【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#18 作
詞家・松本隆の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。


仲村 瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『
』を発足し会長として活動中。
【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#18 作詞家・松本隆の言葉

「人生は積木である」と思うんだよね。
とにかく、一つ一つのことを丹念に積み
上げていくこと、下手でもいいから。

『風街茶房 松本隆対談集 1971-2004』(立東舎/著・松本隆)より

薬師丸ひろ子との対談で、「自分が計算しても、想像しても、努力してもできないようなすばらしい体験に出会ってきている」という薬師丸に対して、松本隆が発した言葉。一つ一つのディテールの積み重ねで、自分を作っていくことの大切さを比喩的に表現している。大事なのは、その積木が「後で崩れないこと」という言葉にも重みを感じる。

松本隆(まつもとたかし)
昭和24年生まれ、東京都港区出身。伝説的ロックバンド・はっぴいえんど(昭和45年~昭和47年)のドラマー及び作詞担当として活躍。解散後、オリジナル・ムーンライダーズのメンバー、音楽プロデューサーを経て、作詞家となる。アイドルへの初の提供作は、アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」(昭和49年)。「木綿のハンカチーフ」(昭和50年)で、筒美京平との歌謡史に耀く、ゴールデンコンビが誕生する。400組近いアーティストへの作詞を手がけ、作詞数は2100曲以上。その中でヒットチャート1位は52曲という偉業を果たしている。

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