怒髪天、恒例自主企画ライブ『響都ノ
宴』をお茶の間へ届けた生配信ライブ

怒髪天 delivery 響都ノ宴”カラダ立ち入り禁止。第一回、タマシイ限定ライブ。カモン!俺達界隈(魂のみ)。” 』2020.07.26(SUN)京都・磔磔
怒髪天が約半年振りとなるライブ『怒髪天 delivery 響都ノ宴 “カラダ立ち入り禁止。第一回、タマシイ限定ライブ。カモン!俺達界隈(魂のみ)。”』を開催した。彼らのホームグランドともいえる京都磔磔で開催される、毎年恒例となっているイベント『響都ノ宴』を無観客生配信するというバンド初の試みだ。
お祭り好きで宴会好きな怒髪天がどんな配信ライブを見せてくれるのかーー。期待が高まるなか、蓋を開けてみれば彼らしくユーモアと熱量に溢れ、とてつもない臨場感に溢れた生配信ライブであった。
お馴染みの出囃子「男祭り」で颯爽と階段から降りてきたメンバーが配置につく。と、そこはなんと、いつもであればオーディエンスが埋め尽くしている客席側のフロアだった。しかも対面式に円陣を組むようなセッティングである。
「ビールの用意はいいかな? ようこそライブハウス“お茶の間”へ!」
増子直純(Vo)がそう口にすると「酒燃料爆進曲」で今宵の宴会はスタート。対面式だからこそ見ている側もリアルに感じ取れる怒髪天のグルーヴ。アイコンタクトをしながらガヤガヤと演奏する彼らの表情を、8台のカメラが巧妙に追っていく。阿吽の呼吸を見せながら「HONKAI」「セイノワ」と、メッセージ性の強いナンバーを立て続けに演奏。初っ端から抜かりなしのライブ展開だ。
「よくきた! シーン……なんつってね」(増子)
無観客だからもちろん歓声はない。いつもとは違う雰囲気のライブ風景とはいえど、いつも通り、いや、違うからこそ、いつも以上のアツさを見せる彼らは、コミカルに進んでいくリズムが印象的なライブ初披露の新曲「ポポポ!」、レゲエ調の「せかいをてきに…」、男気が「NIKYO-BEAT」など、バンドの振り幅をこれでもかというほどに見せていく。
「観てる人たちが笑ってるかどうかわからない」と言いつつ、増子の饒舌なMCも、愛のある坂さん(坂詰克彦/Dr)いじりも、いつもとは違う雰囲気で、まるで楽屋を覗いてるような、メンバーの関係性がうかがえる一幕も多くあった。かと思えば、「シン・ジダイ」「孤独のエール」とこんなご時世だからこそ、心に響く歌をバシっとキメる。こうしたメリハリこそが怒髪天というバンドの大きな魅力なのだ。
怒髪天
終盤は人生背負って大はしゃぎする「オトナノススメ」からの、先が見えない昨今だからこそ、“春を待たない”「雪割り桜」が強く、太く響いて大団円を迎えた。
「今度は生で会えたらいいな、生きてまた会おうぜ!」(増子)
この日、増子が何度も口にしていたように「バンド最高」ということをあますことなく、教えてくれた生配信ライブだった。これぞ、怒髪天というバンドの凄みである。
「徐々にできることからやっていこう」と『怒髪天 必要至急特別公演 キャプテン野音2020 ~1/2の神話(キャパ)~』も発表された。まだまだ規制のある状況下でのライブ開催だが、「過去は変えられないが未来は変えられる 上等だ。俺たちが変えに行ってやろうじゃねーの!」と意気込む怒髪天のことだ、またとんでもないライブになるのだろう。
取材・文=冬将軍 撮影=渡邉一生

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