浜田麻里

浜田麻里

【浜田麻里 インタビュー】
今回の武道館には
ひとつのストーリーがある

曲たちがファンのみなさんにとっての
永劫の光的なものになればいいなと

上位の5曲くらいはヘヴィなものが並んで、そのあとにポップなものが並んで、そしてドラマチックなバラード群という、ランキングにも麻里さんのカラーがちゃんと出ていますよね。

私のファンの気質なんでしょうね。パッとの思い付きで軽々しく選ばないというか。じっくりと考えるタイプの方が多い気がするので、そういう部分が出ているのかもしれないです。“あの曲は入れておかないといけない”とか。もしかすると、自分で選んだとしてもあんまり変わらないかも(笑)。

ファンの方も単純に自分の好きな曲を選ぶのではなく、“浜田麻里のベストを作る”というスタッフ感覚だったのかもしれないですね。

そうです、そうです。そういう気持ちもあって選んでいただいた気がします。

ある時期の曲に偏るとかもなく、近年の曲も入ってますからね。

そのへんの気遣いも(笑)。『Gracia』の曲も50位以下に結構固まってるんですよ、「Disruptor」とか「Right On」とか。『Mission』(2018年8月発表の24thアルバム)の曲とかも。今の浜田麻里を認めてくださっていて、それを新しいファンの方にも聴いてほしいという想いを持ってくれているのを感じますね。

このアルバムの中で麻里さん自身の思い入れのある曲を挙げるとすると?

こういう取材だったり、身内からも“自分で3曲選ぶとしたら?”って訊かれるんですけど、ほんと難しいんですよね。もしも今の自分がベストアルバムを作るとしても、ファンの方の観点とほとんど変わらないと思いますし。さっき言った経緯もあって1stシングルの「Blue Revolution」もそうですし…「Blue Revolution」は85年に出したんで、その時にデビューしたと思っている人が多いんですけど、5枚目のアルバムからの初シングルだったから、かなり気を遣ったんですよね。

当時は女性のソロシンガーでアルバムアーティストというのは少なかったので、そう思われるのも仕方ないですよね。

そうでしょうね。だから、個人的な想い入れはどの曲も変わらないんですけど、一般の音楽ファンの方にも届けられて、コアなファンの方々にも納得してもらえることを意識して作った曲ということでは、「Blue Revolution」「Nostalgia」「Cry For The Moon」「Border」…挙げるときりがないですけど(笑)、近年の曲でも「Fantasia」「Stay Gold」などは自分でも手応えを感じているので、強いて挙げればそういう感じですかね。あと、日本フィルハーモニー交響楽団とフルオーケストラのライヴをやった時に「Wish」の印象が良かったので、そういう思い入れというのはありますね。『Gracia』のツアーが全部終わったら、また印象が変わるかもしれないですけど。

ちなみに、麻里さんの中で“これは意外だな”というのは?

全然ないんですけど、「Broken Glass」は30周年記念でやった時の東京国際フォーラムの印象がすごく良かったんだと思うんです。あの時の選曲に漏れていたら、この曲は忘れられていたかもしれないなって。アルバム(『Blanche』/2000年2月発表の15thアルバム)の後ろのほうに入っているし…もちろん、自分としては一曲一曲を一生懸命に作っているんで好きな曲なんですけど。あ、「Open Your Heart」は意外でしたね。シングル曲ではあるんですけど、派手なシングルが続いた合間でのバラードだったので、この曲が50位までに入ってくるとは思わなかったです。もちろん好きな曲ではありますよ。英語バージョンもありますし。まぁ、それくらいですかね。あとは思った通りでした。

麻里さんにとって、このファンによるベストアルバムはどんな作品になりますか?

投票をしていただくためのサイトを作ってもらったんですね。それを見て“よくこれだけの数、作ってきたな”と客観的に思ったので、自分の中ではそういう感じですかね(笑)。まぁ、さっきも言いましたけど、ファンの方と自分がほぼ同じ目線にいるっていう安堵感はあります。

“Light For The Ages”のタイトルに込めた想いは?

曲たちがファンのみなさんにとっての永劫の光的なもの…これまでそうだったのなら嬉しいし、これからもそうだったらいいなと。みなさんの想い入れが強い曲が集まっているという意味で、このタイトルを付けました。周りのスタッフは単純に“ALL TIME BEST”とかでいくと思っていたみたいですけど、ちょっと分かりにくいタイトルだと“あっ、浜田が関わっているな”と思ってもらえるでしょうし(笑)。

OKMusic編集部

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