【fhána ライヴレポート】
『“Sound of Scene #01”
curated by fhána』
2019年7月16日 at TSUTAYA O-EAST
fhánaが7月16日、自身が主催する新企画イベント『“Sound of Scene #01” curated by fhána』をゲストに
androp、オープニングアクトとして
Gothic×Luckを招き、東京・TSUTAYA O-EASTにて開催した。
撮影:Kiyoaki Sasahara/取材:榑林史章
■ Gothic×Luck ■

2019年7月16日 at TSUTAYA O-EAST(Gothic×Luck)
まずは、新ユニットオーディションで結成された、八木ましろと菅まどかによる声優デュオのGothic×Luckが登場。fhánaの佐藤純一(Key&Cho)とandropの前田恭介(Ba)が演奏を務め、“生演奏で歌うのは初めてで、光栄です”とふたり。3曲が披露され、佐藤が作編曲を手掛けたTVアニメ『けものフレンズ2』エンディングテーマの「きみは帰る場所」では“レコーディングで感極まってウルウルきた”とエピソードを明かす。切なさがあるメロディーをエモーショナルに歌い上げ、会場に大きな拍手が沸いた。
- 1. 星をつなげて
- 2. 月と太陽
- 3. きみは帰る場所
■ androp ■

2019年7月16日 at TSUTAYA O-EAST(androp)
そして、バトンは記念すべき第1回のゲストであるandropへ。前田がfhánaの佐藤と交流があり、ライヴでもサポートメンバーとしてベースを弾くなど経緯があったそう。クラップと“Wow Wow”というコーラスが会場を包み込んだ「Voice」で始まったステージは全10曲を披露。ドラマ『グッド・ドクター』の主題歌「Hikari」では曲に込めた想いを内澤崇仁(Vo&Gu)が語り、美しく儚い世界へと観客を連れて行く。また、「SOS!」はイベントタイトルの頭文字が“S.O.S.”になることから“今日にぴったりの曲”と紹介。ラップも飛び出す楽しい楽曲に、観客は身体を揺らして盛り上がった。そして、《新曲です》との前振りからfhánaの「青空のラプソディ」のカバーも披露。この日だけの特別なセットリストに観客は終始身体を揺らして楽しんだ。
- 1. Voice
- 2. MirrorDance
- 3. Blue Nude
- 4. Saturday Night Apollo
- 5. Hikari
- 6. SOS!
- 7. Prism
- 8. 青空のラプソディ(fhánaカバー)
- 9. Yeah! Yeah! Yeah!
- 10. Koi
■ fhána ■

2019年7月16日 at TSUTAYA O-EAST(fhána)
トリはもちろんfhána。towana(Vo)が観客とフラッグを揺らして楽しんだ「World Atlas」や、サンプラーや鉄琴を操るkevin mitsunaga(Samp&Glo)とラップを聴かせた「reaching for the cities」など、ライヴで人気の曲を次々とプレイ。「現在地」や「Do you realize?」ではアグレッシブにギタープレイを繰り広げるyuxuki waga(Gu)とともに佐藤もギターを弾き、グルーブ感あふれるバンドサウンドで観客を圧倒した。
そして、前田が佐藤の部屋に遊びに来た時、何気に前田がギターを爪弾いた曲を聴いて“すごくメロディーがきれいでカバーしたいと思った”とのことで、内澤を呼び込みandoropの「Blanco」をカバー。内澤とtowanaが美しいハーモニーを聴かせ、どちらのファンにとっても新鮮で特別なものになったことは言うまでもない。さらに、アニメ『ナカノヒトゲノム【実況中】』のED主題歌として話題の「僕を見つけて」も披露。美しく儚げなメロディーが胸を打つ楽曲で、シンプルで普遍性がある前半とは打って変わり、最後はアッパーに変化するという意外性も持っている。観客は静かに耳を傾けて、fhánaが提示する新しい世界観に浸っていた。
“音楽は何かと何かをつなげるもの。風通しよく、いろいろな場所で、いろいろな人と音楽を奏でていきたい”と企画への思いを語った佐藤。音に対するこだわりと意外性が魅力の同イベント、次回はどんな情景を見せてくれるのか楽しみだ。
- 1. World Atlas
- 2. 虹を編めたら
- 3. reaching for the cities
- 4. ユーレカ
- 5. 現在地
- 6. Do you realize?
- 7. Blanco(andropカバー)
- 8. Relief
- 9. 青空のラプソディ
- 10. 僕を見つけて
- <ENCORE>
- 1. STORIES
- 2. Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~