山下久美子

山下久美子

【山下久美子 インタビュー】
愛にあふれた人たちに対する
感謝の想いを込めている

周りのスタッフに恵まれて、
好きなことをやらせていただけた

それではDISC2の“LoveYou Live☆ "Sweet Rockin' Best of Live 2018"”に話を移します。久美子さんはそれこそデビュー時からずっとライヴ活動をされてきた方でもありますし、ライヴ盤を入れるというところにこだわりが感じられます。

そうかもしれないですね。ベストのCDがあって、ライヴCDがあって、DVDでの映像があって…というのは今までやったことがなかったですしね。

DISC2の個人的な感想としましては“本当にお声がお変わりないなぁ”と思いました。

ありがとうございます(笑)。特別なことはしてないです。ただ、“普段からちゃんと身体を整えておこう”とは思ってます。そこはさすがに20代の頃に比べたら雲泥の差と言いますか、生活自体が変わって、本当に良い子になってますね(笑)。そういう意味では楽なスタンスでいたいと思ってるかな?

20代の頃は、それこそずっとライヴをやられていたわけですけど、あの頃の生活はどうだったんですか?

私、すっごく元気でしたよ。忙しい時に限って、よく遊んでました。忙しければ忙しいほど、遊ぶ…みたいな(笑)。たくさんお酒も飲みました。翌日になって“調子悪~い…”って時もあったけど、“夕方までにはちゃんと元気になろう”みたいなね。あの頃が一番、姉御な時代だったんじゃないかな?(笑) だから、ストレスはあんまり感じなかった。“これじゃあ、旅芸人だよね?”とか言いながらもやってましたね。…まぁ、「赤道小町ドキッ」の頃は、それが100倍くらい忙しくなって。ツアーだけだったら、そのツアーの中で自分のペースが作れるけれど、「赤道小町ドキッ」の頃はそんなことも言ってられないような状態だったので、その時はクッタクタでした。移動するたびに寝てて、起きると“ここはどこ?”という状態で。でも、それを渡辺プロダクションのプロデューサーに言ったら、“あのな、久美子、ピンクレディーはもっとすごかったんだぞ”って言われ(笑)。“私はピンクレディーとは違うし、比べられても困る”とか思いながら(笑)。

久美子さんもコンサート会場から歌番組の中継に出ることがありましたから、今考えても当時の忙しさは察するに余りあります。

超多忙でした。「赤道小町ドキッ」の時は“一夜にしてこんなに人気者になってどうするんだ!?”とか思ったし、“こうなったら引き戻せないな”“やるしかない”という感じでしたけど、若かったので大丈夫でしたよね。あれを経験していて良かったと思います。もう二度とできないだろうから。

そう言わず、もう一度ヒットチャートを駆け上ってみるというのは──。

無理だって(笑)。今だったら、私、きっと文句ばっかり言っちゃうもん。

(笑)。話を戻しますと、デビュー後、「赤道小町ドキッ」のヒットで一気に大波が襲ってきたような状況でありつつも、シンガーに徹したという感じだったんですね。

うん。まぁ、『アニマ・アニムス』(1984年5月発表のアルバム)みたいな賛否両論のアルバムを作ったりもしましたけどね。

でも、作品を作ることで気持ちのバランスを取ったと言いますか。

「赤道小町ドキッ」を超える何かがないとダメだ…みたいな感じがあって。でも、それだと道が見えない感じがしたの。だから、あえてちょっと違うマニアックな方向に行きたいと思ったところがあって。まぁ、あれはあれで大変で、“こんなの売れない!”って言われたし(苦笑)、ツアーも大変だったりもしましたけど、そんなふうに模索しながら手探りでいろんなことを試みたこともありましたね。でも、それをやらせてくれた周りのスタッフのほうがヤンチャだったと思います(笑)。何か面白いことを企んでいたり。そういう人たちに恵まれたので、ずっと好きなことをやらせていただけた感じですね。

今作のタイトルにもつながるんでしょうが、決してひとりではなく、いろんな方と一緒にやってきたからこそ、ここまでシンガーとして活動し続けてこれたということでしょうか?

そうですね。簡単に見捨てたりしない人たちというかね。しばらく会わない時間があっても、また会った時に当時と同じような感覚でいられる…本当にそういう人たちとの出会いがあったというのは、ありがたくて“感謝だなぁ”っていう想いでいっぱいです。まさに“愛に溢れた人たち”に対する感謝の想いをこれに込めているというか。

OKMusic編集部

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