「臼井孝のヒット曲探検隊
~アーティスト別 ベストヒット」
マルチに活躍する
福山雅治のヒットを探る

“福山雅治”というキャラクターを
最も魅力的に輝かせるのはバラード?

このようにランキングを見てみると、シングル表題曲以外にも人気が多い中で、シンプルなバラードがかなり優勢となっているのが特徴のひとつだと言えるだろう。結局のところ、バラードが“福山雅治”というキャラクターを最も魅力的に輝かせる曲調なのかもしれない。実際、総合12位のドラマ『とんび』の主題歌となった2013年のシングル「誕生日には真白な百合を」も、家族への感謝がつづられているが、ともすればカッコつけていると揶揄されそうなメッセージソングもストレートに聞かせるのは彼の大きな持ち味だろう。

“ましゃロス”現象勃発後も
彼新たな代表曲が生まれることを期待

2015年に女優・吹石一恵との結婚を発表すると、女性たちがショックで欠勤や家事放棄をしてしまうという、いわゆる“ましゃロス”現象が勃発。これ以降、冒頭のタレントパワーランキングでも30代以上の女性人気は正直なところ下がってしまった。

しかし、2017年以降は、それらを払拭するかのように積極的な音楽活動を再開。まず、ティーンに人気のバラエティ番組『痛快TVスカッとジャパン』内の人気コーナーのテーマソング「jazzとHepburnと君と」、同年末には黒柳徹子の半生を描いたドラマ『トットちゃん』の主題歌「トモエ学園」を手掛け、さらに2018年には子どもから若い女性まで大人気のアニメ映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の主題歌「零 -ZERO-」も書き上げている。これまで以上に幅広いターゲット、特に『スカッとジャパン』と『名探偵コナン』のタイアップから若い世代を意図的に狙っているのは明らかだ。実際、いずれも配信チャートで上位入りしており、一定の成果を挙げていることから、結婚後でも、彼の新たな代表曲が生まれることを大いに期待したい。

プロフィール
臼井 孝(うすい・たかし)
1968年京都府出身。地元国立大学理学部修了→化学会社勤務という理系人生を経て、97年に何を思ったか(笑)音楽系広告代理店に転職。以降、様々な音楽作品のマーケティングに携わり、05年にT2U音楽研究所を設立。現在は、本業で音楽市場の分析やau MUSIC Storeでの選曲、さらにCD企画(松崎しげる『愛のメモリー』メガ盛りシングルや、演歌歌手によるJ-POPカバーシリーズ『エンカのチカラ』)をする傍ら、共同通信、月刊タレントパワーランキングでも愛と情熱に満ちた連載を執筆。Twitterは @t2umusic、CDセールス、ダウンロード、ストリーミング、カラオケ、ビルボード、各番組で紹介された独自ランキングなどなど、様々なヒット情報を分析してお伝えしています。気軽にフォローしてください♪

OKMusic編集部

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