瀧川ありさがドメカノEDを解説!好きな人は藤井夏生!?

瀧川ありさがドメカノEDを解説!好きな人は藤井夏生!?

瀧川ありさがドメカノEDを解説!好き
な人は藤井夏生!?

主人公・藤井夏生のずるい所が好き

――UtaTenです!前作の『東京』以来のインタビューですね。ご無沙汰しております!よろしくお願いします。
瀧川ありさ:お久しぶりです!よろしくお願い致します。
――瀧川さんの今回のニューシングル『わがまま』は、アニメ「ドメスティックな彼女」のエンディングテーマですね!原作を最初見たときどうでしたか?
瀧川ありさ:冒頭は「まさか“彼女たち”と兄妹に!?」と、非現実的にも見えるかもしれませんが、実際はキャラクターも日常もすごくリアルに描かれていて心の機微がすごく共感できるというか。やっぱり女性の方が隠れファンが多いっていう話もあったので、それはすごくわかるなと思って。
男性向けのアニメかなと思いつつ、女性の揺れる心をすごく描いているなと!作者の方も女性の方なんですけど、それがすごく伝わってきて曲が書きやすかったです。

――物語は、結構過激ですよね(笑)
瀧川ありさ:そうですね!地上波のギリギリを攻める涙ぐましい努力がそこにあります!それに、そこも含めてドラマのような見ごたえのある作品で好きです。

――ちなみになんですけど、瀧川さんが1番推しているキャラクターは?
瀧川ありさ:主人公・藤井夏生のだめじゃないんだけどなんかこの“ずるいですよね~”っていうところが好きですね(笑)でも全員共感できるポイントがあるので、全員に共感はします。
女の子たちは本当に可愛いし、途中で出てきた「もも」って子も可愛い。その子ツインテールなんですけど、そのツインテール姿が可愛いって思って!姫カットの「葦原美雨」って子もまた良くて。みんな女の子がとにかく可愛いすぎるので、これはそりゃそうよねって(笑)
そりゃ夏主も困っちゃうわよねっていう感じなので、なんかこうみんなに共感できますね。なんなら私お父さんとかにも共感しちゃう。お父さんのお嫁さんも“あ、すごい頑張ってる”とか思って。いたるところに共感しますね。

――みんな可愛すぎちゃうんですね(笑)でもその中でもやっぱり、夏生ですか?
瀧川ありさ:うーん、選ぶとしたら夏生ですね!

――ご自身と似ているなって思うキャラクターはいますか?
瀧川ありさ:瑠衣が似ているかな~。天邪鬼というか。表面的には似てないと思うんですけど、ちょっとすかしとくみたいな(笑)別に…みたいなところはあるかもしれない。

――瀧川さんは、結構ツンデレなんですか?(笑)
瀧川ありさ:ツンデレというか、まあそうかもしれないです(笑)。女子校だったんですけど、もしクラスに男子がいたら多分結構突っ張ってた気がするので。夏生みたいなのがいたら、想像で瑠衣っぽくなるかなって思います。

――ドメスティックな彼女みたいな恋愛とかをしてみたいなーとは思ったりされますか!
瀧川ありさ:どうだろうな~(笑)。してみたいかっていうと、してみる勇気がもうないかも。それこそ18、19歳ならそこに飛び込む勇気があったと思うんです。だけど、大人になるにつれ冒険があまりできなくなってきたなと思うので…。してみたくてもできないからこそ支持される作品なんだと思います。

――やっぱりこういうアニメのタイアップがあったほうが歌詞って書きやすかったりしますか?
瀧川ありさ:します。今回脚本を読ませていただいて、それでもうするっと書けたのでテーマがある方がやりやすいですね。

そっちちょっと見ないでもらっていいですか?

