林青空

林青空

【林青空 インタビュー】
めちゃくちゃ私の歌の魅力を
伝えられる一枚になった

2月にアルバム『出航日和』でメジャーデビューした林青空から、1stシングル「ハイヒールシンデレラ」が届いた。表題曲はテレビドラマ『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』のエンディングテーマで、プロデューサーに亀田誠治を迎えた、自身初のタイアップ楽曲だ。カップリングに処女作「秋風」も収録した本作に対する想いをはじめ、恋愛観などについて話を訊いた。

もっと書き下ろしに
チャレンジしたいと思いました

本作は前作『出航日和』(2020年2月発表のアルバム)の楽曲イメージから大きく変わった3曲が収録されている印象がありました。「ハイヒールシンデレラ」は初のドラマタイアップで書き下ろしということですが、制作に関してオーダーなどもあったのですか?

テーマとしては“林青空のポップで明るい曲”というのはあったから、それをもとに制作しました。書き下ろしが初めてだったし制作の期限も迫っていたので、最初はどんなふうに書いたらいいかすごく悩んだんですけど、今まで通りの曲の書き方にしてみようと最終的に落ち着きました。台本は1話分しかもらってなかったけど、その中で主人公のおしゃ子ちゃんがどういう性格の子なのか、どこが私は好きか、こういうところがいい…という部分を分析しながら書き出していった上で、人物像をひとり決めて曲を書き出しました。

すごくインパクトが強い主人公ですからね(笑)。

私が素敵やなと思ったのは、自分の大事にしたい信念を貫いていて、それでいてそういう自分が好きみたいなところで。そんな女子が輝ける世界観で曲を書きたいと思いましたね。

楽曲が実際にテレビで流れた映像を観てどう思われました?

最初は“どんなふうに流れるんかな?”とか不安でしたし、“どんな人に聴いてもらえるんやろ?”っていうのが想像つかなかったけど、純粋にテンションが上がってしまった(笑)。テレビで私の曲が作品と合わせて流れてるっていうのは、今まで自分が音楽を知るきっかけとかになってたものなので嬉しかったです。

流れた時の“きた!”って感じはすごいですよね。私も観ながら思いましたよ。

そうですよね! 1話目の時は放送が深夜の時間帯やけど、ソワソワして落ち着かなくて…なんか、全然時間経たへんし、始まらへんし(笑)。始まったら始まったで、ドラマの内容も全然入ってこないし(笑)。なので、見逃し配信で後日観るという。1回目を観るまではドキドキしっぱなしでしたね。

デビューの時も喜んでくれていたとのことでしたが、ご両親の反応はありましたか?

実家が関西なので、放送圏内じゃないから見逃し配信を観ての感想がありました。みんなソワソワしてたみたいですよ(笑)。

放送がテレビ東京ですからね。では、制作の話もありましたが、初のタイアップ曲を作ってみて大変だった部分や学べたことはありましたか?

“大変だった”という感じはなくて、“楽しかった”というほうが大きかったですね。曲作りのひとつのやり方が広がった感覚が大きかったから、今までは自分の中でテーマを決めて作ってきたけど、最初のヒントをいただいたことで詞を書く部分でもパズルみたいな感覚があったし、自分の気持ちとおしゃ子ちゃんの気持ち、作品の要素や景色みたいなものを組み合わせていく感じが楽しかったです。だから、もっと書き下ろしにチャレンジしたいと思いました。

プロデューサーとして亀田誠治さんをお迎えしたということですが、亀田さんとはどのように制作を進めていかれましたか?

このご時世なので最初からリモートだったんですよ。 “こんな楽曲ができました”というところからスタートしたんですが、ご挨拶も初めての打ち合わせもZoomで。なので、画面越しでした。お互いの自宅からのやりとりなので結構特殊だったんですけど、「ハイヒールシンデレラ」の1コーラスのデモを聴いていただいた時に“すごくいいのができたね”と言ってもらって、ふたりともテンションが上がってしまい(笑)、そこからずーっとテンションが高いまま楽曲制作が続いていきました。亀田さんから“もっとこうしたほうがいいんじゃない?”とかアドバイスをいただいたり、私も“こういうところが相談したいです” “どうしたらここで言いたいことがもう少し伝わるんでしょうか?”とか言い回しの部分なども相談しながらずーっとリモートでやってましたね。レコーディングの私の歌入れ当日まで実際に会ったことがない状態でした。だから、今風やなって(笑)。

まさに今のやり方ですね(笑)。実際にお会いした時の印象はいかがでしたか?

テレビなどで拝見していたイメージと全然変わらなかったです。本当にずっと笑顔で気さくで、雑談にも付き合ってくれるおしゃべりな方で。私も最初は緊張してたけど、初対面の時から壁がなく話せるように接してくれました。ストレスなく楽曲と向き合えましたね。

プロのミュージシャン同士、制作を進めていく中でいい具合に噛み合っていったと。

そうですね。“こういうところが素敵だね”とか、“ここは青空ちゃんだから書けるところだね”とかいいところを引き出してくれたり、褒めてくれたりしたんで、“もっとこうやっていこう”と思えるようなやり取りをしていただきました。だから、最大限のかたちで楽曲が出来上がったと思います。

亀田さんと制作をして良かったことや学んだことはありましたか?

ゼロの状態で受け入れてくれるっていうのが、私にとっては一番びっくりしたところで、本当に大先輩で経験も豊富な人なのにルールがないんやなって。ルールはもちろんあるんですけど(笑)。私が思っていることを入れて初めてイチにしてくれてるという感覚があったからすごく楽しんで取り組んでくれてるのが分かって、それがすごいと思いました。音楽してる人ってこうなんや!っていう。

歌詞ですが、やはり《ここらで失礼いたします 明日も早いので》のフレーズが耳に残りました。

この曲は書き下ろしの話をいただいてから作り始めたんですけど、一番最初にできたのがそのフレーズなんです。メロディーと歌詞が一緒に出てきて、そこができたからあとはスッと楽しく作っていけたんですよ。フレーズが生まれるまでは“どうしよ…。あと○日しかない”みたいな感じやったんですけど、《ここらで失礼いたします 明日も早いので》を頭に持ってきてサビの最後に入れるのを最初に決めたから、そこから歌詞を書いていく流れになりました。
林青空
シングル「ハイヒールシンデレラ」

OKMusic編集部

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