【Do As Infinity】Do As Infinity
SHIBUYA-AX 2009年2月27日

撮影:yoneyama saburo (SignaL)/取材:ジャガー

昨年、3年という月日を経て復活したDo As Infinity。突如解散を発表された時以上に、復活という朗報に多くの人間が沸いた。筆者もそのひとりであり、このライヴへの期待も大きかったことは言うまでもない。ただ、ほんの少し不安…怖さもあった。ソロアーティストとして独自の世界観を開花させた伴 都美子と、ミサイルイノベーションとしてバンド活動に磨きをかける大渡 亮。このふたりが再びタッグを組み、観せるライヴはどういうものなのかまったく検討がつかなかったからだ。結論から先に言うと、そんな期待とちょっとした影を潜めながら体感したライヴは、筆者の不安を一瞬にして払拭させる凄まじいものだった。 1曲目「For the future」は、ライヴでも馴染み深いナンバーだけあって早くも会場のテンションが上昇! 伸びやかな歌声とさわやかなサウンドに胸の高鳴りを抑えずにはいられない。サビ部分を一緒に口ずさむ者もいれば、高く飛び跳ねる者もいたりと、決まりごとなく各々が自由にDo As Infinityの音楽を楽しんでいる。その姿はステージサイドにも言えることで、観客との交流やサポートメンバーと音を奏でる喜びだったりで笑顔に満ちあふれたふたりの表情がとても印象的だった。特に「Oasis」「柊」といった彼らを代表する壮大なバラードでは、歌の息づかいひとつとってもその世界観を深く感じさせ、無邪気にはしゃいでいた時とのギャップに息を飲んだ。張りつめた程良い緊張感の中、美しくもはかなげな歌声に絡み合うギターの旋律がどこまでも響き渡る…そんな幻想的な空間を体感するのだった。後半では、いつものごとく(!?)亮がビールを飲んだりと和やかムードも全開! 笑顔の絶えないまま本編を締め括った。 しかし、これだけで観客が事足るはずもなく、アンコールまでしっかり披露することに。この日初演奏となる新曲は、物悲しさと明るさという相反するものを感じることのできるミディアムバラード。“さらなる無限の広がり”と、自らの復活をこう述べた亮の言葉を歌にしたものでもある。懐かしむだけで終わらない、新しい先を見据えたDo As Infinityを堪能できたライヴに未だ興奮しているのは、きっと筆者だけではないだろう。
Do As Infinity プロフィール

「高湿度の歌謡メロディと70's型ロック・サウンドの融合」に真正面から取り組む伴都美子(vo)、大渡亮(g)から成るポップ・ロック・ユニット。99年のデビュー・シングル「タンジェリン・ドリーム」を皮切りに、「ハート」「オアシス」とマニア心/大衆性が同居した秀逸楽曲を次々にチャート上位へと送り込んでいった。00年には1stアルバム『ブレイク・オブ・ドーン』をリリース。ソウル/ハードロック/フォーク・ロック/歌謡曲の旨味がイイ感じにしみ込んだ力作である。その後も、ヒット作を連発し02年には初のベスト盤『Do The Best』をリリース、武道館公演を開催するなど人気バンドとして華々しい活動を繰り広げた。

05年9月、音楽の方向性の相違、メンバーのソロ活動の活発化に伴い、惜しまれながらも解散を宣言し、シングル・ベスト『Do The A-side』をリリース。11月には日本武道館でラスト・ライヴを開催し、6年間の活動にピリオドを打つ。その後、伴都美子はソロ活動に、大渡亮は自身のバンド・ミサイルイノベイターとして活動するなど、それぞれの道に進んだ。

08年春、メンバーやスタッフが再会したことがきっかけとなり、再結成を決意。『a-nation'08』にてシークレットとして1曲のみ演奏し、再結成を発表。08年9月29日を再結成の日とし、再始動をスタートさせる。そして09年6月には、再結成後初のシングルとなる『∞1』をリリース。Do As Infinity Official Website
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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