L→R ショウダケイト(Dr)、伊井宏介(Ba&Cho)、河内健悟(Vo&Gu)、仲道 良(Gu&Cho)

L→R ショウダケイト(Dr)、伊井宏介(Ba&Cho)、河内健悟(Vo&Gu)、仲道 良(Gu&Cho)

【ircle インタビュー】
“心よ動け”と俺たちは
言い続けると思う

いろんな目線で心の温度や理想、
現実を表現できた

「B.N.S.」は人間くささと希望が入り混じったエモーショナルなナンバーで、特に最後のサビにメンバーのコーラスが加わるのもアツく、ここの瞬間は“いつか”でも“きっと”でもなく、“必ず”と歌っているように思えます。サウンド面では何か狙いはありますか?

狙いなどは特別あったわけではありませんでした。良が弾いていたリフから、みんなでセッションを始め、コードを伊井ちゃんが作り、リズムをケイトが叩く。大枠を決めて俺が歌詞とメロディーを持って行くと、自然とありのままのircleのど真ん中の曲になりました。今の4人の真っ直ぐな意思が爆発した曲になったかと思います。

そして、畳みかけるように投下される「リンネループサティスファクション」も痛快で、歌詞とメロの語呂の良さが癖になります。一発録りでスピーディーに駆け抜けながら、他の楽曲では露わにしていなかった本音が出ているようない印象です。

現実と地獄を表現してます。無茶苦茶な人生にも、無茶苦茶なサウンドにも、日常のカオスにも、生きている俺たちは愛情を込めて一発で勝負していく。 “無茶苦茶でもこれで”という感じです。

「ルテシーア」はポップなナンバーで、今作で一番遊び心を感じます。《「夜の越え方を教えてね」なんて 思わせてごめんな》というフレーズには、前作『Cosmic City』収録曲「ねえダーリン」を想起しますが、アンサーソングでしょうか?

アンサーソングですね。もともとはそうするつもりはありませんでしたが、その断片は当初からありました。エンジニアの兼重さんが“思いっきりそうするなら面白いね!”という意見をくれて“面白いならそのほうがいいやん”と考え、アンサーソングとして作り直したんです。言葉遊びを織り交ぜた一曲であり、アンサーソングということ以外にも、どんなふうな解釈でとらえてもらえるか楽しみな一曲です。

「2人のビート」は“心に痛みを感じる”ことを痛感したり、“人が死んだら星になる”を信じたくなったり、どんどん心が素直になっている様子がうかがえますし、ちょっとファンタジーでロマンチックな歌詞ですよね。

どうしても人生はロマンチックなので、死に向かう現実やエロティックな表現も、リアルとして聴こえてほしいなと思いました。

「瞬(Album ver.)」は2017年にSIX LOUNGEとのスプリット盤でリリースした楽曲のアルバムバージョンですが、この曲を最後に収録したのにはどんな想いがあったのでしょうか?

この曲が持つパワーは自分たちが思っていたよりも大きく、このアルバムの最後を“To be continued”にしてくれるのは「瞬」という曲なのだろうと感じました。この先も《心よ動け》と、俺たちは言い続けると思います。それがなければ全て止まるのが人だと感じているので。

改めて『こころの℃』はどんな作品になったと思いますか?

いろんな目線から心の温度や、理想や、現実を表現できたと思います。そして、音楽の果てしなさと面白さ、それぞれが感じる温度の違いや意外と違わないこと。まだまだもっといろんな場面や感情を表現して、それでいて楽しんでもらえる作品を作りたいという気持ちも湧いてきました。この気持ちは自分以外の誰かにとっても、生きていくことを噛みしめるきっかけや刺激になって、素晴らしい循環が起こるんじゃないかと信じてます。

バンドとしては、2001年の結成から来年で20周年を迎えますが、どんなお気持ちですか?

お互いの気持ちを大事にしながら、それぞれが良い人生だと言えたら…あと、出会った人の人生が豊かになればと思います。メンバー各々の気持ちがあるとは思いますが、俺はそんなことを大事にしていきたいです。

取材:千々和香苗

アルバム『こころの℃』2020年6月17日発売 MURO_RECORDS
    • MURO-1001
    • ¥2,500(税込)
ircle プロフィール

2001年に大分県別府市の中学校の同級生で結成された4人組ロックバンド。人間味のあふれる熱いライヴでオーディエンスを魅了する。20年6月に新レーベル“MURO_RECORDS”の第一段として約5年振りのフルアルバム『こころの℃』をリリースする。ircle オフィシャルHP

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OKMusic編集部

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