【CANDY GO!GO! インタビュー】
人の心を動かすのは人の心だと思う
やり抜き通したら
少しずつ状況が変わっていった
カップリングの「Let it rain」は哀愁の漂う曲ですね。作詞をしたのは磯野さん?
磯野
はい。私、晴れ女なんですけど(笑)。
雨でずぶ濡れになるからこそ得られるものを必死になって掴もうとしている姿を感じる曲です。
磯野
つらいことや苦しいことを乗り越えていかないと虹は見えない、いいことには辿り着けないんです。誰かに頼るのではなくて、ちゃんと自分の力で歩んで行かないと先には進めないと私は思っているので。
TYPE Aに収録されている「Find it!」はへヴィで疾走感があるロックサウンドですが、磯野さんと菜月さんが歌っているんですね。
菜月
はい。このふたりで歌う曲は久しぶりです。CANDY GO!GO!のバンドのベーシストの方に作曲とアレンジをしていただいて、歌詞は英語になりました。
宇野
私はこの曲を最初に車の中で聴いたんですけど、他のアーティストさんのカッコ良い曲だと思っていたら自分たちの曲で(笑)。
CANDY GO!GO!は楽器をやっている人もコピーしたくなるでしょうね。
なぎさりん
コピーしてくれる人が最近増えてきています!
杉本
コピーして動画を上げてくれるお客さんもいますからね。
TYPE Bに収録されている「Natalie」の作詞をしたのは永瀬さん?
永瀬
はい。CANDY GO!GO!で作詞をしたのも、リードヴォーカルなのも初めてなんです。私は振付をしたり、“ダンスキャラ”みたいになっているんですけど、この曲は踊らないで歌うので、初めてライヴで披露した時はお客さんが驚いていました。
それは驚かれるでしょう(笑)。歌詞は忘れられない初恋を描いていますね。
永瀬
そうなんです。
なぎさりん
噂によると実体験らしいですよ。
永瀬
“実体験?”ってよく訊かれるんですけど、それは秘密ということで(笑)。
あはは。2020年の活動もすでにいろいろ発表されていますね。過去にワンマンライヴをやった5カ所の各会場を回るプロローグイベントがあって、8月15日には10周年記念公演を恵比寿LIQUIDROOMでやるそうですが。
なぎさりん
はい。私は今までの全部のワンマンに出演したので、いろんなことを思い出すでしょうね。1stワンマンの時はカバー曲も多くて、同じ曲を2回歌ったりもしていたんですよ。
10年の活動の中、アイドルシーンもいろいろ変化してきましたよね。
なぎさりん
そうですね。CANDY GO!GO!自体もいろいろ変化してきました。私たちはメジャーデビューしたタイミングで“アイドルをやめます宣言”をして、メンバーよりお客さんが少ない時期も体験したんです。お客さんが3人の時もありましたから。
磯野
アイドル側とバンド側のどっちにも行けなくて、居場所がない感覚だった時期がありましたね。今はそういうところを活かしてやっていくという姿勢になっています。
なぎさりん
“バンドとアイドルの架け橋”って言っていますから!
磯野
言ったもん勝ちです(笑)。
なぎさりん
“自分たちがやっていることは間違っていない”と思って諦めずにやってきて、やり抜き通したら少しずつ状況が変わっていったんです。私たちはCANDY GO!GO!に絶対的な自信を持っているので、やりたいことをやっているだけという感じですね。ただし、手を抜いたらお客さんに伝わらないですから、一本一本のライヴを死ぬ気でやっています。
そういう気持ちをこれからも抱きながら10周年に向かって突っ走るんですよね。
なぎさりん
はい。人の心を動かすのは人の心だと思うので、そういうことを自分たちもやりたいんです。そのためには誰かひとりだけ頑張ってもダメなんですよ。全員で一丸となって、“この人たちのためだったら時間を割いてでもライヴに行きたい”と思っていただけるようなユニットになりたいと思っています。
取材:田中 大
「The last of days」MV
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