リスナーに媚びない
ロックスピリットを提示した
ジョン・メイオール&
ブルースブレイカーズの
『ブルース・ブレイカーズ・
ウィズ・エリック・クラプトン』

ジョン・メイオール
&ブルースブレイカーズのデビュー

メイオールは63年にブルースブレイカーズを結成、数枚のシングル作品をリリース後、65年にライヴアルバム『ジョン・メイオール・プレイズ・ジョン・メイオール』でデビューする。この時のメンバーにはメイオールの他、フリートウッド・マックの中心的存在となるベースのジョン・マクヴィー、ドラムには後にスワンプロックグループのマクギネス・フリントを結成するヒューイ・フリント、ギターにロジャー・ディーンらがいた。この時の演奏はR&Bのテイストを併せ持ったブルースバンドそのものであり、ライヴだけにノリを重視した作品となっている。当時としては本格派のブルースを聴かせているものの、残念ながら平均的なレベルを超える作品ではない。

ハードなクラプトンのギターワーク

ブルースブレイカーズのデビュー作がリリースされてすぐヤードバーズから合流したクラプトンは、当初はブルースの原理主義者的な追従者ではあったものの、当時のアメリカで流行となっていたサイケデリックロック的な演奏も取り入れ、独自のギタースタイルを創りつつあった。彼のギタースタイルが完成するのはブルースブレイカーズを脱退した後のクリーム時代になるのだが、メイオールはクラプトンのアンプを歪ませたディストーションのかかった音と、ライヴ時の攻撃的なギターワークを高く評価していた。なので、クラプトン加入後のアルバムも最初はライヴ盤を予定していた。実際、ベースにジャック・ブルース(後にクラプトンとともにクリームを結成)を迎えてライヴ録音もしていたのだが、音がちゃんと録れてなかったようでリリースは見送られることになる。この時のライヴ録音はその後いろんなコンピレーションで紹介されているので、興味がある方は探して聴いてみてほしい。

OKMusic編集部

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