――私も「ドメスティックな彼女」は見ているのですが、最初歌詞を読ませていただいたときに、目線が瑠衣ちゃんだなって思って。だけど話がどんどん進んでいくにつれて、夏生とか陽菜ちゃんとかの目線でみえる歌詞だなって思っていて!歌詞を綴るにあたり、1番ポイントにされた部分はありますか?
瀧川ありさ:まさに言っていただいた通り、回を追うごとに、エンディングが流れたときには曲中の主人公が変わって、曲の捉え方も柔軟に変わっていけたらいいなと思ったんです。なので、どの主人公にも受けとれるフックはポイントにしましたね。

――「わがまま」というタイトルですが、これが浮かんだきっかけを教えてください。
瀧川ありさ:「わがまま」ってやっぱり日本語の単語としては、悪いことっていうかよくないことみたいなイメージがあるんですけど、それがこうだめな恋愛とかけて、単語の持っている力というか、それがすごく面白いなと思ったんです。
日本語としてわがままっていう単語は、色々な捉え方ができるなって。“わがままな子ね”って言ったらだめなんだけど、心の中の“そっちを見ないで”とか恋愛感情になることって悪いことじゃないじゃないですか。
そこの恋愛で、“そっちにいかないでほしい”、でも“こっちも見ないでほしい”、“あぁよくわかんない”みたいな思春期のこの感じが、自分がわがままなのかな?っていうところで葛藤するところを描きたかったんです。
わがままっていう言葉にさえ振り回されるところも、あ、だめなのかなっていうか。でもそれは別に正しいわがままというか、当たり前の本能。恋愛での当たり前の感情なのに、それがわがままっていう形容詞がつけられると自分を抑え込んじゃうとか、そういうところでその単語にさえ振り回される感じを描けたらいいなと思ったのでこのタイトルにしました。

――見事にハマっていますよね。多分漢字だとまた違うイメージがありそうな。
瀧川ありさ:そうですね。イメージが変わると思います。ひらがなの方が、色々な余白があっていいなと思います。

――「そっちを見ないで」っていうフレーズがあるじゃないですか。ここで全てを物語っている感じがしたのですが…!!
瀧川ありさ:そうなんですよ。これはもう書けた!って思いました(笑)サビ終わりをどう落とすかっていうところを考えていたんですけど、それが「そっちを見ないで」だなっていう。アニメを観ていて1番思うことっていうのが、振り向いてとかじゃないんですよね。
そんな簡単な話じゃないっていうか。やっぱり「そっちを見ないで」っていうのがしっくりくる。こっちを見てじゃないんですよ。ちょっとこっち見て下さいっていうよりは、ちょっとそっち見ないでもらっていいですか?っていう方が実際、多いんじゃないかなって恋愛において思って。
別になんともなかったのに、誰か第三者が現れたときに、“あれ、なにこの気持ち”みたいな。そういうのを出したいなと思ったので、「そっち」っていう単語をいれることで急に2人の話じゃなくなって、様々な関係性がみえてくるので、この言葉を選びました。

――でも2人だけの関係じゃなくて、大勢のことを書くのって頭の中でごちゃごちゃになったりしなかったんですか?
瀧川ありさ:でもそういうほうが好きです割と。いつもインタビューでもお話するんですけど、2人だけで完結しちゃっている曲ってあんまり好きじゃなくて(笑)好きじゃないって言ったら語弊がありますけど、色々な視点がある曲、誰も除け者にしない風に書くっていうのがモットーで。
恋愛ソングとかでも、君と私だけで盛り上がっている曲ってちょっと疎外感を覚えるんですよ私。そういう思いを、自分が聴いてくれている人にさせたくないなと思ったんです。
自分がどこに立っていても、そっちの人であろうとここだろうとそこだろうと、どこの視点からでも聴ける曲にしたいなと思っていたので、逆にそっちのほうが自分らしいです。

――最近、結構2人だけの歌詞っていうのは多いですもんね。
瀧川ありさ:そうなんですよ。楽しそうだなみたいな、いいなみたいな感じになって。そこに酔い切れないんですよね。よりも、こういう風な俯瞰であるほうが自分的に整理しやすいんです。

――以前、瀧川さんにインタビューさせていただいたときも、結構男らしい一面があるなって思ったんですよね。だからこの歌詞もどっちかっていうと、ちょっと男の子目線にも一瞬みえる部分がやっぱ強いな~って。
瀧川ありさ:そういう風にも聴けたらいいなと思いました。女の子女の子したくはないなって。それで男子目線でも、ちょっとわかるって思えるような言い回しにしました。だから言葉をあまり女の子チックにしてないですね!

