【GENERAL HEAD MOUNTAIN】『GENERA
L HEAD MOUNTAIN TOUR 2010 「花笑み
編」』2010年3月22日 at 代官山UNIT

撮影:H.and.A/取材:ジャガー

アルバム『深まる日々に、微笑みを。』は、バンドの中枢である松尾昭彦(Vo&Ba)が自身をさらけ出したことにより心地良い温もりが得られた。そんなアルバムを完成させた今の彼らだからこそ、胸の内を突き刺す痛みもあれば、誰かを愛おしく思うやさしさといった人間味あふれるライヴがこれまで以上に体現できたのではないだろうか。だからといってぬるま湯に浸かったわけではない。凛とした気高さを持ってステージで暴れ狂う姿は観客をさらに煽ることとなった。1曲目にバラードを持ってきたことで会場がどよめき、その後は攻めのナンバーで駆け抜け、静と動を見事に使い分ける。松尾だけでなく、気迫に満ちたギターのオカダコウキ、強靭なドラムで華を添える海太、それぞれが磨きのかかったプレイを主張し合い、3人の個性が明白に映し出されたライヴでもあった。

セットリスト

  1. 手紙
  2. 硝子
  3. 群青
  4. 午前四時
  5. 紅色
  6. 眩暈
  7. 感情線
  8. 逆鱗
  9. 散歩道
  10. 鳥籠
  11. 接吻
  12. いい日旅立ち
  13. 走馬燈
  14. 砂時計
  15. 深まる日々に、微笑みを。
  16. 追憶
GENERAL HEAD MOUNTAIN プロフィール

00年に、松尾昭彦(vo&ba)を中心に宮崎で結成されたGENERAL HEAD MOUNTAIN。03年5月に、現在のメンバーであるオカダコウキ(g)と海太(dr)が加入し、本格的なライヴ活動をスタート。独特の雰囲気と3ピースとは思えない迫力のあるライヴに定評があり、全国のライヴハウスからブッキング依頼が絶えない。激しく突き刺さるパンクでエモーショナルな楽曲とシンプルでストレートな歌詞が印象的なバラード、この両方を併せ持った世界観が人気の彼らは、宮崎を拠点に年間100本近いライヴを行っている。「独特な世界観」と言われているが、本人達は自覚がない上に、誉められているのか貶されているのか分からないまま、現在に至る。

05年4月に1stミニ・アルバム『追憶の唄々』をリリース後、全国53ヶ所にも渡るライヴ・ツアーを敢行。定期的にライヴ・ツアーを行うなか、2ndミニ・アルバム『鎌高在叙情の唄々』(06年5月)、1stフル・アルバム『月かなしブルー』(08年6月)、3rdミニ・アルバム『木漏れ日にツキル』(09年6月)を発表。『月かなしブルー』では椎名林檎「罪と罰」の大胆カヴァーで話題を呼び各方面で高い評価を得た。『木漏れ日にツキル』を引っさげて行われた全国ツアー『本編にこそ、木漏れ日はツキル』では、全国各地でソールドアウトが続出。オーディエンスの心にも深い爪痕と興奮をもたらした。

09年11月には、満を持して<コロムビアミュージック>よりシングル「羽」でメジャー・デビューを飾る。本作がテレビ東京系『やりすぎコージー』エンディング・テーマに起用され、着実に知名度を上げていった。そんな中、10年1月にメジャー1stアルバム『深まる日々に、微笑みを』を発表。身体を揺さぶり、心を抉り、その傷口を優しく癒してくれる全11篇は、一つの映画を観賞しているかの様な気分にさせてくれる、叙情感溢れる名曲達がずらりと顔を揃えた。

同年11月には、早くもメジャー2ndアルバム『バタフライエフェクト』をリリース。全体のテーマを設定せずに制作するという“当たり前”に初めてチャレンジした本作には、彼らの新たな方向性が垣間見える秀逸曲が収録された。11年1月12日、翌々日から開催される全国ツアー『音楽家とバタフライ』を以って、突然の解散を発表。公式サイトには、「完成、解散、青い空。」と非常に短いコメントがメンバーより寄せられており、この解散を「完成」と表現。GHMらしい言葉で約11年の活動に終止符を打つ。GENERAL HEAD MOUNTAINオフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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