みゆな

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【みゆな インタビュー】
私もあなたもひとりじゃない
このアルバムで
返信(リプライ)を届けたい

音楽的な変化を大胆に刻みながら、人と人とのつながりを強く感じさせる作風に仕上がった3rdミニアルバム『reply』。yonawoの荒谷翔大提供曲、ファンと一緒に作り上げた楽曲、クボタカイとの共作曲など、豊潤な曲調を揃えた作品について語ってもらった。

“みんなひとりじゃないんだよ”と
伝えられたと思う

自粛期間はどんなふうに過ごされてました?

自粛期間中も私は宮崎で楽曲制作をしていました。ワンマンライヴもコロナの影響で延期になり、先も分からない状況の中でも、スタッフさんが動いてくださったので感謝しています。だから、今作はみんなの想いが詰まってますね。“reply”というタイトルは自分だけじゃなく、スタッフを含めてみんなにお返しする気持ちが強いんです。この一年で自分ひとりじゃ何もできないと思ったし、コロナ前はあまり感謝とか考えてなかったけど、周りで支えてくれる人がいることのありがたみを感じました。

地元の宮崎で過ごす中で何か変化はありました?

コロナ前は宮埼にいることのほうが少なかったから気が詰まってしまい、短気になっていたところがあったんですけど、コロナで宮崎にいることが多かったので精神的には安定してました。普通にのんびりと楽曲制作できましたね。今回、久しぶりに東京に来れたので楽しいです。

今作の制作はいつ頃から始まったんですか?

2020年に入ってすぐに「my life」を完成させて、わりとバタバタでした。4月にInstagramで“みゆなの部屋”と題してファンの方からエピソードを募集し始めたぐらいですかね? ファンの方のエピソードをもとに制作させてもらったので、重みも違いました。ファンひとりだけのエピソードを曲にするのは違うから、みんなのメッセージを全部読んで、共通するものを探す作業をしてました。

そもそも“みゆなの部屋”をやろうと思った動機は?

楽しみがなくなっていた時期だったんです。緊急事態宣言が出て、“コロナってなんだ?”って。ファンの方も目には見えない不安があってどこにも行けなかっただろうから一緒に何かを作りたいなと。みんなと配信で話している時に、機会を作って一緒に曲を作ろうってことになり、YouTubeに2パターンのデモ音源を投稿しつつ、遠隔で音楽制作をしました。みんなにエピソードを訊いた時、それが採用されるされないというよりも、そのことを話した時に心が軽くなるじゃないですか。“この人はこういう悩みを抱えているんだ”って、そこで助け合いも生まれるし。あと、“みんなひとりじゃないんだよ”と伝えられたと思います。

SNSを駆使して、みんなの居場所を作れたわけですね。でも、一緒に楽曲まで作るのは大胆なアイディアですよね。

ですよね。でも、こういう機会は大事だと思って。みんな境遇が一緒だったじゃないですか。そういう時にみんなの気持ちをひとつにできて感動しました。

エピソードの中に共通点はありました?

私のファンは何かに不安を抱いていたり、繊細な方が多いと感じていて。「ユラレル」(2019年7月発表のシングル)や「color」(2019年11月発表のシングル)もそうだけど、心の叫びを書いた時に感動してくださった人が多いんですよ。将来のこと、人間関係など、私に助けを求めてくれている人がたくさんいて…でも、ただ背中を押すだけの曲は作りたくないんです。人間の光と闇の部分を常に意識したかったから。そういう意味では、「歌おうよ」と「瞬き」はコロナ禍で感じたことを一番言えたかな? 人の大切さに気づいたり、みんなが思っていることをリアルに書けたと思います。「瞬き」はわざとストレートな表現はせずに、やさしさみたいなもの…例えば、日向ぼっこしたくなる温かさを感じてもらえたら嬉しいですね。

「瞬き」は特にやさしい歌い方で、聴き手に寄り添うアプローチですね。

最近、やさしい曲を作りたいと思うようになったんです。だから、この曲は自分でも胸に響きました。『ユラレル』(2019年9月発表のミニアルバム)を出したあとに声帯を壊しちゃって、思っているキーが出なかったけど、「瞬き」のレコーディングでは高い声がきれいに出たんですよ。だから、とっても気持ちを込めて歌うことができました。歌詞の最後《いつか/幸せと言える/日々たち戻るから/あの場所で/また会おうよ/やっと君の顔が笑った》は一番伝えたい部分ですね。“あの場所”と言えば、ライヴハウスしかないじゃないですか。それを伝えられたことが嬉しくて。

当たり前が当たり前じゃなくなったからこそ、再び会える場所は大事ですからね。作品全体を通しても、前作と比べてまた音楽的に大きな変化を遂げていて。

いろんなテイストの楽曲が揃ったなと。統一できなくて申し訳ないところもあり…「DeadRock」から「あのねこの話 feat. クボタカイ」でいきなり変わるし、特に「瞬き」から「レインレイ」もそうですからね。リスナーをイジメちゃってる感じもあるけど、いろんな曲をやりたいから。今回は楽曲提供、フィーチャリングもあったり、自分以外の人たちに支えられて作れたので、たくさんの刺激を受けてアルバムを完成させられたと思います。
みゆな
ミニアルバム『reply』【CD+DVD】
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OKMusic編集部

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