L→R YORKE.(Painter)、Ta_2(Vo)

L→R YORKE.(Painter)、Ta_2(Vo)

【OLDCODEX インタビュー】
俺らふたりがいれば、
どんな音が鳴っていてもいい

手に取ってほしいっていうのが一番
それで気に入ってもらえたら最高

例えば「Follow the Graph」は使われている言葉も具体的で、情景や物語をイメージしやすい曲ですが、「Parasite」はパワー感や前向きさは感じられるものの、非常に言葉遣いが抽象的で。逆に、そこが想像を膨らませてテクニカルだなと思ったんですよね。

YORKE.
うん、そうかもしんないですね。僕の中では意外とこういう歌詞こそ具体的なんだけど、他人にはそうは伝わらないことが自分で分かってきたから、それを武器に変えたというか。例えば、Aメロは《危機的状況回避》とか堅苦しい言葉を並べることで、日本語がガーッ!と入ってくる強さみたいなものが、Ta_2のヴォーカルでは武器になると思うんですよ。スピード感があって、縦にバシバシと決まっていくような音の連射はすごく意識しました。

「falling down」のサビ頭の《創成期》とかもそうですよね。

YORKE.
そこ、超気に入ってるんですよ! パッと聴いた時に“So say”とか“Don't say”とか、英語にも聴こえるサビの入り方にしていて。言葉が持つ響きの面白さから作っていったようなところはあるかも。そういう押しポイントを聴いた人に探してもらえると嬉しいので、“ここの歌詞好き”とか言ってくれるのを待ってます。
Ta_2
ほんと多種多様に歌い込めたなという印象も強いので、そういう意味でも面白いアルバムになってると思います。やっぱりCDとして出すなら手元に置いておきたくなるようなものにはしたかったので、そこも狙いましたね。今回もジャケットの紙からしっかり選んでいるので、実際に触れてみて楽しんでいただけたら嬉しいです。俺からのオーダーやアイデアも、ふんだんに盛り込まれてるんで。
YORKE.
そうだね。背表紙の裏側にまでギミックがあったり、プラスチックケースを通しての見え方だったりにまで気を遣ったから、印刷でも再現が超大変なんだけど、上がってきた校正を見たらばっちりで! CDって平面じゃなく立体物だから、パッと目に飛び込んでくる表面だけじゃなく、それ以外のところもチェックしてほしいです。アーティスト写真も無機質な景色の中にいるけど、この丸、三角、四角が立体になっていることで、なんか感情を持ってそうな感じがしたんですよ。逆に、この写真を見てインスピレーションが沸いたところもあって、当初はこの写真の上に絵を描いたりしようかとも言ってたんだけど、最終的に“いらないか”って。
Ta_2
MVの世界観もわりと近いかもね。
YORKE.
スチールの連続みたいなアプローチだったんで、撮影が超大変だった! しかも、入りが超早くて、夜中1時出発の4時入り、朝6時スタートだったんです。台本には“沼”って書いてあって、どこに連れて行かれるのか分からないまま車に乗せられて。そしたらTa_2が“マジ疲れた。こんな朝早くからやりたくない”って文句言い出したんですよ! 最近のMVはTa_2がやりたいことを監督と打ち合わせてるから、“お前がやりたいって言ったんじゃないか!”って。
Ta_2
ははは!
YORKE.
しかも、最終的に俺だけ居残りで撮影だったんですよ。もう、ほんとに痺れる撮影で…だけど、初回限定盤に入ってるメイキングはあんまり辛そうじゃなかったね。もっと辛いところフィーチャーしてくれれば良かったのに(笑)。
Ta_2
意外と楽しそうだったよね(笑)。まぁ、とにかく手に取ってほしいっていうのが一番で、それで気に入ってもらえたら最高。作品が誰かの手元に残るっていうのは一番嬉しいことなんで、そういうところに一歩でも踏み込んでいけたらいいですね。

10月からの『OLDCODEX Tour 2019』も楽しみです。ライヴハウスツアーとはいえ、OLDCODEXのことですから単に熱いだけのツアーにはならないでしょうけれど。

Ta_2
今まで以上に世界観が強いライヴにできたらいいかなっていうのは、なんとなく考えてますね。近くて遠い…けど近いみたいな、それこそ相反するようなものがちゃんと同居してるようなライヴにできたらいいなと思ってます。
YORKE.
ただ、最近はライヴハウスでもZeppくらいのサイズが多かったから、今回はわりと久し振りな距離感なんですよ。そこで『LADDERLESS』の大きな世界観の曲をどう表現していくのかとなると、アイデアも必要だし、結構難しいトライになる気がしてる。空間のサイズじゃなく、観てる人にとって世界が大きく見えるような仕掛けができないと、ただライヴハウスで熱いライヴをやって盛り上がるっていうのは、10年やってきて違う気がしてるからね。そういうのが似合うハコなのに、クールに世界観を表現して、終わったらサクッと帰るみたいなほうがいいですよね。

あぁ、それはカッコ良い! ツアーのスタートがリリースの3カ月後というのが待ち切れません。

YORKE.
むしろ3カ月なかったら準備できないんですけど! …どうしよう、ステージに梯子いっぱい置いてあったら。“LESS”じゃないじゃん!って。
Ta_2
それ、ただの“LADDER”だから(笑)。

取材:清水素子

アルバム『LADDERLESS』2019年7月31日発売 Lantis
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • LACA-35785 ¥3,500(税抜)
    • 【通常盤】
    • LACA-15785 ¥3,000(税抜)

『OLDCODEX Tour 2019』

10/17(木) 東京・恵比寿LIQUID ROOM
10/20(日) 宮城・仙台Rensa
10/26(土) 福島・郡山HIPSHOT JAPAN
10/27(日) 新潟・新潟LOTS
11/02(土) 岐阜・岐阜 club-G
11/03(日) 静岡・静岡LIVE ROXY SHIZUOKA
11/09(土) 熊本・熊B.9 V1
11/10(日) 山口・山口RISING HALL
11/16(土) 兵庫・神戸Harbor Studio
11/17(日) 京都・京都FANJ
11/30(土) 香川・高松festhalle
12/01(日) 広島・広島BLUE LIVE
12/14(土) 神奈川・横浜BayHall
12/15(日) 神奈川・横浜BayHall

OLDCODEX プロフィール

2009年に結成。ラウド、ダンス、パンク等の様々な要素を取り込んだサウンド、それにインスパイアされながらアートワークを作り出すペインティングにより、観る者、聴く者の、五感を刺激する作品を打ち出している。TVアニメシリーズの主題歌を担当することも多く、『SERVAMP』『GOD EATER』『黒子のバスケ』『Free!』シリーズ等、タイアップは多岐にわたる。ライヴではYORKE.自らが制作に携わる巨大なセットという名のアートを背負い、その存在感を見せつけている。そして、バックドロップにも必ず手を加えるので、常に作り手の体温が感じられることも特徴のひとつ。15年に初の日本武道館公演、18年2月には横浜アリーナ公演を行なうなど国内を中心としつつ、アメリカ・台湾・中国・韓国・シンガポールでもライヴを敢行するなど、ワールドワイドな活動を展開している。OLDCODEX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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