――普段の歌詞も、結構僕とか君とかが多いですか?
瀧川ありさ:割と、多いと思います。

――私はあまり使いたくない…?
瀧川ありさ:っていうわけじゃないですけど、私ってなるとすごい限定されちゃうんですよね…。間口が狭くなる感じがするというか決めつけちゃう感じがちょっとあって。
僕ってすることで、例えば聴いてくれる男の子の視点にもなるし、でも私の話かもしれないしっていうところで余白が生まれていいなと思うので。私ってなると私が私っていう風に聴こえかねないなと思うので、それは意識してあんまり使わないですね。
――「そっちを見ないで」のところでアニメの映像もそこで切れるんですよね。あれがまた味を出していらっしゃる!!って思って!
瀧川ありさ:いや~よくできていると思いました。ありがたいです。ああいう風にやってもらえると!

――歌詞には、「そっちを見ないで」があって「こっちを見ないで」もあるってことですよね。
瀧川ありさ:そうなんです。その自己矛盾が大事です。

――ツンデレ感満載じゃないですか…。
瀧川ありさ:確かにそうですね(笑)

―― 一般の普通の女の子でも共感できますよね。
瀧川ありさ:全然できると思います。あるあるじゃないですかね!

瀧川ありさのピックアップフレーズ!!
――UtaTenは歌詞サイトなんで、この楽曲の中から1番瀧川さんが推しているフレーズを教えてください。
瀧川ありさ:そうですね。沢山ありますけど、2Bの「君が笑うと心が軽くなるのに胸は苦しくなるから」ですかね。
――選んだ理由も教えてもらってもいいですか?
瀧川ありさ:これもこうだなって思ったんですよ。笑ってくれると日々の不安な気持ちとかが楽になってその人が笑ってるとこを見たいなって思うんだけど、それが恋心になると、“なんだこの苦しい胸騒ぎは!”みたいな。
心は軽くなって日々の潤いになっているのに、胸は苦しいっていう所を心と胸に言い分けて書いてみました。

――個人的にここの言い回しがいいなって思ったのがあって。「ほどけてしまった靴紐で歩くみたいに危なっかしくてそれでももう立ち止まれない」ってとこが、日常的にある表現を恋愛と絡めているところが素敵だなって思いました。
瀧川ありさ:これは私の単純にあるあるなんですけど、よく靴紐がほどけたままでもキリのいいところまでは歩くんですよね。結構普通に歩いているんですけど、他人から見れば危ないんですよ。けど自分っていけるだろうってときありますよね。
それってやっぱ人生でもあるなって思って。自分では解けてて、人から見たら“危ないから早く結びなよ”って思われているけど、自分はなぜか謎の自信があって。そのまま歩き続けることって人生でもあるなって思ったので。

――そういったことをここの歌詞に落とし込むんですね。
瀧川ありさ:なんかこれパッと思いつきましたね。

――人間ってそういうことをどうでもいいって思っちゃうじゃないですか。そこを捉えられているのが、さすがだなと!
瀧川ありさ:日常的なそういうことや、視点として違和感のあることって頭にファイリングされているんです。靴紐がほどけているとかそういう気になる事象は、フィルムカメラで撮ったら面白いかなみたいな。そういう感じで、カメラで撮ってみたらここってなんか面白いんじゃないかなみたいなことって多分勝手に頭の中にあるんですよ。で、歌詞を書くときとかにそういう写真をピッて1枚とってくるみたいな感覚はあるかもしれないです。

