L→R まえす(Vo)、阿部(Ba)、そーや(Gu)、アントニー大輝(Dr)

L→R まえす(Vo)、阿部(Ba)、そーや(Gu)、アントニー大輝(Dr)

【南無阿部陀仏 インタビュー】
腐らない限り、
生きていればずっとそれが青春

現役高校生による4人組ロックバンドの南無阿部陀仏が、恋に友情、将来への不安を落とし込んだ配信EP『若者よ、耳を貸せ』をリリース! バンドの1作目であり、今を思い切り生きている彼らのリアルが詰め込まれた今作について、まえす(Vo)に語ってもらった。

オリジナル曲を作り始めたら、
もう楽しくて楽しくて

まずは結成の経緯を教えてください。

高校1年生の時、僕とドラムの大輝が同じクラスで、ギターのそーやとベースの阿部が同じクラスだったんです。僕はもともと高校でバンドをやるつもりだったから、入学初日に大輝と仲良くなったので“一緒にバンドやろうよ!”って話し掛けたのが最初です! バンドは絶対に男4人でやりたくて、“やってみっか!”の勢いで結成しました。

南無阿部陀仏というインパクト大なバンド名も気になります。

僕が当時『北斗の拳』が大好きで、それに伴って最初は“アタタタホワッター”というバンド名でした。でも、顧問に“さすがにそれはあかんな”って言われたので変えることになって。僕、阿部くんはとてもいい見た目をしてると思っていて、その時に“なんかこいつ、大仏っぽいな”って思って連想したのが“南無阿弥陀仏”でした。で、そこの真ん中を文字って“南無阿部陀仏”。インパクトもあるし、メンバーの意見も一致して決まったんです。

音楽のルーツは?

音楽を好きになったのは映画『サウンド・オブ・ミュージック』からなんです。小学1年生の時に観て感動したのをきっかけに、6年間合唱団に入っていました。あと、中学3年生の時にひとつ上の兄貴がバンドをしていたんですけどそれがすごくカッコ良くて。そこからバンドを聴くようになって、最初はONE OK ROCKにはまり、そこからパンクやポップなども聴くようになりました。

スタジオライヴの映像なども拝見いたしましたが、本当に音楽が好きな4人が集まったバンドなのだろうなと。それぞれが音楽の力を信じて動き出したように思えたのですが、結成時からオリジナル曲をやって積極的に活動していこうというビジョンがあったのでしょうか?

結成当時はいろんな人に知ってもらいたくて、とにかくいっぱいライブをするということしか考えていませんでした。オリジナル曲を作ろうと思ったきっかけは、顧問の先生から言われていたのもそうなのですが、僕らがよく使うリハーサルスタジオにいた店長さんに“そろそろオリジナル曲を作ってみたらどうだ”って言われて。僕たちにとってその人は怖すぎる存在だったので、“はい! 作ります!!”って即答したんです。でも、それからオリジナル曲を作り始めてみたら、もう楽しくて楽しくて。自分たちの音楽を楽しんでくれる人がいるってことが自分たちの一番の喜びになりました。

配信EP『若者よ、耳を貸せ』は南無阿部陀仏にとって1作目となるわけですが、収録される5曲はどのように選んでいったんですか?

僕らの高校で経験したことを1作目に詰め込みたくて、3年間で作ったものの中で大好きな曲を選びました。曲を作る時は、歌詞が思い浮かんだらとりあえずメモをして、それに合う曲調、メロディーを考えてます。自分の中にある想いを歌詞にすることですごく感情移入ができて、歌っていて本当に気持ちが良いんです。あとは、ギターが適当にコードを弾いてくれて、そこに歌詞とメロディー同時に乗せていく作り方もしますね。

表題曲「若者よ、耳を貸せ」はいつ頃にできた楽曲ですか?

高校2年生の夏です! 同じ世代の若者たちはきっと悩んでいる。だからこそ、僕らが音楽で背中を押してあげたい、勇気を与えたいという想いが一番詰まっている曲なので表題曲に選びました。この曲のおかげでたくさんの人に出会えましたし、たくさんの大会に参加できて、僕らも大好きな曲です。

まぎれもない今の自分を歌っていて、何かを突破した時の喜びと不安を感じます。

この曲を作った頃に大事な大会がありまして。それまでに新曲を作ろうと思っていたんですけど、結局前日までできず…その時にそーやが適当に弾いてくれたコードがとても良くて、それに合わせてメロディーと歌詞が速攻で思い浮かんできたんです。“大人になることってなんだろう、何をしたら大人なんだろう”と悩んでた時期でした。“大人になったら何が待っているんだろう”という不安もあって。でも、悩んでいたって分かりっこないし、自分を信じていればきっと楽しいと思えてきて、たぶんこんなふうに悩んでいる人が他にもいるだろうし、僕は音楽をやっているんだから歌を通して勇気を与えたい…という気持ちで完成させました。曲作りの時って“自分たちが伝えたいことをどう表現するか”を一番に考えていて、この曲ではサビに一番伝えたいことがあるので、何回も同じフレーズを繰り返してます。最後のブルースハープはその想いを全部ぶつけるくらいの勢いで吹いてやろうと思って入れました。

“大人”がひとつのキーワードになっている印象もありましたが、20歳を前にして思う“大人”とはどんな存在ですか?

きっと大人と少年の境界線はないんだと思いました。20歳をすぎた人、30歳をすぎた人、40歳をすぎた人だって、少年の心を持ち続けていると思います。どういう人が大人なのかはよく分からないけど、やっぱり人として恥ずかしくない人でありたいとは思います。
L→R まえす(Vo)、阿部(Ba)、そーや(Gu)、アントニー大輝(Dr)
南無阿部陀仏

OKMusic編集部

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