L→R 佐藤純一(key&cho)、towana(Vo)、kevin mitsunaga(Pc&Sampler)、yuxuki waga(Gu)

L→R 佐藤純一(key&cho)、towana(Vo)、kevin mitsunaga(Pc&Sampler)、yuxuki waga(Gu)

【fhána インタビュー】
いくつものストーリーが交錯する場所

アニソンは大事にしつつ
それ以外のフィールドを広げたい

このベスト盤を頭から聴き直して感じることはありますか?

やっぱりtowanaの声は変わりましたね。あと、ギターの音も変わった。アレンジも昔の曲のほうが音数が多かったなって。

towanaさんは「青空のラプソディ」(2017年1月発売の10thシングル)の前にポリープの手術をしましたが、その時はピンチだと思いましたか?

歌手や声優など声を仕事にしている人の職業病みたいなもので、多くの方がポリープ手術を受けて復帰されているから、それ自体に対する不安はあまりなかったです。それよりも、towanaのメンタルの部分が心配でしたね。実際、その時は本人もナーバスになっていましたし。でも、本人的にも手術後のほうが歌いやすくなったと言っているので、結果的に良かったと思います。

そういう意味では「青空のラプソディ」はひとつのターニングポイントになった? towanaさんの歌声もそうだし、それまでになかった明るい曲調で、さらにダンスも取り入れたし。

確かにそうですね。MVの再生数も伸びて、海外でも人気とのことで重要な曲になりました。kevinくんがダンサーにジョブチェンジした曲でもありますし(笑)。最初は恥ずかしそうでしたけど、今は率先してノリノリですから。

佐藤さん個人で印象に残っている曲は?

あえて挙げるなら、「星屑のインターリュード」(2014年11発表の5thシングル)はfhánaのカラーを決定付けたと思います。ポップでキャッチーな曲なんですけど、構成やサウンドはプログレッシブで、アウトロがすごく長かったり、イントロや間奏で泣けるフレーズがあって、“fhánaって何かさわやかで泣けるけど、ちょっと普通と違うよね”というfhánaのイメージを作った曲です。

それこそ一曲の中にストーリーがあるというか。

そうですね。ただ楽しいだけじゃなく、その裏にある切なさや陰の部分があるから光の部分がより輝く。今目の前にある世界も、その裏側や外側にあるものとのギリギリのバランスで成り立っていて、いつ壊れてもおかしくない。そういう刹那や切なさは常に胸にありますね。

これまでもそういった世界線の話をよくされていましたね。このベスト盤で平行世界線は収束に向かう?

どうでしょうね。でも、世界線をテーマにした作品は『World Atlas』で終わりだと思っていて。気持ちとしては三部作じゃないけど、イメージしていたことなので。

じゃあ、佐藤さんのイメージ通りにやってこられた?

それは全然ですよ。そもそもアニソンでデビューするイメージがなかったし、その後もいつの間にか5年経っちゃっていた感じですから。もともと10年20年と長く活動するというビジョンはありつつ、その瞬間ごとの短いスパンでのイメージはあったけど、3年とか5年みたいな中長期的なスパンのイメージはなかったです。

では、この先に描いているストーリーは?

今はさらに拡大する時期だと思っています。アニソンというフィールドでの認知はだいたい広がったと思うので、アニソンは大事にしつつ、それ以外のフィールドに広げていきたいと思っています。今年は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』にも出演するなどして、アニメは知らないけどfhánaは聴くという人も増えましたし。そうやってフィールドを広げていくことが、今やるべきことかなって思っています。

実写の映画やドラマのタイアップをやっているfhánaを見てみたいですね。

やりたいけど、自分たちで決められることではないですからね。でも、そのための第一歩として、アニメ以外にフィールドも広げていくことが大事なんじゃないかと。

取材:榑林史章

OKMusic編集部

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