――その能力欲しいです(笑)すぐに、メモにとるわけじゃないんですもんね。
瀧川ありさ:(笑)そうですね、頭の中でシャッターをきってる感じです。

――かっこいい!!
瀧川ありさ:いや、そんなかっこいいもんじゃなくて(笑)飲みかけのコップとか、日常に落ちてるものをなんか気になったら、ぱっと覚えてるんですよ。それを言葉で書くときに、その飲みかけのコップをじゃあ人生と例えてみようか!みたいななぞかけみたいな感じで。そういう遊びを頭の中で勝手にしているかもしれないです。

――小説家さんみたいなスタイルですね。
瀧川ありさ:そうかもしれないですね。物語を書くときは、やっぱり実際に見聞きしたことから書きますね。

もう「あぁ」しかなかった
――サウンドもまた歌詞と綺麗にハマっていますね。
瀧川ありさ:そうですね。多分もうちょっと若かったら、このタイトルでこのサビ頭でもっとガコンっていくと思うんですけど、そこをそうはしたくないなって思って。もっと大人な感じにしたいなと思ったので、そこまでこう変に着色せずにっていうのはアレンジ面でも意識しました。

――ストリングスとギターをかき鳴らしているのが、またエモーショナルですね!
瀧川ありさ:はい。ギターが情熱的な分、そのまわりを綺麗めにしておこうと思って。そこらへんが、青春を謳歌した大人が聴いてもあの頃を思い出せるようなサウンドにはしたいなと思ったんです。

――このメロディを作ってるときとかで、うまくいかないなーと思った瞬間はありましたか?
瀧川ありさ:うまくいかないな~ってことはなかったです!強いて言うなら、今までだったら多分Dメロを作ろうかなって思うんですよ。けど作らないで、また1Bが戻ってくる。「大人になればこんなことで悩まずに上手く生きられるかな」に戻ってこようとしたところがポイントで、あえてこれを繰り返していくところでまとめたいなっていう風にこだわったところはありました。構成を考えましたね。

――「大人になればこんなことで悩まずに上手く生きられるかな」の前のギターソロが泣かせる感じですよね。
瀧川ありさ:そうです。それは流石なんですよね。レコーディングも楽しかったです。曲が終わってもう1回「あぁ」に戻りたくなる感じ、リピートしたくなる感じをだしました。

――聞きたかったんですけど、この最初に「あぁ」ってくるじゃないですか。これはもうふとでてきたんですか?
瀧川ありさ:もう「あぁ」しかなかったんですよ。この一節がぱーって浮かんで!「あぁ」になんか言葉入れてみようかなと思ったんですけど、でもこの曲は「あぁ」じゃなきゃだめだなと思って。曲中でも2回「あぁ」が出てきますが、メロが違うんです。そこで感情の起伏が歌で表現できたらいいなと思ったので。今までメロに、「あぁ」とかはあんまり入れてこなかったんですけど、もう自然とこういう風にでてきましたね。

――英語だとまた違いますもんね。
瀧川ありさ:確かに!Ahだと違いますよね(笑)

――歌詞の話に1回戻っちゃうんですけど「大人になればこんなことで悩まずに上手く生きられるかな」ってあるじゃないですか。ご自身もそういう風に思われたりすることってありますか?
瀧川ありさ:逆に大人になったからこそわかることっていうか、そういう高校生の悩みとか自分が高校生の頃に悩んでいたこととか、考えていたこと、残しといていた日記とかをたまに見ると、小さな世界の中で悩んでいたんだって思って。
大人からすればそんなちっぽけな悩みって言うけど、それって別にそんな言葉じゃ救われないし、そのときはそのときが全てなのに、大人はそういうことを言ってくるからまた大人なんてみたいな気持ちってあるじゃないですか当時って。

