ナショナル・シアター・ライブアンコ
ール夏祭り 豪華14作品がシネ・リー
ブル池袋で再映決定

英国ナショナル・シアターが厳選し収録した注目の舞台を映画館で楽しめる“ナショナル・シアター・ライブ”(以下、NTLive)。NTLiveアンコール夏祭りと題し14作品が、2019年8月2日(金)から9月5日(木)にかけて、シネ・リーブル池袋で上映されることになった。
ベネディクト・カンバーバッチ、ベン・ウィショー、レイフ・ファインズ、イアン・マッケラン、ヘレン・ミレンなど、イギリスはもちろん世界で活躍するトップ俳優たちと、才能溢れるクリエーターらが結集し創り上げた舞台が再び映画館のスクリーンで楽しめる。シェイクスピアから現代舞台まで幅広いジャンルが上映されるので、この機会にイギリス舞台の世界にどっぷり浸りたい。
なお、シネ・リーブル池袋では2019年7月20日現在、ナショナル・シアター・ライヴ2019『アレルヤ!』を続映中(7月25日迄)である。『ヒストリーボーイズ』『英国万歳!』の劇作家アラン・ベネットと演出家ニコラス・ハイトナーが組んだ素晴らしい人間ドラマ。ある病院の患者や医療スタッフ、見舞客ら通し、イギリスの医療制度「国民保健サービス(ナショナルヘルス)」の在り方を浮き彫りに。若手からシニアまで25名のキャストが見事なアンサンブルで魅せる。こちらもお見逃しなく。

【作品紹介】
『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』
Virginia Woolf(c)Johan Persson
原題:Who's Afraid of Virginia Woolf?
上演劇場:ハロルド・ピンター劇場(ロンドン)
収録日:2017/5/18 尺:3時間30分(休憩2回、16分と6分の2回を含む)
作:エドワード・オールビー
演出:ジェームズ・マクドナルド
出演:イメルダ・ストウントン、コンレス・ヒル、イモジェン・プーツ、ルーク・トレッダウェイ
作品概要:ピュリツァー賞に3度輝いたアメリカの劇作家エドワード・オールビー(1928~2016)の1962年初演作。ある晩、大学教授のジョージと学長の娘マーサという中年夫婦のいがみ合いに、客人である若い新任教授とその妻が巻き込まれる。イメルダ・ストウントン(『フォリーズ』)ら実力派キャスト4人が、激しい言葉の応酬を通し“夫婦”の赤裸々な姿を描き出す。『夜中に犬に起こった奇妙な事件』のルーク・トレッダウェイも出演。

『英国万歳!』
The Madness of George III(c)Manuel Harlan
原題:The Madness of George III
上演劇場:ノッティンガム・プレイハウス(ノッティンガム)
収録日:2018/11/20 尺:2時間45分(休憩20分含む)
作:アラン・ベネット
演出:アダム・ペンフォード
出演:マーク・ゲイティス、エイドリアン・スカーボロー ほか
作品概要:18世紀、英国王室の狂騒をブラックユーモア満載でつづった、アラン・ベネット(『ヒストリーボーイズ』)の戯曲。1991年の初演時、演出・主演を担ったニコラス・ハイトナー✕ナイジェル・ホーソーンのコンビで映画化(94年)もされている。今回の再演ではマーク・ゲイティス(トム・ヒドルストン主演の『コリオレイナス』)が原因不明の錯乱状態で英国王室を大混乱に陥れる国王ジョージ3世に扮する。
『フォリーズ』
FOLLIES(c) Johan Persson
原題:Follies / 尺: 2時間37分(休憩なし)
上演劇場:ナショナル・シアター オリヴィエ劇場
脚本:ジェームズ・ゴールドマン
音楽:スティーヴン・ソンドハイム
演出: ドミニク・クック
出演:イメルダ・スタウントン、トレイシー・ベネット、ジェイニー・ディー
作品概要:取り壊し直前のワイズマン劇場に集まった、かつてこの舞台に出演していた人々へ思いを馳せるミュージカル。数々の名曲、ゴージャスな衣装、ダンスなどミュージカルらしい華やかさがある一方で、中年期を迎えた2組の夫婦を軸にした物語にほろ苦さも感じられる。
『アマデウス』
Amadeus(c)Marc Brenner
原題:Amadeus / 尺:3時間17分(休憩20分含む)
上演劇場:ナショナル・シアター オリヴィエ劇場
作:ピーター・シェーファー
演出: マイケル・ロングハースト
出演:ルシアン・ムサマティ、アダム・ギレン
作品概要:天才音楽家モーツァルトの半生がライバル、サリエリの視点で描かれ、若手音楽家モーツァルトの才能に気づいてしまったことによる苦悩を描く。サリエリ役のルシアン・ムサマティら俳優陣はもちろん、豪華な衣裳やオーケストラによる生演奏も見どころだ。
『ヤング・マルクス』
YoungMarx(c)Manuel Harlan
原題:Young Marx / 尺:2時間33分(休憩15分含む)
上演劇場:ブリッジ・シアター
作: リチャード・ビーン、クライヴ・コールマン
演出: ニコラス・ハイトナー
出演:ロリー・キニア、オリヴァー・クリス
作品概要:1850年、ロンドン中心部ソーホーで貧乏暮らしをしていた32歳の革命家カール・マルクスの日々を描く。革命家・理論家としてカリスマ性のあったマルクスだが、私生活では家族や友人に迷惑をかける様子をコミカルに描いている。
『イェルマ』
Yerma (c)Johan Persson
原題:Yerma / 尺:1時間49分(休憩なし)
上演劇場:ヤング・ヴィック劇場
作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ
演出: サイモン・ストーン
出演:ビリー・パイパー(2017年オリヴィエ賞最優秀主演女優賞を受賞)
作品概要:子どもが欲しいと切に願ったものの恵まれない女性イェルマが悲劇を起こす物語。
『フランケンシュタイン』

