、92年にアルバム『IMAGE』でメジャーデビューを果たす。00年12月26日&27日の東京ドーム公演を最後に終幕を迎えるが、07年12月24日の満月のクリスマスイヴに東京ドームにて一夜限りの復活公演を経て、10年に“REBOOT(再起動)”を宣言。13年12月には13年5カ月振りとなる8枚目のオリジナルアルバム『A WILL』を発表する。その後、バンド結成25周年を迎え、自身初の主宰フェスとなる『LUNATIC FEST.』も開催し、17年12月にはオリジナルアルバム『LUV』を、19年12月にはグラミー賞5度受賞のスティーヴ・リリーホワイトとの共同プロデュースによる10枚目のオリジナルアルバム『CROSS』をリリース。LUNA SEA オフィシャルHP

OKMusic編集部

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