しおんあい

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【しおんあい インタビュー】
リスナーと一緒に
成長していけたらいい

鹿児島出身、現在21歳のしおんあい。ジェンダーを感じさせないソウルフルな歌声とフォークロック調のサウンドに乗るのは、焦りや諦観も含んだ上で、どうしても加速する自分の想いだ。特段、シンガーソングライターを目指していたわけではなく、音楽そのものが好きだった少女が成長し、東京で生きているリアリティー。初登場の今回は彼女のプロフィールからインタビューをスタートしてみた。

凹んでる時に聴きたいと思ってもらえる
アーティストになりたい

小さい頃からピアノをやっていたそうですね。

お母さんが女の子にはピアノを習わせたいというのでやってたんですけど、全然興味がなくて(笑)。でも、『のだめカンタービレ』を小学校中学年の時に観て、“カッコ良い! 女優さんが弾けるんだったら、うちも弾けるんじゃない?”と根拠のない自信が湧いてきて。「トルコ行進曲」を楽譜関係なく感情で弾いてる場面がすごい好きで、“これを弾きたいから頑張る!”みたいな感じで練習は頑張れました。

資料によると→Pia-no-jaC←の曲に感動したとありますが、これは?

それは宝塚歌劇の舞台で使われていて、曲に合わせてダンスもしてたので、目に見えて分かりやすかったからだと思います。そこからジャズやポップスが好きになって。ピアノは譜面は苦手だったんですが、指は動くから“コンクールを受けてみないか?”と言われて出てみたら優秀賞をもらって…でも、金賞ではなく。あと、ちょうどその年に東日本大震災もあって全国大会が開催されなかったことでモチベーションも下がってしまい、そこで挫折しました。

その後、自分のやりたいことは見えてきました?

中学の時は特に何がしたいってわけでもなくて…高校さえも決まってなくて(苦笑)。成績も良いほうじゃなかったので不安だけど、あんまり考えてなく、“まぁ、どうにかなるだろう”って感じでしたね。

中2で歌のオーディションを受けてるんですね。これは?

親の影響ですね。親がカラオケ好きで、お父さんもお母さんも歌がすごくうまかったんですよ。だから、その中で歌うのがすごく嫌で。小さい頃から声が他の女の子と違ってちょっと低くて、ガラガラしてたんで、お母さんからも“面白い声だね”って言われてて(笑)…なのに、いきなりオーディションに出されて、“変な声だし、大丈夫かな?”と思ってたけど予選に受かって、“なんか認められた!?”とちょっと調子に乗って嬉しくなってしまったのを覚えてます(笑)。

これまた資料に出てくるんですけど、スキマスイッチは何が印象的だったんですか?

お父さんがよくスキマスイッチさんの曲をカラオケで歌ってたんです。「奏(かなで)」をよく歌ってました。だから、オーディションの本選の時に何を歌おうかと迷った時、女の人の曲はキーを下げないと歌えなかったんで、男の人の曲のキーを上げて歌ったほうがいいんじゃないかと思い、スキマスイッチさんの曲をYouTubeで探して。で、MVをどんどん観て、いろいろ歌っていくうちに他の曲も知りたくなり、レンタルショップでアルバムを借りて聴き、初めて武道館のライヴも観に行って“すげえ、CDと変わんねえ! ってか、もっとカッコ良い!”ってなって(笑)。

何がそんなにハマったんですかね?

初めてシンガーソングライターというか、歌ってる人を好きになったのが大きいかもしれないです。声の魅力と“またライヴに行きたい!”って初めて思ったのがスキマスイッチさんだったんで。元気がなくなるたびに“あぁ〜、ライヴに行きたいな”と思いますね。

そこから“こういう音楽も好きになったな”というものは?

最近はヒップホップを聴くようになりました。以前は結構毛嫌いしてたんです、クラシックから入ってるのもあって。でも、聴いてみると言葉のダイレクトな伝わり方が違うっていうので、最近は好んで聴いてます。例えば、NakamuraEmiさんは働く女の人の感じ…女の人にしか書けない女の人のためのメッセージソングというか、なんか染みるものがあって好きですね。

なるほど。しおんさんは上京されたのが早いんですね。

早いです。高校からなんで、今、6年目ですね。お母さんと一緒に出てきました。よく“すごい決断だったでしょ?”って言われるんですけど、“東京に行けるんだ! やったー!”ぐらいで、何も考えてなかったです(笑)。

高校にはすぐ馴染めました?

めちゃくちゃ方言を使いました(笑)。入学式から転校生ムードにするみたいな。それで“この子、面白い!”って言われて、ギャルの友達できました(笑)。掴みはOK!って感じで。

(笑)。関東に来てからのライヴハウス体験はどこから?

最初に住んでいたのが川崎で、よく遊びに行ってましたね。自分が出させてもらえるようになったのは下北沢のライヴハウスなんですけど。バンドマンの聖地というか、“あっ、下北沢ってそういう街なんだ!?”ってことを知った感じです。

自分でオリジナルを作って歌いたいという欲求はいつ頃芽生えたんですか?

それもほんとに最近で…東京に出てきてから“ギターで曲作りしていったほうがいいよ”って曲作り用にギターを持たされて。ピアノはやってましたけど、ギターを手にしたのは初めてだったし、“曲作りってどうしたらいいんだ?”っていうぐらい最初は何も分かってなかったですね。でも、曲作りを始めて、ライヴもするようになって、シンガーソングライターや自分で曲を書いてるっていう人に出会って、そこから“こういうライヴをしたい”とか、ちょっと凹んでる時に“この人の曲が聴きたい”と思ってもらえるようなアーティストになりたいって思うようになって、曲の作り方が変わった気がします。
しおんあい
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配信シングル「RISE」

OKMusic編集部

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