Frankenstein(c)CatherineAshmore
原題:Frankenstein
(ベネディクト・カンバーバッチ as 博士役バージョン)上映時間:2時間15分(休憩なし)
(ベネディクト・カンバーバッチ as 怪物役バージョン)上映時間:2時間20分(休憩なし)
演出:ダニー・ボイル
作:メアリー・シェリー
音楽:アンダーワールド
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラー
作品概要:ローレンス・オリヴィエ賞でベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが主演男優賞を同時受賞した舞台。アカデミー賞監督ダニー・ボイルが演出すると今まで見たことのない新しい世界へと生まれ変わり、怪物の抱えた心の動きにグイグイ引き込まれる。

『オーディエンス』

Audience_Johan Persson
原題:The Audience
上映時間:約2 時間38分
作:ピーター・モーガン
演出:スティーヴン・ダルドリー
主演:ヘレン・ミレン、 ジェフリー・ビーヴァーズ、ジョナサン・クート
作品概要:1952年の即位以来、エリザベス女王が毎週行っている英国首相たちとの謁見(オーディエンス)の模様を描いた物語。女王を演じるヘレン・ミレンが人間味溢れる苦悩・ユーモアで観る者の心を魅了する。2015年にNYブロードウェイにも進出し、同年のトニー賞では主演女優賞と助演男優賞の2冠に輝いた。

『橋からの眺め』

AViewFromBridge(c)Jan-Versweyveld
原題:A View From The Bridge
尺:2時間14分(休憩なし)
作:アーサー・ミラー
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(本作で2015年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出賞を受賞)
主演:マーク・ストロング
作品概要:シシリア系の違法移民である従兄弟家族を受け入れた主人公だが、溺愛する姪がその違法移民の一人と恋に落ちたことから悲劇が起こる。『イミテーション・ゲーム』や『裏切りのサーカス』で印象に残るマーク・ストロングの演技力は、舞台上でも輝いている。

【シェイクスピア特集】
『マクベス』
Macbeth(c)Brinkhoff Mögenburg
原題:Macbeth
上演劇場:英国ナショナル・シアター オリヴィエ劇場(ロンドン)
収録日:2018/5/10 尺:2時間53分(休憩20分含む)
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ルーファス・ノリス
出演:ローリー・キニア、アン-マリー・ダフ ほか
作品概要:魔女たちの予言に野心を掻き立てられた武将マクベスは主君を暗殺し王位を簒奪するが……。英国ナショナル・シアターの芸術監督ルーファス・ノリス演出のもと、NTLiveでもおなじみの若き名優ローリー・キニア(『ハムレット』『オセロ』『三文オペラ』『ヤング・マルクス』)がタイトルロールを演じる。夫の野心を煽るマクベス夫人役をアン-マリー・ダフ(映画「未来を花束にして」)が担う。
『リア王』

King Lear(c)Johan Persson
原題:King Lear
上演劇場:デューク・オブ・ヨークス劇場(ロンドン)
収録日:2018/9/27 尺:3時間50分(休憩21分含む)
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョナサン・マンビィ
出演:イアン・マッケラン ほか
作品概要:退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われる。パトリック・スチュアート共演の『誰もいない国』での好演も記憶に新しい名優イアン・マッケランが、NTLiveに再び登場。圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。演出を手掛けるのは堤真一主演の『民衆の敵』など日本でも活躍するジョナサン・マンビィ。
『アントニーとクレオパトラ』
Antony&Cleopatra(c)Johan Persson
原題:Antony & Cleopatra
上演劇場:英国ナショナル・シアター オリヴィエ劇場(ロンドン)
収録日:2018/12/6 尺:3時間42分(休憩16分含む)
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:サイモン・ゴッドウィン
出演:レイフ・ファインズ、ソフィー・オコネド ほか
作品概要:『ジュリアス・シーザー』に次いで古代ローマに題材をとった、シェイクスピアによる歴史劇。ローマの武将アントニーとエジプトの女王クレオパトラの悲恋を描く。2016シーズンの『人と超人』の演出家&主演俳優、サイモン・ゴッドウィンとレイフ・ファインズのタッグが再び実現。ファインズの相手役を務めるのは、「嘆きの王冠-ホロウ・クラウン-」シーズン2でマーガレット王妃を演じ、強烈な印象を残したソフィー・オコネド。
『ジュリアス・シーザー』

Julius Caesar(c)Manuel Harlan
原題:Julius Caesar
尺:2時間27分(休憩なし)
上演劇場:ブリッジ・シアター
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ニコラス・ハイトナー
出演:ベン・ウィショー、ミシェル・フェアリー、デヴィッド・モリッシー、デヴィッド・カルダー
作品概要:シーザー暗殺を軸にブルータスを主役に描く欲・愛・友情の葛藤ドラマ。ブルータス役にベン・ウィショー、キャシアス役のミシェル・フェアリーら豪華俳優陣の共演が見どころとなっている。
『ハムレット』
Hamlet(c)JohanPersson
上映時間:約3時間27分(休憩20分含む)
演出:リンゼイ・ターナー/作:ウィリアム・シェイクスピア/主演:ベネディクト・カンバーバッチ
作品概要:タイトルロールを演じたベネディクトは、彼特有の個性を評価されながら、同時に歴代の「ハムレット」俳優に匹敵する名演が賞賛された。オリヴィエ賞最優秀演出賞ノミネート歴をもつ精鋭の女性演出家リンゼイ・ターナーは舞台の奥行を活かしたダイナミックな演出で、劇場の空間でありながら大作映画に匹敵する躍動感を出した。

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