――ありますね。
瀧川ありさ:でも実際、自分が大人になってみたら本当にそうだみたいなことが逆算的に起きて、なるほどな!と思って。それを当時の自分からの目線で今の自分が歌うことで、生まれてくる意味合いがある気がしたんですよね。本当に当時も、いつかみんなみたいになれるのかなとか、それを1番思っていました。
なんで周りと少し違うのかな?っていうこの違和感と、こういうことって大人になったらなくなるのかなとかって考えてたりもしましたね。そのリアルな当時の気持ちです。

――そうですよね。学生時代ってそんな些細なことでめちゃくちゃ悩むじゃないですか。
瀧川ありさ:そうなんですよ。今考えたらって思うけど、別に今考えても同情できる。こりゃ辛いよねとかそういう人間関係とか。当時のほうがやっぱり心が豊かだったなって思うことも多いので、全然悩んでいたことが悪いことじゃなかったなと思って、無駄なことじゃなかったなと。だからその悩んでいるところを、今の私の目線で諭す言葉でもなく、そのままにしようと思いました。

カップリングの「always」も「ドメカノ」に寄せて
――カップリングの「always」は結構ピアノを基調としていて、静かめなバラードって感じですよね。歌詞を見たときも思ったんですけど、なんとなく「わがまま」の登場人物たちともちょっとマッチする部分があるなって思って。
瀧川ありさ:そうなんですよ。これが実は8話の特別エンディングで使われる曲になるので、それで8話に書き下ろしでこの曲を書いたんです。なので、それは正解です!繋がっているんですよね。

――おお!この歌詞は、「わがまま」とはちょっと違う風に書いたって感じですか?
瀧川ありさ:そうです。これは1回ハッピーエンドというか、8話なんですけど、そこで1回最終回みたいなそういう内容になるんですよ。
そこでとある2人が結ばれるので、それで1回夏生視点って言ったほうが1番わかりやすいかなと思うんですけど、1回ゴールがあるので、監督さんから希望がある曲を書いてほしいということだったので書き下ろしました。「わがまま」が葛藤で「always」が1個ゴールです。

――「鏡の自分目を合わせないような無理しなくていいから」ってあるじゃないですか。ここもさっきの靴紐みたいな感じでまたリアルな生活のことですよね。
瀧川ありさ:そうですね。これも私のあるあるです。鏡と目が合うのが、なんか嫌なんです私(笑)。だから髪とか服が乱れていないかとかは見ても、目はほぼ見ない。特に思春期の頃のほうがそれがすごくて、目合わせられないですなぜか。

――そうなんですね。自分を見たくないという心境から行動にも出るという…?
瀧川ありさ:なんですかね、この現象は。なんかそういうのがあって、街中とかでも自分がこう映ってるのがわかるんですけど目が合わせられなくて。
でもきっと堂々と自分で鏡の自分を見られるタイプじゃない人が、私以外にもきっといるんではなかろうかと思って。
だから自分にも言い聴かせていますねこの曲は。自分の救いにもなればいいなと思ったし、それが誰かの救いにもなればいいなと思ってこの一節を作りました。無理してるってわけでもないと思うんだけど、そういう人って無意識にストレスがかかっているタイプだと思うので、そういう人に伝えれたらいいなと。
「今日の君はどんな気持ち」という言葉もそうなんですけど、それでこう1個誰かがその曲聴いたときにストンと落ち着けるような部分になったらいいなと思ってこう書きました。

――「別々の場所で苦しくなっても覚えていて」ってとこあるじゃないですか。これは一人暮らしになった人とか、離れ離れになった人とかに刺さるなと思って。
瀧川ありさ:そう思います。この「二人手を繋いでいよう」っていう歌詞なんですけど、これは物理的なことだけじゃなくて精神的な意味というか、心の繋がりという意味で「手を繋いでいよう」って表現しました。そばにいるだけじゃなく、物理的にいることだけが全てじゃないなと思うので、どんなに離れていてもどっちかが生きていなくても、その人の存在が心にあれば強く生きていけるなとか。その小さな希望を愛せたらっていうところを「別々の場所で」ってところで表現しました。

