土地柄を反映した音楽性

上毛かるたに「らいとからっかぜ、ぎりにんじょう」という札があるほど、群馬は雷が多く風も強い。夏場の夕立は日常茶飯事だし、冬になると自転車をこげなくなるほどの強風が吹く。34(三銃士)の音楽を聴いていると、この土地だからこそ生まれたバンドなのではないかと思えてくるのだ。

彼らは、2012年に結成された3ピース。NUMBER GIRLなどの影響を受けた、オルタナティブな音楽を轟かせている。
34の魅力は、鼓膜を突き刺す鋭いサウンドと人情を感じずにはいられない温度のある歌詞だ。雷鳴のごとく歪んだギターは一筋縄にはいかない、複雑な感情を隠すことなく描きだす。それでいながら、言葉のひとつひとつはとても暖かいのだ。選び抜かれたリリックは荒々しくも実直で、冷たいようで温かく、鋭いのに柔らかい。土地柄をそのまま映し出した音楽性が、そのまま彼らの強みになっているともいえよう。

先日配信が開始された『WALLFLOWER』は、彼らにとって4th E.Pとある作品。パンデミック真っ只中である2020年3月にレコーディングされたということで、納得できぬ当たり前に抗う34の熱さが濃縮されている。心へ真っ直ぐに届く、道しるべになりそうな1枚だ。

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