Phum ViphuritがAWAでプレイリスト&
インタビューを公開 「全然、ヤング
スターじゃない(笑)」
Phumは2017年にクラウドファウンディングで制作したアルバム『Manchild』に収録された「Long Gone」のMVが公開から半年で200万再生を超え、今年3月に公開された「Lover Boy」のMVはすでに500万再生を超えるなど、バイラルヒットを記録。天性の歌声とフォーク、インディ・ロック、ソウルなどあらゆる音楽のエッセンスを取り込んだハイブリッドな音楽性が注目を集めている。
また、Phumは、日本で「タイのヤングスター」と呼ばれている。そのことを話したら、彼は驚いたようにこう話す。
「そんな呼ばれ方されてるんだ。全然、ヤングスターじゃないのに(笑)」

Phum Viphurit
幼少の時から、お母さんが聴いていた音楽で育ったんだ。Michael jacksonやWhitney Houston、George Bensonとか。そういう曲を使って、お母さんの前でDJみたいなことをしてたよ。少し大きくなってからは、MTVを観始めて、たくさんのMVで色々な音楽を知って。16歳か17歳の時に楽器をやり始めたんだ。最初はドラムで、次にギター、そのあとDaughterやYoung The Giantのカバーをやったりもしたよ。そういう経験をしていって、自分ひとりでできなかった曲作りが、今では作詞作曲までひとりでできるようになったんだ。

Phum Viphurit
気づいてくれて嬉しいよ。『Long Gone』のMVに出てるカセットプレイヤーはお母さんのもので、それ以外はすべて私物なんだ。あのMVは90年代からゼロ年代初期の雰囲気を出したかった。高校のときから、レトロなものには興味があってさ。服も古着屋やリサイクルショップで、いつも買ってるよ。これはもう世界にひとつしかないって気持ちになって、すごいハッピーになるんだ。今日着てる服も古着屋で買ったよ。お母さんが聴いていた音楽で育ってるのが影響してるのかもしれないけど、オールドなものが好きなんだ。そういう要素を自分の音楽に取り込んでるよ。
Phum Viphurit
印象的な曲で言ったら、やっぱり「Long Gone」かな。アルバム『manchild』を9曲くらい作り終えたあと、大体の曲がフォーキーな感じだったんだけど、ちょっと違うことをしたいなって。それで、ルーパー・エフェクターを使って曲を作ってみたんだ。MVも作って、SNSで紹介したら広がっていったっていう経緯があったから、1番印象に残ってるよ。
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