――「わがまま」と比べると、「always」は帰り道に聴きたくなる曲ですね。
瀧川ありさ:あ~そうですね。ちょうどアニメのエンディングもそういうシーンがあるんですよ。2人で夜道を歩くみたいな。それにピッタリかなと思います。

――どっちも好きなんですけど、私朝に「わがまま」で、夜に「always」を聴きたいですね。
瀧川ありさ:いいですねいいですね!!嬉しいです。

――この「I’m Always here for you」は、私はあなたの為にいつもここにいるっていうことだと思うんですけど、ここを英歌詞にした理由を教えてください!
瀧川ありさ:この「I’m Always here for you」がそれこそパッて浮かんできたんです。いつもサビあたりは、大体降臨パターンなんですよね(笑)。「I’m Always here for you」ってあとから改めてちゃんと意味を調べたら、私はこういうことが言いたいんだなって思って、このまま使いました。
なんか日本語だと厚かましくなっちゃうっていうのかな。重いというか。重くていいんですけど、例えば「私はいつもあなたの為にここにいるよ」でもいいんですけど、日本語だとなんか違くて、これをリフレインで入れていくことによって、ある意味気にしなくてもいい、聴き流してもいいっていうかあんまメッセージ感を強くしたくなかったんです。
日本語だとすごい具体的に入ってくるから、すごくメッセージ性が私の中で強すぎたんですよ。英語にすることによって、そこがなんならちょっとしたときでも聴いてふって自分の必要なときにこの言葉が入ってきてほしいなって思ったんです。わかります?

――わかります!
瀧川ありさ:厚かましく、そういうときにしか聴けない曲にはなってほしくなかったので、いつでもこうパッて聴いていて、ある日ドライブとかでこの曲が流れていて「I’m Always here for you」っていうのが、その人の心に残ればいいなと思っていて。人の必要なときにそういうのって入ってくるなって自分も音楽を聴いていて感じます。
いつも聴き流している曲なのに、自分が困っていたりとか悩んでいたりとかするときに、今まで聴き流していた曲の一節とかが、急にパッて入ってきたりとかってあると思うんです。そういう風な立ち位置の曲になってほしいなと思ったのであんまり重すぎないようにしようとしました。

――1番大事なところですね。ここの高くなる歌い方もエモいですね。思わずグーッときちゃいます!
瀧川ありさ:ありがとうございます!いい意味で歌いやすいですね。感情を込めやすくて、歌うたびに表情が変わる曲じゃないかなと思います。

好きな歌詞は、鏡のフレーズ
――「always」の中からもお気に入りの歌詞をお聞きしてもいいでしょうか?
瀧川ありさ:さっき言っていただいた「今日の君はどんな気持ち 抱えてたの笑いながら 鏡の自分目を合わせないような 無理しなくていいから」が好きです。

――鏡のところですね!
瀧川ありさ:はい(笑)鏡のとこにします。
――鏡を見たくない人っていう気持ちもわかりますが、はっきりと好きじゃないと答える方は珍しいなと思いました。
瀧川ありさ:(笑)見たくないというか、この「笑いながら」っていうのがポイントなんですけど、やっぱりニコニコしている人のほうが危ないっていう。危ないっていうか助けてあげなきゃっていうのがあって。表向きに辛い顔できる人ってまだ大丈夫なんですよ。
ニコニコしている人ほど、本当は大変だったりっていうのがあるので。ちゃんと人前で辛い部分を出せたりとか、私機嫌悪いですとかちゃんと表現できる人は逆にストレス耐性ある人なんですよね。ニコニコしている人ってどこで弱音を吐いたらいいか割とわかんないタイプの人が多いなっていう印象があります。
この「どんな気持ち抱えてたの」だけじゃだめなんです。「笑いながら」ってところで、そこで多分気づく人もいると思うんですよ。ニコニコしてるけど、私は辛かったんだって気づいてない人もいるから。そういう人が現代は、多いなって思います。「笑いながら」を入れたのがポイントですね。

――とても勉強になります。確かにって思いましたもん。「always」から学ぶことってめっちゃありますね。
瀧川ありさ:そんな風に思って頂けるのは意外でした(笑)ありがとうございます。

――「その世界をもし失っても」っていう歌詞も、それだけで壮大じゃないですか。でも「ここでちゃんと待ってるから」って言っているんですよね。
瀧川ありさ:“どうなろうと大丈夫だよ”っていうことを言いたいんですよこの曲は。だから光がなくなっても繋いでいようっていうところで、その世界をもし失うことと光がなくなることって大体はイコールなんですけど、何もなくなったときに残ってるものがやっぱ1番大事だなと思うので。それがこの「YOU=その存在」であったりだと思うんですけど。
本当に絶望したときに見えてくる希望が、その人が1番大事なものだと思うので、その世界をもし失っても“大丈夫だよ”って言ってくれる居場所があれば、その世界でも頑張れると思うので。失うことで、ここでまただめになったらどうしようとかっていう風な“どうしよう”をこの曲で、失くせたらいいなって思ったんです。
色々な人間の不安の“どうしよう”って思うことって、8割型起こらないって言うじゃないですか。心配なことって大体起きないのに、人間って危機管理能力で心配を予測する。例えば電車が止まったら“どうしよう”とかなんでもそうなんですけど、予測して、それが大きい人って不安が勝っちゃう。
なにか新しいことをするときに、わくわく飛び込んでいける人とリスクを先に考える人。私も後者側なので、そういう風になって人生を狭めてほしくないなと思って。大丈夫ですっていう曲にして、そういう起きない不安を余計なことを考えないようにしてほしいなって感じました。そこらへんを救ってあげたいなと思って書きましたね。

猫のだら~っとしたところを表現
――ありがとうございます。ジャケット写真もちょっと突っ込みたいなと思ったんですけど、横になってだら~っとされてますね(笑)

瀧川ありさ:これも斬新な感じに仕上がっています!テーマが「わがまま」っていう言葉だったので、写真のデザインを手掛けてくださったデザイナーさんが、わがままといえば猫!という事で、猫の自由気ままな感じを表現できたらどうかなっていう話があったんです。私も、面白そうだなと思ったのでそういう雰囲気を出しました。
このジャケットの後ろの黄色い画用紙が、元々はただの1枚の巨大な画用紙だったんですけど、それをわちゃわちゃ私が破いたんです(笑)猫のように勝手に、飼い主が家に帰ったら家が荒れているみたいにして!そのクレーンの上にだら~ってなってるのも、猫が細い道を歩いてるようなイメージでして。そこにこうだら~ってなっているようなのをテーマで撮りました。

――そういう感じだったんですね!猫だとはちょっと思わなかったです(笑)
瀧川ありさ:(笑)この靴が片方なところとかも、そういうわがままっていうか気まぐれな感じを出してますね。

――ありがとうございます。では、最後に瀧川さんにとって「わがまま」がどんな1枚になったかと、応援してくださるファンの方にメッセージをお願い致します。
瀧川ありさ:改めてこの「わがまま」というタイトルは瀧川ありさのイメージとは結構違くて、意外だと思うんですよね。最初に「わがまま」って発表したときに「お、意外なタイトルだな」ってファンの方も思ってくれたみたいなので、それが本当によかったなって思って。
ジャケットからもそうですけど、新しい感じが見えてきつつも曲自体はここまでど直球な恋愛ソングも今までシングルではあんまりなかったなと思うので、新たな一面が表現できた1枚だなと思います。
2曲で完結してるので、今回は、ドメスティックな彼女とあわせて聴いてもらいたいなって。なので、これをふまえてライブも遊びにきてほしいなと思います。

TEXT 橋本美波
PHOTO 愛香
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